≫松山英樹の最新クラブセッティングを徹底解説!
松山英樹が遂に日本人初のメジャー制覇を成し遂げました。最終戦の様と優勝クラブセッティングについて取り上げます。
目次
松山英樹 マスターズ、メジャー制覇のウィニングパット・各局ニュース速報
▼最終18番でのウィニングパットの瞬間です。
【#TBS 系列生放送中】
⛳️世界最高の夢舞台⛳️#マスターズゴルフ日本人初のマスターズ制覇🏆
優勝 🇯🇵#松山英樹 選手
ウイニングパット🎥です#themasters#日本人初のマスターズ制覇の瞬間を見逃すな pic.twitter.com/UJ0nYtCnNN— TBS ゴルフ【公式】 (@GolfTbs) April 11, 2021
最終18番でのウィニングパットです。ボールの陰から陽が落ちている様子が伝わってきます。
バーディーは逃しますが、返しを軽いタッチで決め、悲願の優勝の瞬間です。
▼時松隆光プロによる祝福コメントと解説です。
時松隆光による早速の祝福コメントです。自身が最終日、3打差をひっくり返された経験など語られていて、改めてゴルフの難しさが伝わってきます。
▼日本テレビの速報ニュースです。
こちらは、日本テレビでの速報ニュースです。
アナウンサーも急遽対応したのか、ジュウアンダーと言っています。間違いではありませんが。
▼TBSの速報ニュースです。
動画に静止画アップですが、これまでの参加戦績など振り返られています。
▼菅総理のコメントです。
内閣支持率が低迷していますので、日本全体で明るいニュースを共有すべく、国民栄誉賞の授与も有り得るのではないでしょうか。
驚異のバーディーラッシュを見せた3日、リードを保って危なげなかった最終日
今回のマスターズでポイントとなったのは、やはり3日目です。首位と3打さの4アンダーでスタートし、前半こそ1バーディー、ノーボギーでまずまずのスタートでしたが、ギアが上がったのは後半です。
11番バーディー、12番バーディー、15番イーグル、16番バーディー、17番バーディーと立て続けにアンダーパーを重ね、この日はノーボギーの7アンダー。
初日、2日目と首位に立っていたジャスティンローズは3日目イーブンパーでまわりスコアを伸ばせず、松山英樹に首位の座を明け渡しました。
そして最終日。
松山英樹はいきなりボギーを叩いてしまいますが、本人からは笑顔がこぼれていました。強がりの笑顔ではなく、リラックスした余裕の笑顔です。
そして、ティーショットを曲げる場面もありましたが、気に当たって戻ってくる運にも助けられ、攻め時は攻め、抑える時はカットフェードで安定度を高め、同組シャウエレとの差を維持。
最後までシャウエレとの一騎打ちが続くと思われましたが、鬼門となったのは16番。松山英樹はボギー、そして、シャウエレはトリプルボギーを叩き優勝戦線から脱落。この時点で、ザラトリスが最後3ホールを1アンダーで締め、2打差の2位につけてホールアウト。
松山英樹の最終18番ホール、2打差を抱えてセーフティーリードかと思われましたが、2打目をバンカーに打ち込んでしまいます。最後に試練を迎えますが、バンカーショットをきれいに寄せ、この時点で優勝はほぼほぼ確定。バーディーパットは入りませんでしたが返しを難なく入れ、見事に優勝を飾りました。
もちろん、日本人初、もっといえばアジア人で初となる悲願のメジャー制覇です。これまでの最高順位は青木功の2位。日本人には遠く高い1段でしたが、ついに登り切り日本人の未踏の最高地点に到達しました。
それでは、松山英樹のマスターズ(オーガスタナショナルGC)での2021年4月のクラブセッティングについて取り上げます。
松山英樹のメジャー優勝ドライバー
スリクソン ZX5ドライバー
ドライバーは、用具契約を結んでいるスリクソンのZX5ドライバーです。長らくテーラーメイドのクラブを使っていて、2020年も最初はSIM MAXドライバーを握っていましたが、久しぶりにスリクソンのドライバーに戻ってきました。
一時、ディープなZX7ドライバーを使っていたこともありましたが、基本的にはZX5ドライバーを使用しています。
松山英樹のメジャー優勝フェアウェイウッド
テーラーメイド SIM2フェアウェイウッド(3番)
フェアウェイウッドは、長らく使用していたテーラーメイドです。最新のアスリート向けモデルのSIM2フェアウェイウッド。
ZATECHチタンによる弾きの良い強弾道が特徴で、ソールウェイトが前作よりも低い位置に搭載され、球が少し上がりやすくなっています。
松山英樹のメジャー優勝ユーティリティ
テーラーメイド SIM UDI(3番)
ユーティリティは、フェアウェイウッドと同じくテーラーメイドのものを使っています。以前は、恐らくテーラーメイドとしては予想外にマキロイらが使い始めたSIM MAXレスキューを松山英樹も使っていました。
その後は、SIM2レスキューを使っているという情報がありましたが、マスターズで採用したのは、SIM UDIです。中空のアイアン型ユーティリティで、番手はロフト角20°の3番です。
松山英樹のメジャー優勝アイアン
スリクソン Zフォージド アイアン(4~P)
アイアンは契約しているダンロップのアスリート向けブランド、スリクソンのZフォージドアイアンです。
スリクソンはドライバーも良いのですが、やはり一番の売りはアイアンです。スリクソンのアイアンを使わなかったら、「SRIXON」と書かれたキャップは被れないでしょう。
以前からマッスルバックを使っていて、2018年にリリースのZ85シリーズでは「9」のモデル、つまりマッスルバックが発売されませんでした。
しかし、翌年にはきれいなマッスルバックのZフォージドアイアンが発売され、松山英樹はZ965から乗り換えています。
今回のスリクソンの新作、ZXシリーズでは、やはり「9」のマッスルバックはリリースされていませんので、恐らく、2021年にZフォージドアイアンの後継モデルがリリースされ、松山英樹も移行するのではないかと思います。
個人的には中空のZX4アイアンもリリースされていますので、次のマッスルバックはZX9アイアンという名称で出して欲しいです。
松山英樹のメジャー優勝ウェッジ
クリーブランド RTX4 フォージド ウェッジ(52、56、60°)
ウェッジは、ダンロップ系のクリーブランドのRTX4フォージドを使っています。このウェッジはフェースがユニークで、逆テーパーブレード設計が採用されています。トップに向かって厚くなっていますので、上下方向の慣性モーメントが高くなっています。
セッティング面では、アイアンでPWを入れていますが、52、56、60°の3本のウェッジを入れているところが、松山英樹プロの特徴的なところです。
松山英樹のメジャー優勝パター
スコッティキャメロン ニューポート2 プロトタイプ
パターはスコッティキャメロンのプロトタイプを使用しています。
モデルは、ニューポート2ですから、フェースが広めで、ストロークを開閉するタイプの方に人気があるパターです。
松山英樹のメジャー優勝ボール
ダンロップ スリクソン Zスター XV 2021
ボールはスリクソンのZスターシリーズを使用しています。
このシリーズのボールにはZスターとZスターXVの2種類あり、松山英樹は飛距離が出るZスターXVを使用しています。
▼スリクソン ZスターXV ボールについては、下記記事で詳しく取り上げていますので、リンクを載せておきます。
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