テーらメイドから2020年に発売のSIM DHYについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
SIM DHYの特徴
※左がSIM UDI、右がSIM DHY
SIMシリーズからは、SIM MAXレスキューというユーティリティが発売されていますが、それとは別に2種類のユーティリティが発売されています。
写真左がSIM UDI、右がSIM DHYで、UDIはUltimate Driving Iron、DHYはDriving Hybridの略です。名前こそSIMではありますが、SIMのウッド、アイアンの特徴は特に有していません。どちらかと言えば、GARPと似ています。
弾道はSIM UDIの方が低く、SIM DHYの方が高くなりますので、低く強い弾道で飛ばしたい方はUDIを、球を上げて運びたい方は、SIM DHYを選択されると良いでしょう。
SIM UDIの方はソールが薄く、よりアイアンライクな形状です。一方、SIM DHYの方がソールが厚くぷっくりしていて、ややウッド系ユーティリティに寄っています。
SIM DHYのスペック
番手 | 3 | 4 | 5 |
ロフト角 | 19° | 22° | 25° |
ライ角 | 60° | 60.5° | 61° |
長さ | 39.75″ | 39.25″ | 38.75″ |
バランス | D2.5 | D2.5 | D2.5 |
クラブ重量 | 約388g | 約392g | 約397g |
番手は3番(19°)、4番(22°)、5番(25°)の3本です。中空構造でソールには貫通型スピードポケットも搭載され、フェースの下目でのヒットにも強さを発揮してくれます。
フェアウェイウッドが苦手な方、ロングアイアンを少し楽に扱いたい方が取り入れると、中距離のレンジが楽になりそうです。
ちなみに、マスターズを制覇した松山英樹は、SIM2フェアウェイウッドの3番(15°)、SIM UDIの3番(20°)という組み合わせを採用しています。
SIM DHYの試打・比較
ヘッドは4番22°、3番20°、シャフトはNSプロ910GH(S)で試打されています。
- アイアン型ユーティリティとしては、打感が良い。P790を打ってるような感じがする。
- スピードフォームが充填されていて、振動を吸収してくれる。
- 球が上って楽。ミドルアイアンの上に入れるクラブ。
- タイトリストのU510が競合になる。U510の方が飛ばしてくれそうだが、SIM DHYの方がアイアンライクでコントロールでき、フェースに乗ってる感じがある。
- Driving Hybridだが、飛ばすクラブではなく、アイアンの様に狙うクラブ。
SIM DHYの評価・口コミ
<Sportsnavi Doの口コミまとめ>
- simmaxレスキューも悪くはないのですが弾道が強すぎてグリーン前に着弾したのに想定以上にランが出ることが多くやや難儀してました。・・・このSIMDHYを試打した際、なんといっても構えやすい。そして打感もよしと購入検討に入りました!
- GAPR MIDから買い替えました。シルバー×ブラックのカッコイイデザイン。見た目,打感ともGAPRより大進化です。
- DHYは高い球が打ちやすく、芯も広く、直進性が高いです。一方、UDIは抑えた中弾道、低弾道の球が打ちやすく、操作性も高いクラブですね。
- 構えた感じ、ヘッド後部の膨らみが若干気になりますが、使っている内に気にならなくなってきました。使用感ですが、アイアンと比べて、すごく球が上がりやすいです。