≫ inpres UD+2 2021ドライバー(3代目)の試打・評価・感想の最新情報まとめ
ヤマハのインプレス US+2ドライバーの2021年モデルと2019年モデル。
重心角が大きく、スライスサーに注目されているドライバーの新・旧モデルの違いについて取り上げます。
インプレス UD+2ドライバー 2021年モデルと2019年モデル
インプレス UD+2シリーズは2016年(2017年モデル)に初代モデルが発売されていまして、2019年モデルは2代目、2021年モデルは3代目となります。
当初はアイアンが超ストロングロフトでヒットしましたが、ドライバーも低重心、深重心、大重心角という分かりやすい設計で、人気モデルとなっています。
基本的な特徴としては、大きな重心角でスライスを抑え、軽量化されたクラブで楽に振れるという少し軽めで、初代からこの方向性は引き継がれています。
重心角は更に大きくなっている
一般的に重心角が30°を超えるドライバーは、極端に大きな重心角となります。
インプレス UD+2ドライバーは、初代モデルからずっと重心角が大きく設定されています。
2019年モデルは33°で、これでもかなり大きい方ですが、2021年モデルではさらに上を行く34.5°となっています。
重心角が大きいと、スイング中にヘッドが閉じる方向に働いてくれます。
軽量化されているが、バランスは2ポイントアップ
モデル | 2021 | 2019 |
---|---|---|
クラブ重量(SR) | 279g | 281g |
バランス | D4 | D2 |
2021年モデルでは、クラブ重量が約2g軽量化されています。
しかし、バランスはD2からD4となっていて、軽量化しているにも関わらず、ヘッドが重く感じられます。
これは、2021年モデルが慣性モーメントを大幅にアップさせていますので、深重心を強調したことで、よりヘッド後方に重量負荷がかかっていると思われます。
その場合、重心角が大きいことによるヘッドが返る効果はあるものの、重量感が増したことで、スイング中にヘッドを大きく開くタイプのゴルファーは、戻すのが大変な可能性があります。
2021年モデルはSPEED BOXが搭載され、ボール初速がアップ
出典:yamaha.com
2021年モデルではボールスピードをアップするための新たなテクノロジーが採用されています。
フェースの直ぐ後ろのクラウン・ソールに凹み構造が施されています。この構造により、フェース周辺の剛性が高まり、ボールインパクトの際のエネルギーが拡散するのが抑えられ、効率的にエネルギーがボールに伝達されます。
価格の違い
発売価格は、2019年モデル・2021年モデル共にが税込みで88,000円です。
定価は同じ金額ですが、2019年モデルの方がマークダウンにより大きく値が下がっています。
本記事執筆時点でamazonの出品価格を調べてみると、2021年モデルが約6万円、2019年モデルが約38,000円となっています。
≫ インプレス UD+2ドライバーのamazonでの発売価格
インプレス UD+2ドライバー 2021年モデルと2019年モデルのスペックの違い
ロフト角のラインナップ、ライ角、フェース角、クラブ長さといった主要項目は、2021年モデルと2019年モデルで同じです。
2021年モデルではクラブ重量が約2g軽量化されていますが、バランスは2ポイント重い方にシフトしています。
慣性モーメントを高めたことでヘッド後方が重くなり、実際の重量にはあらわれない体感的なクラブ重量感が重くなった可能性があります。
2021年モデル
- ロフト角:9.5°、10.5°
- ライ角:61.0°
- フェース角:0°
- ヘッド体積:460cc
- シャフト:Air Speeder for Yamaha M421d
- 長さ:45.75インチ
- バランス:D4
- クラブ重量:279g(SR)
2019年モデル
- ロフト角:9.5°、10.5°
- ライ角:61.0°
- フェース角:0°
- ヘッド体積:460cc
- シャフト:TMX-419D
- 長さ:45.75インチ
- バランス:D2
- クラブ重量:281g(SR)
インプレス UD+2ドライバーの歴代モデルの試打・評価
インプレス UD+2ドライバーの歴外モデルについては、試打・評価を各モデル別に詳しくまとめてありますので、リンクを載せておきます。


