ヤマハから発売のインプレス UD+2 ユーティリティ 2021について、試打や感想を交えながら取り上げます。
目次
インプレス UD+2 ユーティリティ 2021の特徴
インプレス UD+2シリーズは、2016年に初代モデル(2017)が発売されています。
本記事で取り上げている2021年モデルはシリーズ3作目となります。
スピードボックスにより、ボールスピードをアップ
3代目モデルの最大の特徴は、新たに搭載されたスピードボックスです。
ドライバーと同様に、クラウン・ソールのフェースの直ぐ後ろのエリアに、凹状の構造が採用されています。
この形状を採ることで、フェース周辺の剛性が高められ、インパクトエネルギーのロスが極限まで抑えられ、ボールスピードのアップにつながります。
全番手でインナーウェイトを搭載
ユーティリティの全番手で、インナーウェイトが搭載されています。これにより、大きな慣性モーメントと重心角が実現されています。
慣性モーメントが大きくなることで、弾道が曲がりづらくなり、重心角が大きくなることで、ヘッドが返りやすく球のつかまりが良くなります。
オフセットがあり、しっかりとらえられる
フェースのトップラインはシャフトの中心軸に近く、フェース全体が後ろに下がった位置になっています。
オフセットがあり、アイアンで言うグースが効いた状態になることで、ボールをしっかりつかまえやすくなっています。
スライスに悩む方、つかまえて強い弾道で飛ばしたい方に適しています。
インプレス UD+2 ユーティリティ 2021の試打・評価
インプレスUD+2ユーティリティのテクノロジーを詳しく解説
- スピードボックスというテクノロジーが搭載され、無駄な振動が抑えられてボールを飛ばせる。
- 同じシリーズのインプレスUD+2アイアンを使っている方にとっては、ユーティリティは必須。
- UTは5番・6番を使い、アイアンは7番からというセッティングが良い。
- ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティで、統一感があって、シリーズ通して使いやすい。
- 弾道も高く上がって曲がりづらい。
- ヘッドスピードが35~40前後ぐらいの方で、簡単にゴルフをしたい方に適している。
プロがインプレスUD+2 2021の全モデルを試打・評価
- 5番・6番アイアンと5番・6番ユーティリティは、ほぼ距離が同じ。
- アイアンが好きか、ユーティリティが好きかで選ぶと良いが、ユーティリティの方がやさしいのでオススメ。
- 葉が出っ張っているので、アイアンっぽく打てる。
- アイアンよりもつかまる。
インプレス UD+2 ユーティリティ 2021のスペック
クラブスペック
番手 | U4 | U5 | U6 |
---|---|---|---|
ロフト角 | 19 | 21.5 | 24 |
ライ角 | 59.5 | 60 | 60.5 |
フェース角 | 0 | 0 | 0 |
ヘッド体積 | 126 | 126 | 126 |
長さ | 40.5 | 40 | 39.5 |
重さ(SR) | 314 | 318 | 323 |
シャフトスペック
標準シャフトは、Air Speeder for Yamaha M421uで、スペックはS、SR、Rの3種類あります。
2021年モデルからエアスピーダーが採用され、シャフト重量はS、SRで1g、Rで3g軽くなっています。