青木瀬令奈が大王製紙エリエールレディス(2023)で優勝しました。
JLPGAツアー「第42回大王製紙エリエールレディスオープン」で今シーズン2勝目、ツアー通算5勝目を挙げた #青木瀬令奈 プロからコメントが届きました。
青木瀬令奈プロ優勝おめでとうございます🏆✨✨ pic.twitter.com/uPHC5rd694
— XXIO/SRIXON/Cleveland Golf Official (@DUNLOP_JP) November 20, 2023
LPGAで公開されている2022年のドライビング・ディスタンスでは96名中で最下位で、トップと40ヤード近い飛距離の差がありますが、国内ツアー通算5勝を挙げています。
アイアンを極力使わないことでも知られる青木瀬令奈の用具契約と最新クラブセッティングについて取り上げます。
青木瀬令奈の用具契約
我らがグンマー帝国が誇るトッププロ、青木瀬令奈。ドライバー平均飛距離220yですがUTとパットの精度で4日間17アンダーでの優勝!!ゴルフは飛距離じゃないを証明した。 pic.twitter.com/BmOBAaAedV
— まゆP (@mayu_p_golf) June 14, 2021
若手の活躍が目立つ女子プロゴルフ界で、中堅の青木瀬令奈の活躍は3つの点で注目されます。
1つ目はクラブセッティング。30°までウッド系のみで揃え、アイアンは8番と9番のみという極力アイアンを使わないセッティングです。
2つ目は飛ばない女子プロゴルファーであること。ドライバーディスタンスが2022年は最下位の219.78ヤードで、トップと40ヤード近い差があること。
3つ目は中堅選手としての活躍。近年はプロ1年目・2年目で優勝と言うケースが珍しくない中、プロ転向7年目にして初優勝という遅咲きです。その後、11年目で2勝目、12年目で3勝目、そして、13年目の2023年はシーズン途中にして4勝目・5勝目を挙げています。
年々注目度が増す青木瀬令奈。気になる用具契約はダンロップと締結しています。XXIOのロゴのサンバイザーが印象的です。
青木瀬令奈のドライバー
ゼクシオX(エックス)ドライバー 2024(10.5°)
ドライバーは、ゼクシオXシリーズが出て以来、3代続いて使用しています。
3代目となるゼクシオXドライバー 2024は未発売の時点からツアーに投入していて、見事優勝も飾ってしまいました。
ロフト角は初代で8.5°、2代目で9.5°、そして、3代目は10.5°を選択しています。
スペック
- ロフト角:10.5°
- シャフト:VENTUS RED 5
- フレックス:R
- 長さ:45.25インチ
青木瀬令奈のフェアウェイウッド
スリクソン Z F85フェアウェイウッド(3番)
ドライバーはゼクシオですが、フェアウェイウッドの方はダンロップのアスリート向けブランドであるスリクソンを使っています。
Z F85フェアウェイウッドは、スリクソンZシリーズの2018年モデルです。クラウンが二段になったデザインで、投影の大きさを感じさせない工夫がしてあり、中・上級者が構えやすくなっています。
スペック
- 番手:3番(15°)
- シャフト:ATTAS COOL 6
- フレックス:R
ゼクシオ12 フェアウェイウッド(5番、7番、9番)
3番はスリクソンですが、5番以降はゼクシオシリーズを使っています。
昨年までは、ゼクシオ10フェアウェイウッドでしたが、一つ世代を飛び越えて、ゼクシオ12フェアウェイウッドに移行しています。
番手は5、7、9番の3本を使っていますので、スリクソンの3番と合わせると、フェアウェイウッドが4本という珍しいクラブセッティングです。
スペック
- 番手:5番(18°)、7番(20°)、9番(23°)
- シャフト:ATTAS COOL 6
- フレックス:R
青木瀬令奈のユーティリティ
スリクソン Z H65 ハイブリッド(5番、6番)
ハイブリッドは2016年モデルのスリクソンのモデル、Z H65ハイブリッドです。
スリクソンには、Z H65以降、Z H85、ZXがリリースされていますが、移行はしていません。
番手は5番(25°)、6番(28°)を取り入れています。
スペック
- 番手:5番(25°)、6番(28°)
- シャフト:ATTAS MB-HY65
- フレックス:R
スリクソン ZXハイブリッド(6番)
昨年から大きく変わった点の一つが、ZXハイブリッドの6番を加えたことです。
ロフト角は、デフォルトが28°ですが、30°に調整していて、本人は7番と呼んでいるようです。
これでウッド系はドライバー1本、フェアウェイウッド4本、そして、ハイブリッドが3本で、合計8本です。ロフト角で見ると、10.5~30°までカバーしています。
アイアンを極力減らしたセッティングは、特に女子プロの世界では少なからず見受けられますが、青木瀬令奈プロのセッティングはその方向性を徹底しています。
アイアンが苦手という方は、是非、参考にしてもらいたいセッティングです
青木瀬令奈のアイアン
スリクソン ZX5 MKⅡアイアン(8番)
これまでアイアンが7番からだったことが驚きで、青木瀬令奈プロのクラブセッティング注目される一つの要因でした。
しかし、2022年からは更に7番アイアンも抜いて、8番からとなっています。
スペック
- 番手:8番
- シャフト:NSプロ750
- フレックス:R
スリクソン ZX7 MKⅡアイアン(9番、PW)
2021年まではZX7アイアンの9番のみを使っていましたが、2022年からはPWも取り入れています。
そして、2023年はZX7からZX7 MKⅡへと最新モデルに移行しています。
スペック
- 番手:9番、PW
- シャフト:NSプロ750
- フレックス:R
青木瀬令奈のウェッジ
グラインドスタジオ プロトタイプ(50°、58°)
ウェッジはダンロップではなく、グラインドスタジオのプロトタイプを使っています。
スペック
- ロフト角:50°、58°
- シャフト:NSプロ850
- フレックス:R
青木瀬令奈のパター
オデッセイ ホワイト・ホット OG #1WCS
2022年は同じくオデッセイのトリプルトラックを使っていましたが、2021年のホワイトホット OGシリーズのワイドタイプ・センターシャフトを使用しています。
青木瀬令奈の2022年のクラブセッティング
ゼクシオX(エックス)ドライバー 2022(9.5°)
ドライバーは、昨年まで初代ゼクシオX(エックス)ドライバーを使用していましたが、2022年は後継モデルの2代目ゼクシオX(エックス)ドライバーを使用しています。
それ以前は、ゼクシオ9やスリクソンZ785を使っていましたが、ゼクシオX(エックス)は、ゼクシオとスリクソンの間のモデルです。
ロフト角は以前の8.5°から、1°寝かせた9.5°にしています。ドライバーの飛距離は、最も飛ばす女子プロと比べると40ヤード近く差がありますが、それでもロフトを寝かせているのは意外なスペック選択です。
クラブ長さも45.75から45.5インチに短くなっていますので、より確実性を上げているようです。
ちなみに、ゼクシオXドライバー 2022は、女子プロゴルファーの間でとても人気があるモデルです。
スペック
- ロフト角:9.5°
- シャフト:VENTUS RED 5
- フレックス:R
- 長さ:45.5インチ
スリクソン Z F85フェアウェイウッド(3番)
ドライバーはゼクシオですが、フェアウェイウッドの方はダンロップのアスリート向けブランドであるスリクソンを使っています。
Z F85フェアウェイウッドは、スリクソンZシリーズの2018年モデルです。クラウンが二段になったデザインで、投影の大きさを感じさせない工夫がしてあり、中・上級者が構えやすくなっています。
スペック
- 番手:3番(15°)
- シャフト:ATTAS COOL 6
- フレックス:R
ゼクシオ12 フェアウェイウッド(5番、7番、9番)
3番はスリクソンですが、5番以降はゼクシオシリーズを使っています。
昨年までは、ゼクシオ10フェアウェイウッドでしたが、一つ世代を飛び越えて、ゼクシオ12フェアウェイウッドに移行しています。
番手は5、7、9番の3本を使っていますので、スリクソンの3番と合わせると、フェアウェイウッドが4本という珍しいクラブセッティングです。
スペック
- 番手:5番(18°)、7番(20°)、9番(23°)
- シャフト:ATTAS COOL 6
- フレックス:R
スリクソン Z H65 ハイブリッド(5番、6番)
ハイブリッドは2016年モデルのスリクソンのモデル、Z H65ハイブリッドです。
スリクソンには、Z H65以降、Z H85、ZXがリリースされていますが、移行はしていません。
番手は5番(25°)、6番(28°)を取り入れています。
スペック
- 番手:5番(25°)、6番(28°)
- シャフト:ATTAS MB-HY65
- フレックス:R
スリクソン ZXハイブリッド(6番)
昨年から大きく変わった点の一つが、ZXハイブリッドの6番を加えたことです。
ロフト角は、デフォルトが28°ですが、30.5°に調整していて、本人は7番と呼んでいるようです。
これでウッド系はドライバー1本、フェアウェイウッド4本、そして、ハイブリッドが3本で、合計8本です。ロフト角で見ると、9.5~30.5°までカバーしています。
アイアンを極力減らしたセッティングは、特に女子プロの世界では少なからず見受けられますが、青木瀬令奈プロのセッティングはその方向性を徹底しています。
アイアンが苦手という方は、是非、参考にしてもらいたいセッティングです
スリクソン ZX5 アイアン(8番)
フェアウェイウッド、ハイブリッドは1世代、2世代前のモデルを使っていましたが、アイアンは最新のものを使用しています。
これまでアイアンが7番からだったことが驚きで、青木瀬令奈プロのクラブセッティング注目される一つの要因でした。
しかし、2022年は7番ハイブリッドを入れたことから、7番アイアンも抜いて、8番からとなっています。
スペック
- 番手:8番
- シャフト:NSプロ750
- フレックス:R
スリクソン ZX7 アイアン(9番、PW)
昨年まではZX7アイアンの9番のみを使っていましたが、2022年はさらにPWを加えています。
スペック
- 番手:9番、PW
- シャフト:NSプロ750
- フレックス:R
グラインドスタジオ プロトタイプ(52°、58°)
ウェッジはダンロップではなく、グラインドスタジオのプロトタイプを使っています。
スペック
- ロフト角:52°、58°
- シャフト:NSプロ850
- フレックス:R
オデッセイ トリプル・トラック TEN パター
パターはオデッセイのトリプルトラックシリーズのモデル、トリプルトラック TENパターを使用しています。
太いレッドの中心線、細いブルーの補助線2本が特徴的なパターで、アライメントをとても重視する方向けのパターです。
青木瀬令奈の2021年のクラブセッティング
ゼクシオX(エックス)ドライバー(8.5°)
ドライバーは、2020年に発売のゼクシオシリーズのハードなライン、ゼクシオX(エックス)ドライバーです。
ゼクシオ11と同時に発売されたモデルで、Xがローマ数字の10(テン)と重なりますが、青木瀬令奈が使用しているのはX(エックス)の方です。
以前は、ゼクシオ9やスリクソンZ785を使っていましたが、ゼクシオX(エックス)はその中間のモデルです。
ゼクシオX(エックス)はゼクシオレギュラーモデルでは物足りない方向けのモデルで、女子プロゴルファー、アベレージゴルファー~中級者が扱いやすいドライバーです。
スペック
- ロフト角:8.5°
- シャフト:UST マミヤ ATTAS COOL5
- フレックス:R
- 長さ:45.75インチ
スリクソン Z F85フェアウェイウッド(3番)
ドライバーはゼクシオですが、フェアウェイウッドの方はダンロップのアスリート向けブランドであるスリクソンを使っています。
Z F85フェアウェイウッドは、スリクソンZシリーズの2018年モデルです。クラウンが二段になったデザインで、投影の大きさを感じさせない工夫がしてあり、中・上級者が構えやすくなっています。
スペック
- ロフト角:15°(3番)
ゼクシオ テン フェアウェイウッド(5番、7番、9番)
2018年モデルとして発売のゼクシオレギュラーモデルの10代目、ゼクシオ10フェアウェイウッドです。
ゼクシオ11、ゼクシオX(エックス)、スリクソンZX、スリクソンZ F85といった選択肢がある中、1世代古いモデルを使い続けています。
番手も5、7、9番の3本を使っていますので、スリクソンの3番と合わせると、フェアウェイウッドが4本という珍しいクラブセッティングです。
スペック
- 5番(18°)
- 7番(20°)
- 9番(23°)
スリクソン Z H65 ハイブリッド(5番、6番)
ハイブリッドはフェアウェイウッドよりも古い2016年モデルのスリクソンのモデル、Z H65ハイブリッドです。
番手は5番(25°)、6番(28°)を取り入れていまして、フェアウェイウッドと合わせると6本(15~28°)までカバーしています。
アイアンを極力少なくしたセッティングで、プロの世界でも女子プロゴルファーの中で時々見られます。
アイアンが苦手という方は、是非、マネしてもらいたいセッティングです。
スペック
- 5番(25°)
- 6番(28°)
スリクソン ZX5 アイアン(7番、8番)
フェアウェイウッド、ハイブリッドは1世代、2世代前のモデルを使っていましたが、アイアンは最新のものを使用しています。
7番、8番はスリクソンのZX5アイアンです。アイアンが7番からと言う珍しいセッティングですが、ロフト角で見た7番の前のクラブは6番の28°ですから、7番(31°)、8番(35°)は、ロフトピッチでみると全く問題ありません。
それよりも、苦手なクラブを無理に使い続ける方が問題かもしれませんね。
- 番手:7番、8番
- シャフト:NSプロ750
- フレックス:R
スリクソン ZX7 アイアン(9番)
アイアンは9番のみスリクソンのZX7アイアンを使っています。7~9番の狭いレンジでコンボを組んでいて、各ロフトで自分にとっての最適クラブを1本1本選んでいる様子、クラブ選びの拘りが伝わってきます。
- 番手:9番
- シャフト:NSプロ750
- フレックス:R
グラインドスタジオ プロトタイプ(52°、58°)
ウェッジはダンロップではなく、グラインドスタジオのプロトタイプを使っています。
オデッセイ トリプル・トラック TEN パター
パターはオデッセイのトリプルトラックシリーズのモデル、トリプルトラック TENパターを使用しています。
太いレッドの中心線、細いブルーの補助線2本が特徴的なパターで、アライメントをとても重視する方向けのパターです。