ゴルフ用のレーザー距離計でニコンから発売のCOOLSHOT LITE STABILIZEDについて、使い方・特徴・評価を取り上げます。
ニコン COOLSHOT LITE STABILIZEDの特徴
COOLSHOTは、日本の大手老舗カメラメーカーであるニコンのレーザー距離計のシリーズです。レーザー距離計は、海外の無名ブランドの廉価版がある一方で、安心の日本メーカーで有名ブランドを求めるニーズから、ニコンの高品質モデルもとても人気があります。
COOLSHOT LITE STABILIZEDは、「LITE」と名が付くこれまでに無かったモデルで、最上位機種のCOOLSHOT PROⅡ STABILIZEDの機能とサイズを少しだけ削ったモデルとなっています。
削ったと言っても、2番目の上位機種となりますので、高機能モデルと捉えてください。
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それでは、ニコン COOLSHOT LITE STABILIZEDについて、機能面・操作面の特徴を見ていきましょう。
特徴① PROⅡとLITEの違い
COOLSHOTの最上位機種は、COOLSHOT PROⅡ STABILIZEDです。そして、本記事で取り上げているCOOLSHOT LITE STABILIZEDは、機能・価格からみて2番目の上位機種となります。
▼上位機種については、別記事で詳しくまとめてありますので、リンクを載せておきます。
≫ ニコン COOLSHOT PROⅡ STABILIZEDを徹底解説!使い方・特徴・評価まとめ
2番目というとネガティブに聞こえるかもしれませんが、機能・性能面では大きな差はなく、それでいて価格が低いため、LITEは筆者のオススメNO.1のモデルです。
▼PROⅡとLITEの主な性能・機能の違いをPICK UP
モデル | PROⅡ | LITE |
---|---|---|
測定結果の表示 | OLED(赤色・緑色) | LCD(黒色) |
LOCKED ON 通知 | ファインダー内のサイン、電子音 | ファインダー内のサイン |
測定表示モード | 4種類(G、D、A、H) | 4種類(G、D) |
防水性能 | 防水・防曇 | 生活防水 |
重量 | 約180g | 約170g |
サイズ | 100×75×42 | 96×74×41 |
大きな違いとして、PROⅡの方が優れているのは、OLED(赤色)で見やすい点、ピンサーチの際の測定完了が電子音でも通知される点、距離表示が4モード有る点です。
反対にLITEの方が優れている点は、サイズがややコンパクトで、重量が10g軽い点です。文字通りLITEです。
モード | G | D | A | H |
---|---|---|---|---|
直線距離 | 〇 | 〇 | 〇 | |
打つべき目安距離 | 〇 | |||
水平距離 | 〇 | |||
高低差 | 〇 | 〇 |
測定モードについては、PROⅡは4つの全てのモードを使うことができますが、LITEの方は、GとDのみの2つのモードとなります。
一般的なレーザー距離計では、GかDの2種類しか搭載されていないタイプが殆どですので、よほどAかHの表示が必要という特殊なニーズをお持ちの方でなければ、困ることはないかと思います。
特徴② 手ブレ補正機能を搭載
COOLSHOTの最新機種で手ブレ補正機能を搭載しているのは、最上位のPROⅡとこちらのLITEの2機種のみです。
個人的にはNIKONのレーザー距離計を選ぶのであれば、カメラメーカーならではの手ブレ補正機能は、是非、使ってもらいたいので、LITEはとてもオススメです。
そもそも手ブレ補正が付いているレーザー距離計というのが、他メーカーを含めてもとても珍しく、手ブレによる視界のブレを80%も抑えてくれます。
遠くにある細いピンフラッグを狙って測定しますので、この機能があるととても助かります。
特徴③ 測定スピードが速い!0.3秒で計測
レーザー距離計で測定の速さをアピールしている商品は少なく、さらに、測定スピードを数値で公表しているモデルも少ないです。
ニコンのCOOLSHOT LITE STABILIZEDは、測定スピードが0.3秒と公表されていまして、これはPROⅡと同じ速さです。
公表しているメーカーでも0.5秒というものがあり、それでも速さは十分だと思いますので、0.3秒は十分過ぎる速さだと言って良いでしょう。
特徴④ LOCKED ON機能で、ピンを楽に捉えられる
レーザー距離計で測定するものとして思い浮かぶのは、林、池のエッジ、そして、ピンフラッグではないでしょうか?
ピンフラッグは、後ろに林などが背景として重なることがあり、普通に測定すると、手前のピンを捉えるのは難しいです。
COOLSHOT LITE STABILIZEDは、手ブレ補正に加えてLOCK ON機能が搭載されていて、重なりあった目標物を検出した場合、一番近い目標物までの距離を測定してくれます。
そのため、ピンが背景と重なっていても、簡単に手前にあるピンまでの距離を測定することができます。
また、ピンを捉えると、ファインダー内にLOCKED ONサインが点灯して、測定が完了したことを知らせてくれますので、感覚的にも使いやすく設計されています。
特徴⑤ スロープモード(高低差)を搭載し!ON・OFFの切替もできる
PROⅡと同様に、LITEにもスロープ機能と呼ばれる高低差を考慮して計測する機能が搭載されています。
測定結果の表示モードは、高低差を考慮したGモード、高低差を考慮しないDモードの2種類あります。
日本国内のゴルフ場は高低差が大きい丘陵コースが多いため、高低差を加味した打つべき目安距離が分かると、クラブ選びや実際のショットの力感具合などでとても参考になります。
レーザー距離計を国内で使われるのであれば、是非、スロープ機能は活用して頂きたいです。
競技に出場されるゴルファーの場合、スロープモードのOFFを求められることがあると思います。その場合でも、LITEはON・OFFの切替が可能なだけでなく、外観からも高低差機能を使っていないことがわかるようになっています。
特徴⑥ 高機能なのに、とてもコンパクトサイズ
モデル | COOLSHOT PROⅡ STABILIZED |
COOLSHOT LITE STABILIZED |
---|---|---|
大きさ | 100×75×42mm | 96×74×41mm |
重量 | 約180g | 約170g |
PROⅡと比較すると、LITEは軽量なだけでなく、サイズも小さく設計されています。
ニコンのレーザー距離計は、日本ブランドということもあってか、海外メーカーのレーザー距離計と比べてコンパクトに設計されてます。
LITEはさらにコンパクトになっていますので、女性や手の小さい方にとっても扱いやすく、また軽いためラウンド中の持ち運びもしやすいです。
ニコン COOLSHOT LITE STABILIZEDの使用者による感想・評価
- やっぱり手振れ防止、素晴らしい! 手前にあるピンフラッグの柱にも難なく合わせることが出来る! フラッグシップモデルは画面がカラーで見やすいとは思いますが、こちらでもなんの問題も無いです。 さすがニコン、レンズもこの口径の割に明るいし、手振れのストレスから解放されただけでスコアが上がりそうですよ
- お手頃価格の手振れ防止機能付きの距離計です。 サイズ、重さとも良い感じです。
ニコン COOLSHOT LITE STABILIZEDのスペック
計測範囲 | 1,090m(1,200ヤード) |
高低差計測 | 〇 |
手ブレ補正 | 〇 |
大きさ | 96×74×41mm |
重量 | 約170g(電池を除く) |
測定単位 | メートル、ヤード |
測定精度 | ±0.75m(700m未満) |
測定スピード | 0.3秒 |
電源 | 電池式(CR2 リチウム電池×1本) |
防水 | 〇(生活防水) |
ニコン COOLSHOT LITE STABILIZEDは、手ブレ補正機能が搭載されている数少ないレーザー距離計です。ピンの測定を優先してくれるLOCKED ON機能も合わさって、測定がとても容易なのが特徴です。
老舗大手カメラメーカーという安心感に加えて、世界的な国産ブランドという所有する充実感もあります。
性能だけでなく、ブランドや安心感にも拘りたいという方にオススメのレーザー距離計です。
ニコン COOLSHOT LITE STABILIZEDの発売価格
ニコン COOLSHOT LITE STABILIZEDの定価はオープンプライスとなっています。
当記事を執筆した時点での小売価格は、Amazonで35,640円、楽天で36,000円となっていまして、Amazonの方が安く出品されていました。