タイトリストから発売のTS2フェアウェイメタル、TS3フェアウェイメタルについて、最新情報をまとめます。
TSシリーズのフェアウェイウッド
TSシリーズのフェアウェイウッドは2種類
TSシリーズのドライバーは、TS1~4までの4種類発売されています。発売当初はTS2・TS3のみでしたが、その後に軽量なTS1、小ぶりなTS4が追加されました。
フェアウェイウッドの方は、発売当初からのTS2・TS3の2機種のみで、TS1・TS4は追加されていません。
▼モデルの概要と特徴比較
モデル | ウェイト 調整機能 |
ロフト角 調整機能 |
弾道 |
---|---|---|---|
TS2フェアウェイ (写真左) |
× | 〇 | 深重心で許容性・直進性が高い。 ストレート弾道で飛ばせる。 |
TS3フェアウェイ (写真右) |
〇 | 〇 | 弾道調整機能がリッチ。 思い描く弾道にカスタマイズできる。 |
アクティブ リコイル チャンネル3.0を搭載
TS2・TS3フェアウェイメタルには、ともにアクティブ・リコイル・チャンネルと呼ばれるスリット構造が、フェースの直ぐ後ろのソール側に搭載されています。
ボール初速のアップとミスへの許容性を高めてくれる働きがあり、フェアウェイウッド、タイトリストのフェアウェイウッドには搭載され続けています。
フェアウェイウッドにもロフト角・ライ角調整機能を搭載
ネック部分には、ロフト角・ライ角の調整機能が搭載されています。フェアウェイウッド、ユーティリティに至るまで、ウッド系クラブ全般に調整機能を搭載するのは海外メーカー特有で、タイトリスのフェアウェイウッドでは、2011年の910シリーズから搭載されています。
なお、ウェイト調整機能については、どちらのモデルにも搭載されていますが、ドロー・フェードの調整、つまり左右方向のウェイト調整が行えるのはTS3フェアウェイメタルのみです。
TS2・TS3フェアウェイメタルの発売日・発売価格
TS2・TS3フェアウェイメタルの発売日は、2018年9月28日です。
発売価格はシャフトにより異なっていまして、Titleist Speeder 519 EVOLUTION(TS2用)、Titleist Tour AD 60(TS3用)が42,500円+税、Speeder EVOLUTION Ⅴ FW60が46,000円+税となっています。
TS2・TS3フェアウェイメタルの試打・評価
<TS2フェアウェイと917F2を比較試打>
- 917シリーズでは917F2にもウェイト調整機能があったが、TS2には乾電池のようなウェイト調整機能が廃止されている。
- TS2フェアウェイはウェイトが搭載され、やさしくなっている。初速も出る。
- ヘッドの座りは、917F2では開くが、TS2はスクエアになる。
<TS3フェアウェイと917F3を試打比較>
- 917F3と比べると、TS3は飛ぶ。
- TS2と比べると、TS3の方がスピンが少なく、強い球が出る。
- ウェイト調整機能があるため、弾道調整したい人にはTS3がおすすめ。
TS2フェアウェイメタルの特徴
TS2フェアウェイメタルは、TS3フェアウェイメタルと比較すると、ソール後方の最深部がややヒール寄りで、ミスへの許容性、ボールのつかまり性能を持たせています。
CHECK!特徴
- 高く安定した弾道
- まっすぐ伸びていくビッグキャリー
- 優れた飛距離性能と新次元のやさしさ
深重心で球が上りやすく、ミスに強い
ヘッド形状は洋ナシと言うより、逆三角形に近く、重心が深い位置に設定されています。
慣性モーメントを大きくする効果がありますので、打点のブレに強さを発揮してくれます。
TS2はヒール側に体積が有る
左がTS2フェアウェイウッド、右がTS3フェアウェイウッドです。左のTS2の方がヘッド後方の最深部がヒール寄りになっています。
重心がヒール寄りに寄ることで、球のつかまりが良くなりますので、TS2よりもしっかりつかまえて飛ばしやすくなっています。
TS2フェアウェイメタルのスペック
ロフト角 | 13.5 | 15 | 16.5 | 18 | 21 |
ライ角 | 57.0 | 57.0 | 57.5 | 58.0 | 58.5 |
長さ | 43.0 | 43.0 | 42.5 | 42.0 | 41.5 |
シャフト
シャフトは公式サイトで以下の2種類が掲載されています。
- Titleist Speeder 519 EVOLUTION(R/SR/S)
- Speeder EVOLUTION V FW60(S)
TS3フェアウェイメタルの特徴
TS3フェアウェイメタルはソール中央のバー状のウェイト調整機能が搭載されています。シリーズで唯一ドロー・フェードの調整を行うことができますので、ロフト角・ライ角の調整機能と合わせて、弾道のカスタマイズの自由度が高いモデルです。
CHECK!特徴
- ウェイトによる重心調整により、マルチな弾道を実現
- 芯で打ち抜く確かな打感
ウェイト調整機能により、ドロー・フェードバイアスに設定できる
TS3フェアウェイウッドには上記のバー状のウェイトがソール前方に搭載されています。
向きを変える等により、重心位置をドロー・フェードに調整することができますので、ロフト角・ライ角調整機能と合わせて、より自分の求める弾道に近づけることができます。
小ぶりで操作しやすいヘッド
右のTS3シリーズの方は、TS2と比べると小ぶりで、浅重心になっています。
ヘッド特性としては、スピン量・吹け上がりが抑えられ、ボールがつかまり過ぎることがなく、ヘッドスピードの速いゴルファーが思い切って振りにいくことができます。
TS3フェアウェイメタルのスペック
ロフト角 | 15 | 16.5 | 18 |
ライ角 | 57 | 57.5 | 58 |
長さ | 43 | 42.5 | 42 |
シャフト
シャフトは公式サイトで以下の2種類が掲載されています。
- Titleist Tour AD 60(SR/S)
- Speeder EVOLUTION V FW60(S)