飛距離が出るドライバー 調整機能 テーラーメイド

テーラーメイド 300ミニドライバー 2021のロフト角調整機能について

投稿日:2021年7月13日 更新日:

300ミニドライバーに搭載されているロフト角・ライ角・フェース角の調整機能(可変スリーブ)について取り上げます。

ロフト角・ライ角・フェース角の調整機能

300ミニドライバーは、可変スリーブによるロフト角・ライ角・フェース角の調整機能が搭載されています。

ミニドライバーというと機能も絞られているような印象を持ってしまいそうですが、ツイストフェース、貫通型スピードポケットも搭載され、テーラーメイドの持つ最新テクノロジーが詰め込まれています。

調整機能については、前述の3つの角度を切り替えることにより、打ち出しの高さ、ボールのつかまりなどを変えることができます。

可変スリーブにより12通りの調整が可能!

上記の画像はSIMシリーズのものですが、300ミニドライバーには同じ調整機能が搭載されていますので、セッティングの種類、調整値も変更が有りません。

調整幅としては、ロフト角が±2°、ライ角が+4°、フェース角が±4°となっています。

留意点が2つありまして、まず1つ目は調整内容です。ロフト角・ライ角・フェース角は連動するタイプのため、3つそれぞれの角度を自由に切り替えられるわけではありません。予め12通りの組み合わせが決まっていますので、その中から選択する形となります。

2つめは調整ピッチです。調整は12段階であり、さらに調整ピッチ(角度の増減幅)は等間隔ではありません。そのため、+0.3°、-0.7°といった値の指定はできません。

12ポジションのロフト角・ライ角・フェース角の設定値

スリーブ
表記
ロフト角 ライ角 フェース角 スピン量
UPRT ±0 60 スクエア ±0
-0.75 59.5 1.5°OPEN -150
-1.5 58.75 3°OPEN -300
LOWER -2 58 4°OPEN -400
-1.5 57.25 3°OPEN -300
-0.75 56.5 1.5°OPEN -150
STD ±0 56 スクエア ±0
0.75 56.5 1.5°CLOSE 150
1.5 57.25 3°CLOSE 300
HIGHER 2 58 4°CLOSE 400
1.5 58.75 3°CLOSE 300
0.75 59.5 1.5°CLOSE 150

ロフト角・ライ角・フェース角の調整方法

実際の調整方法は、まず専用レンチをソール側から挿し込み、固定されているヘッドとスリーブ付きシャフトを緩めます。

次に、調整したいセッティングの向きにスリーブを回転させます。

最後に専用レンチで締め付けて固定します。

なお、300ミニドライバーには専用レンチは付属していません。SIMシリーズやMシリーズのドライバーを既にお持ちで専用レンチを持っている方は問題ありませんが、専用レンチを持っていない方は、調整機能を使う場合、別途、入手する必要があります。

公式サイトでも購入できますが、アマゾンで安く出品されています。

≫ Amazonで「テーラーメイド レンチ」で検索

調整の様子は次の章で動画を掲載していますので、参考にしてみてください。

テーラーメイドのロフト角の調整方法を詳しく解説した動画

テーラーメイドの可変スリーブの調整方法と設定の注意点について、上記の動画にて丁寧に解説されています。登場するクラブはM4ドライバーですが、同じメーカーの12ポジションのスリーブです。

ローやアップライトに変更して、弾道がどう変わるかも測定結果の数値で解説されています。

可変スリーブはロフト角を購入後に変えられることから、メリットしかないように思われる方もいます。が、実は、いくつかのデメリットと注意点があります。

例えば、ロフト角はデフォルトで9°と10.5°がありますが、どちらも9.75°に設定した場合、フェース角が変わってきます。9°の方は1.5°クローズになり、10.5°の方は1.5°オープンになりますので、弾道が同じにはなりません。

ロフト角の変更に合わせてライ角も変わりますので、調整機能付きモデルを初めて購入される方は、12種の調整内容を予め確認しておくと良いでしょう。

300ミニドライバーの可変スリーブの互換性について

テーラーメイドのスリーブの互換性については、一般的にはSIMシリーズ、Mシリーズ間で実際に試されている方がいると思いますが、メーカーとしては互換利用を認めていません。

とは言え、ゴルフショップでは互換可能との説明が普通にされていますし、ゴルフ系ユーチューバーの方による商品紹介動画でも互換可能と説明されているものをチラホラ見かけます。逆に言えば、互換できないという情報を探す方が大変かもしれません。

実態としては、メーカーは推奨も保証もしないものの、実際は互換できてしまうという状況のようです。

本記事で取り上げている300ミニドライバーについても、MシリーズやSIMシリーズと同じチップ径が0.335で同じため、互換は自己責任でということになると思います。

▼互換に関する詳しい情報は、以下の記事にまとめてありますので、リンクを載せておきます。

【テーラーメイド】可変スリーブの互換性を徹底解説!SIM2・SIM・M・RBZなど

「300ミニドライバー」関連のおすすめ記事

テーラーメイド 300ミニドライバー 2021の最新情報まとめ!試打・評価・スペック

テーラーメイド 300ミニドライバー 2021のUSモデルと日本モデルの違い!

300ミニドライバーとOriginal Oneミニドライバーの違い!対象ゴルファーが異なる!

 

あわせて読みたい

当サイトの人気記事







-飛距離が出るドライバー, 調整機能, テーラーメイド
-, , ,

関連記事

48インチから46インチに変更!ゴルフクラブの長さ上限規程【R&A・USGAのルール変更案】60°法も詳しく解説!

ゴルフクラブの長さに関する上限規程について、変更案がR&A、USGAから発表されました。 最近では、長尺に注目が集まってきていましたので、ルールにより歯止めを掛ける動いとなっています。 目次1 ゴルフ …

ONOFF RD-330Sドライバーの試打・評価・感想

ONOFFのラボスペックから発売されているRD-330Sドライバーについて、試打・評価・製品の特徴について取り上げます。 ONOFF RD-330Sドライバー Amazon 楽天市場 ゴルフダイジェス …

スリクソン Z585ドライバーの試打・評価・感想

アスリートゴルファー向けのブランド、スリクソンのZシリーズから発売されているドライバー、Z585ドライバーについて取り上げます。 Z585ドライバー/スリクソン GDOで探す 楽天市場で探す Amaz …

石川遼はEPIC MAX LSドライバーをウェイト外し+鉛テープで使用

キャロウェイの2021年モデルと思われる「EPIC MAX LSドライバー」を、石川遼がソニーオープン・イン・ハワイで手にするというニュースが出てきました。 EPIC MAX LSドライバーを実際に手 …

【8,000円以下の名器ドライバー8本】最も飛距離が出たのは?【横田真一が検証】

横田真一プロのyoutubeチャンネルにて、以前、3万円以下のドライバー10本を試打して、どれが一番飛距離が出るかを検証されていました。 ≫ 【3万円以下の名器ドライバー10本】最も飛距離が出たのは? …