ミズノから発売のミズノプロ 221・223・225アイアンについて、最新情報を取り上げます。
ミズノプロ 221・223・225アイアンの概要
左から、ミズノプロ 221アイアン、223アイアン、225アイアンです。ミズノプロのシリーズとしては、2019年後半に発売された120、520、920の3機種以来となります。
ネーミング
ミズノプロシリーズのアイアンのネーミング体系は、これまで数字の2文字目・3文字目が年数を表していました。120であれば20=2020年モデル、719であれば19=2019年モデルといった具合です。
しかし、今回のモデルでは、1文字目・2文字目が22で統一されていますので、これが22=2022年モデルと年数を意味しているようです。
概要
<ミズノプロ221アイアン>
シリーズ最高の打感を追求。軟鉄鍛造のマッスルバックのアイアンです。ブレードは逆テーパーで、ソリッドな打感が備わっています。
<ミズノプロ 223アイアン>
打感と飛距離を両立したアイアン。4~7番まではクロムモリブデン鋼を用いた鍛造製法で、キャビティバック形状が採用されています。ポケットぶにはEF・TPU複合バッジが搭載されていて、打感・打音がチューニングされています。
<ミズノプロ 225アイアン>
ミズノ鍛造アイアン史上最高反発。4~8番まではクロムモリブデン鋼を用いたフェース、タングステンのインナーウェイト、ステンレスのボディで、複合構造で中空構造となっています。
ミズノプロ 221・223・225アイアンの形状比較
バックフェース
221アイアンはキレイなマッスルバックで、シャープな仕上がりとなっています。
223はクロモリ鋼の鍛造ながらキャビティバック形状が採用されています。フェース外周部が肉厚、フェースが薄肉に仕上がっていますので、飛距離性能と寛容性を高めた仕様となっています。
225アイアンは、ぱっと見はマッスルバックのようにも見えそうなぐらいクリーンなルックスですが、フェースとボディには異素材が用いられ、内部には最近の中空アイアンらしく高比重金属が用いられています。飛距離性能を高めたアイアンです。
ネック形状
FPは7番アイアンで比較すると、221が4.4mm、223が3.5mm、225も3.5mmとなっています。
マッスルバックの221アイアンが最もFPが大きく、よりストレートなネックとなっています。アドレスした時にトップラインも薄く見え、意図した通りに弾道を操りたい方に適しています。
223と225アイアンは同じFPで、少しだけフェースが奥まった配置となっていますが。とは言えFPは3mm以上ありますので、アベレージゴルファー向けアイアンのようなつかまりを重視した設計とは異なっています。
フェース形状
マッスルバックの221アイアンはコンパクトなヘッドが特徴的です。
いずれのアイアンもニッケルクロム銅下メッキで、サテン仕上げとなっていて、反射の無い艶消しで、落ち着いた印象を与えてくれます。
ミズノプロ 221・223・225アイアンのロフト角を比較
▼ロフト角の比較表
番手 | 221 | 223 | 225 |
---|---|---|---|
5 | 27° | 25° | 24° |
6 | 30° | 28° | 27° |
7 | 34° | 32° | 30° |
8 | 38° | 36° | 34° |
9 | 42° | 41° | 39° |
PW | 46° | 46° | 44° |
何れのアイアンも番手は5~9番+PWです。
7番アイアンでロフト角を比較すると、ミズノプロ221アイアンは34°ありますので、ツアープロ・アスリートが好む球がしっかり上がる仕様です。
ミズノプロ223アイアンは32°となっていますので、少し飛距離性能を持たせたい方向けのアスリートアイアンです。
ミズノプロ225アイアンは30°となっていて、3機種の中では最もフェースが立っています。上級者がグリーンやピンをデッドに狙いに行くには止めにくさがあり、飛距離性能を重視した中級者向けの仕様です。
ミズノプロ 221・223・225アイアンの試打・評価
ゴルフライターが詳しく解説
試打ラボしだるTVでお馴染みのゴルフライターのコヤマカズヒロ氏にて、ミズノプロ221・223・225アイアンについて、詳しく解説されています。
2018年モデル、2020年モデルとの継承関係などについても解説されていて、ミズノアイアンを使い続けている方にとっても参考になる内容です。
ミズノプロ 221アイアン
特徴
ミズノプロ221アイアンは、3機種の中で唯一軟鉄鍛造の混じりっ気のないアイアンです。
フェースからネックに至るまで一体成型となっていますので、打感・打音の良さもミズノのアイアンが好まれる理由の一つとなっています。
逆テーパー(先細りの逆)仕上げで、上部に行くほどフェースは厚い仕上がりになっていて、ソリッドな打感が生み出されています。
また、拡大図を見ると分かる通り、トップラインの後方の角が落とされていて、アドレスした時によりシャープに見える工夫が凝らされています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バンス角 | FP | 長さ | バランス |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 27 | 60.5 | 2 | 4.2 | 37.75 | D2 |
6 | 30 | 61 | 3 | 4.3 | 37.25 | D2 |
7 | 34 | 61.5 | 3 | 4.4 | 36.75 | D2 |
8 | 38 | 62 | 4 | 4.5 | 36.25 | D2 |
9 | 42 | 62.5 | 5 | 4.6 | 35.75 | D2 |
PW | 46 | 63 | 6 | 4.7 | 35.25 | D3 |
ミズノプロ 223アイアン
特徴
ミズノプロ223アイアンは、打感と飛距離を両立したアイアンで、ミズノ独特の表現で「エリート プレーヤーズ キャビティ」と銘打たれています。
寛容性があるキャビティバック形状が採用されていながらも、クロムモリブデン鋼を用いた鍛造で製造されています。そして、バックフェースにはバッジが装着されていて、アスリートゴルファーのニーズに応えた打感・打音が備わっています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バンス角 | FP | 長さ | バランス |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 25 | 60.5 | 1 | 3.2 | 37.75 | D2 |
6 | 28 | 61 | 2 | 3.3 | 37.25 | D2 |
7 | 32 | 61.5 | 3 | 3.5 | 36.75 | D2 |
8 | 36 | 62 | 4 | 3.7 | 36.25 | D2 |
9 | 41 | 62.5 | 5 | 3.9 | 35.75 | D2 |
PW | 46 | 63 | 6 | 4.1 | 35.25 | D3 |
ミズノプロ 225アイアン
特徴
ミズノプロ225アイアンは、ミズノの鍛造アイアン史上で最高反発が実現されているアイアンです。
ロング・ミドルアイアン(4~8番)では、クロムモリブデン鋼を用いたネック一体型のフェース、ステンレスによるボディ、タングステンによるインナーウェイトによる複合構造となっています。
最近ではアスリート向けモデルのアイアンにも中空構造+タングステンインナーウェイトの組み合わせは採用が進んでいて、飛距離性能と寛容性を高めたモデルが増えています。
低重心設計と中空による高初速で、ロフト角以上の球の上がりやすさと飛距離性能が備わっています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バンス角 | FP | 長さ | バランス |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 24 | 60.5 | 1 | 3.2 | 37.75 | D1 |
6 | 27 | 61 | 2 | 3.3 | 37.25 | D1 |
7 | 30 | 61.5 | 3 | 3.5 | 36.75 | D1 |
8 | 34 | 62 | 4 | 3.7 | 36.25 | D1 |
9 | 39 | 62.5 | 5 | 3.9 | 35.75 | D1 |
PW | 44 | 63 | 6 | 4.1 | 35.25 | D2 |
ミズノプロ 221・223・225アイアンの発売日・発売価格
ミズノプロ 221・223・225アイアンの発売日は、2021年10月15日です。
発売価格は、モデルにより以下となっています。
- ミズノプロ 221アイアン・Dynamic Gold HT
6本組(5〜PW):132,000円 - ミズノプロ 223アイアン・NSプロ MODUS3 TOUR115
6本組(5〜PW):138,600円 - ミズノプロ 225アイアン・Dynamic Gold 95
6本組(5〜PW):138,600円