タイトリストのTSシリーズのドライバー3本について、比較して違いを取り上げます。
※追記2019/06/07同時発売のTS1ドライバーについては「TS1ドライバーの試打・評価・感想」をご覧下さい。
TSシリーズは「スピード」にフォーカスしたモデル!
出典:https://www.titleist.com/
タイトリストのTSシリーズは、2018年に新たに発売されたモデルです。これまでのツアープロ向けと言われていたクラブとは異なり、ゼロベースで「スピード」をテーマに開発されています。
TSモデルはやさしくなったと言われている
タイトリストのクラブというと、ツアープロが使うモデルとして、憧れを抱く人もいれば、敬遠する人もいたのが正直なところではないでしょうか?
しかし、今回のTSドライバーについては、ゴルフ関係者のコメントを見回すと、総じて優しくなったという驚きの声が聞こえてきます。これはTSモデルが「ツアープロのため」でなく、「スピードのため」に開発されていて、想定する利用者が予めツアープロに定まっていないことが大きいと思われます。
TS4ドライバーの登場でTSドライバーは3種類に!
TSドライバーは、2018年後期にTS2ドライバー、TS3ドライバーが発売されました。そして、今回、タイトリストの公式サイトに掲載されているTS4ドライバーを加えると、全部で3種類ということになります。
TS2ドライバー、TS3ドライバー、TS4ドライバーの比較
モデル | TS2 | TS3 | TS4 |
---|---|---|---|
特徴 | 直進性、スピード | スピード | 低スピン、スピード |
ロフト角 | 8.5、9.5、10.5、11.5° | 8.5、9.5、10.5° | 8.5、9.5、10.5° |
ライ角 | 58.5° | 58.5° | 58.5° |
長さ | 45.5in | 45.5in | 45.5in |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc | 430cc |
ヘッド形状 | シャローバック | 洋ナシ | 洋ナシ |
スペック面の特徴としては、TS4ドライバーだけ430ccとかなり小ぶりなヘッドであるところです。反応性の高さを求めるツアープロ仕様であると考えられますので、オートマッチクでやさしいクラブを求める方はTS2ドライバーの方が適しています。
TS1ドライバーは発売されるか?
タイトリストのモデル名の最後の数字、1、2、3、4というのはヘッドタイプを表しています。従来品では2、3が基本で、ツアープロ向けの4は、915D4ドライバーなどUSモデルで販売されていることもありました。
1は馴染みのない方が多いかもしれませんが、過去に発売されていたこともあります。907D1ドライバーという三角型の独特なヘッド形状のモデルです。
1が発売されていたこともありますので、TS1ドライバーについても開発される可能性はゼロではないと思いますが、これまでの913、915、917あたりを見ると、極めて低いように思います。
※追記(2019/06/06)
上記のように書いていましたが、実際は、TS1ドライバーが発売となりました。TS1ドライバーについては、下記記事で取り上げています。
