重心設計」カテゴリーアーカイブ

ギア効果とは?ドライバーの弾道への影響を理解!

ゴルフの弾道について書かれた記事の中で、ギア効果という言葉が出てくることがあります。なかなか日常の生活の中で馴染みの薄いギア効果について、ゴルフのショットにどうかかわっているの解説します。

ドライバーのフェースは何故、曲がっているか?

出典:https://www.golftec.com/blog/2018/05/bulge-and-roll-and-gear-effect/

ギア効果の前に、ゴルフクラブのフェース面についてお話します。ウッドのフェース面は中心が一番盛り上がっていて湾曲しています。これはバルジとロールと呼ばれています。

このフェース面上の湾曲は、ギア効果の影響力を適度にしてくれるようドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティに施されています。

ギア効果とは?

出典:http://3jack.blogspot.com/2014/04/rate-of-closure-and-spin-axis.html

まずギアは英語でgearと書き、歯車を表します。フェースとボールの双方を歯車と考えた場合、ボールがフェースセンターを外してインパクトすると、ヘッドが衝撃で重心を軸として回転します。この時、フェースとボールが歯車で噛み合った状態をイメージすると、ボールはフェースと反対の方向に回転することが分かります。これがギア効果です。

ギア効果を再現した実験が分かりやすい

ギア効果について静止画と文章で説明しましたが、実際の効果を目にした方が納得感が高まります。ギア効果について実験した動画がありますので、こちらをご覧頂くと、ボールがセンターに戻る様子を確認することができます。

左右のギア効果は弾道を補正してくれる!

出典:https://golf-info-guide.com/golf-tips/equipment-choices/bulge-face-the-gear-effect-how-it-helps-your-game/

打点が左右にばらついた際、重心を回転軸として、フェースは押し込まれる方向に回転します。トゥ側に当たれば、ヘッドは上図で時計回り、ヒール側に当たればヘッドは半時計回りに回転します。

ギア効果によりボールには反対の回転が与えられますので、トゥ側に当たった球は、上図で半時計回り、つまりフックの回転が掛かります。打ち出しは右に出ますので、弾道はセンターに戻る方向にサイドスピンが掛かります。

これと同様の原理で、ヒール側に当たった球は、上図で時計回り、つまりスライスの回転が掛かります。打ち出しは左に出ますので、弾道はセンターに戻る方向にサイドスピンが掛かります。

このように、ギア効果は打点の左右のブレに対して、弾道をセンターに戻してくれる働きをしてくれます。

上下方向のギア効果は飛距離アップに密接に関係している!

左右方法のギア効果について説明しましたが、上下方向についてもギア効果は発生します。重心の位置より高いところでインパクトした場合と、低いところでインパクトした場合で、発生するギア効果が反対向きになります。

重心を軸に回転しますので、重心より上で打った場合は、ヘッドは上を向く方向に押し込まれます。ボールに与える回転は逆向きになるので、バックスピンを相殺する方向に働きます。結果的にバックスピン量が抑えられることとなり、吹き上がらず、飛距離が伸びます。

反対に、重心より下で打った場合は、バックスピンを助長する方向にギア効果が働きますので、ボールは吹き上がり、飛距離ロスを招きます。

弾道は、低スピン、中・高弾道が理想!?

飛距離を伸ばす上で、低スピンは欠かせない要素となります。そして、ドライバーショットの飛距離は打ち出し角も大きく関係してきます。低すぎても高すぎても飛距離ロスを招きます。それでも低スピン、中・高弾道が良いとされています。

そのため、最近のドライバーは、重心が深く・低く設定されているモデルが増えています。重心を深く・低くするためには、ヘッド形状はシャローとなります。

シャローヘッドで低スピンの代表的なモデルを上げると、キャロウェイのROGUEドライバー サブゼロです。

ROGUE SUB ZERO ドライバーの試打、感想

 

M5ドライバーのウェイト調整機能、リバースTトラックについて徹底解説!

M5ドライバーのウェイト調整機能について取り上げます。

M5に搭載されているウェイト調整機能

2019年のテーラーメイドのMシリーズドライバーは、M5とM6がリリースされています。そしてリバースTと呼ばれるウェイト調整機能は、M6にはなくM5だけの機能となっています。

M3とM5のウェイト調整機能の比較

前作でもウェイト調整機能は上級者向けとされているM3に搭載されています。両者を比較してみると、レールに進化が見られることがわかります。

まず、M5の方はヘッド後方のウェイト稼働領域が、キャロウェイのエピックフラッシュのようになっています。ヘッドシェイプに沿った形状になったことで、M5の方が左右へのウェイト調整領域が広がり、設定の自由度が増しています。

なお、ウェイトの個数は同じですが、M3では1個11gなのに対して、M5では1個10gとなっています。

M5ドライバーの360度ビューで、稼働ウェイトを動画で紹介!

こちらの360度ビュー動画の中で、ウェイトがスライドする様子が紹介されています。ヘッドの内部構造、そして、最後にスリーブのロフト調整機能も紹介されていますので、参考になります。

M5ドライバーのウェイト調整例、基本5パターン!

M5ドライバーのウェイトをネジで緩めレール上をスライドすることで、前後・左右に重心変更することができます。

出典:http://tmag8624.jp/tm_japan/doc/190111_M5M6.pdf

基本的な重心調整は、上図の真ん中の例がウェイトを前後に配置したスタンダードです。上図の左上から時計回りに、フェード、ドロー、深重心、浅重心となっています。

なお、重心の深さ、高さによるドライバーショットへの影響については、下記の特集記事をご覧ください。

浅重心・深重心とドライバーの飛距離との関係

低重心・高重心とドライバーの飛距離との関係

あなたにオススメの「ウェイト調整」に関連する記事

M3ドライバーのYトラックは発明的かもしれない件

M5ドライバーの試打・評価・感想

M6ドライバーとM5ドライバーの違い

ギア効果とスピン量の関係を理解して、スライスや吹き上がりを改善

このサイトでは飛距離が出るドライバーをテーマにして、おすすめ・注目のモデルを取り上げています。クラブ解説の中で、重心位置・スピン量・ギア効果といったキーワードがが度々登場します。
そこで、本記事ではギア効果とスピン量の関係について取り上げて、ドライバーショットへの影響について理解を深めてみたいと思います。

インパクトの際、フェースが傾く!

ドライバーでもアイアンでも、インパクトでフェース面上の重心点にボールを垂直に当てることができれば、素直な球が飛んで行きます。しかし、現実はそう上手くは行きません。人間がスイングする以上、必ずブレが生じます。

この打点のブレの具合が弾道に大きな影響を与えます。1つは打ち出し角、もう1つはスピン量です。

フェースにボールが当たると、フェースが傾きます。例えばフェースの上側に当たればフェースが上を向き、フェースの下側に当たればフェースは下を向きます。これは左右方向でも同じ現象が生じます。

そして生まれるギア効果!

ギアとは自転車や車などの話で聞いたことがあると思います。歯車により伝達装置のことを言います。ギア効果とは、まさに歯車と同じ動きのことを表しています。

ちょっとマニアックな感じの動画で、実験なので地味なところがありましたが個人的には好きです。ゴルフ目線では下記の動画の方が分かりやすいです。

フェースにボールが当たった時の動きについて、フェースもボールも歯車で噛み合っていると考えてみてください。例えば、ボールがフェースの上側に当たった場合、ヘッド上側が押し込まれ、フェースが寝る方向に傾きます。一方、ボールの方は、歯車が噛み合ってますので、フェースとは逆の向きに回転することになります。これがギア効果です。

上述の例では、フェースが寝るのと反対向きに回転しますので、バックスピンとは逆方向に回転する力が生じます。

反対に、ボールをフェースの下側で打つと、フェースが下を向く方向に押し込まれますので、フェース面上で噛み合っているもう一方の歯車、つまりボールは、バックスピン方向に回転する力が加わります。そのため、ボールは吹け上がることとなります。

スライスの原因はフェースの向きだけではない!

このギア効果によるスピンする力は、上下方向だけではありません。左右に対しても同じメカニズムでギア効果が生じます。

スライスで悩んでいる人は、フェースがインパクトの際に開いていることだけでなく、トゥ側で打ってしまっていることでスライス回転のギア効果が生じていることが原因として考えられます。

スライス関連のおすすめ投稿

M6 D-TYPE ドライバーを徹底解剖!スライサー必見

M6 D-TYPEドライバーを詳細解説・ヘッド内部動画あり!

 

重心設計とドライバーの飛距離の関係

ドライバーの飛距離を左右する要素の一つに、ゴルフクラブの重心設計があります。

重心設計と一口に言っても、様々な重心設計項目があります。例えば、重心高、重心深度などです。

当サイトでは重心設計とドライバーの飛距離との関係について、様々な重心項目について解説しています。下記メニューから順番に読み進むと、網羅的に理解できるようになっています。

ヘッドの重心距離とドライバーの飛距離との関係

低重心・高重心とドライバーの飛距離との関係

浅重心・深重心とドライバーの飛距離との関係

ヘッドの重心角とドライバーショットとの関係

ドライバーの飛距離アップのコツ、飛距離を決める3つの要素とは!?

最適なスピン量は?ドライバーの飛距離との関係を把握しよう