テーラーメイドの2023年モデル、ステルス2 PLUSドライバーについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
ステルス2 PLUSドライバー
ステルス2シリーズのドライバーは、前作の初代ステルスと同様に3タイプに分かれています。
低スピンタイプでアスリート向けのPLUS、寛容性を持たせたスタンダード、ハイドロー仕様のHDです。
本記事で取り上げているのは最もハードなステルス2 PLUSドライバーです。
前作では、一発の飛びは凄いものの、操作性が高い反面、ヘッドが機敏過ぎて扱いが難しい、球が上がらないという方が少なくありませんでした。
今回のステルス2は、シリーズ全体で寛容性が高く、PLUSについても扱いやすくなっていますが、それでも操作性が高くツアープロが使用するモデルのため、基本は上級者向けのモデルとなります。
ステルス2 PLUSドライバーの試打・評価
ステルス2 PLUSドライバーをプロがトラックマンで計測試打・評価
- 前作の初代ステルスよりもステルス2の方がやさしくなっている。スイートエリアが広い。
- 前作よりもヘッドが大きく見える。ライ角が54°でフラットになっているが、調整機能で58°にするのもあり。
- つかまえようとしないと、つかまらない。つかまらないとスピンが増える。
- 初代ステルスよりも3機種の違いがはっきりしているが、PLUSは荒々しさが消えていて、スピンが入る。
- 球をつかまえられない人は、ステルス2、殆どの人はステルス2HDで良い。
- ヘッドは自分で動かさないといけない。G430 SLT、ZX5 MK2LSはちょっと動かないヘッドだが、キュインキュイン動く。
関浩太郎プロがステルスとステルス2ドライバーを打ち比べ試打・評価
試打クラブは、ロフト角9.0°、SPEEDER NX GREEN 60 Sです。
- ヘッドスピードは、43~44m/sぐらいが下限。これより上だと良いドライバーだと感じられる。
- 前作と比べると、打ち出しが低くなっていて、コントロール性能が高い。
- 球の弾きが強い。筋力があってヘッドスピードが速い人には面白いドライバー。
- スイートエリアは前作よりも広がった感じがする。
- 打音は、金属音とつぶれ音の中間ぐらい。心地良い音がする。
- 打感は、球の持ち感も、弾き感もしっかりある。
GDO編集部の2人がステルス2 PLUSドライバーを試打・評価
▼ステルス2 PLUSの試打(9:40頃)から再生されます
ロフト10.5°、シャフトは純正のDiamana TMのSで、スリーブをLOWER(-2°)で試打されています。
- クラウンが真っ黒で、すっきりしていて、構えやすい。洋ナシ型でアスリート感が漂っている。
- つかまるクラブではない。左のミスを消してくれる。
- 前作のPLUS、SIMの初代より、ヘッド挙動はマイルドで打ちやすくなっている。
- 左右の打ち分けはしやすい。
- スピン量が少ない。ヘッドスピードが43m/sぐらいでも全然打てる。
スポナビゴルフの3名がステルス2シリーズを独自解説
<ステルス2 PLUSドライバーの主な評価・感想>
- 前作と比べて、一番やさしくなったのはPLUS。
- ただ、誰でも打てるモデルではなく、重心が浅いため右に左にヘッドが動く。
- スピンが少なく、強く前に飛んでくれる。
- 3機種で一番飛んだのはステルス2 PLUS。
- 打感・打音は、前作と大きな変化は感じないが、金属っぽい感じがする。カーボンであることを感じさせない。十分良い弾き感がある。
- スタンダードとPLUSは、自分で球をつかまえられて、操りたい人向け。
ステルス2 PLUSドライバーのスペック
- ロフト角:8/9/10.5°
- ライ角:54°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:Diamana TM50 (’23)
- フレックス:S/SR/R
- クラブ重量:約312g(S)
ステルス2 PLUSドライバーのシャフト
ステルス2 PLUSドライバーのシャフトは、公式サイトに掲載されているものが4種類です。
シャフト | 硬さ | バランス | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
Diamana TM50 (’23) | S | D4 | 約312g | 約59g | 3.7 | 中元 |
〃 | SR | D4 | 約310g | 約57g | 4.1 | 中元 |
〃 | R | D3.5 | 約307g | 約55g | 4.4 | 中元 |
Tour AD CQ-6 | S | D3 | 約314g | 約64g | 3.4 | 先中 |
SPEEDER NX GREEN 60 | S | D3.5 | 約316g | 約66.5g | 3.8 | 中 |
Diamana GT 60 | S | D3.5 | 約314g | 約62.5g | 3.8 | 中元 |
ステルス2 PLUSドライバーの発売日・発売価格
ステルス2 PLUSドライバーの発売日は、2022年2月17日です。
発売価格は、シャフトにより以下の通りとなっています。
- Diamana TM50 (’23):96,800円
- Tour AD CQ-6:116,600円
- SPEEDER NX GREEN 60:116,600円
- Diamana GT:116,600円