ショットナビは、レーザー距離計、腕時計型・PDA型・音声型のGPSゴルフナビを発売していて、ゴルフの距離計の分野で幅広く製品を手掛けています。
商品ラインナップが豊富であるため、初めて購入する際は、どのモデルを選べば良いか分かりにくく感じられる方も少なくないと思います。
そこで本記事では、レーザー距離計のショットナビ Laser Sniperについて、公式サイトで現行モデルとして掲載されている全4機種を取り上げ、特徴や違いを比較しながら、おすすめモデルを紹介します。
ショットナビ レーザー距離計 全4種の機能・性能比較
ショットナビは、ゴルフ距離計の分野で色々なタイプの商品をリリースしていて、ショッピングサイトでも見かけたことがある方が多いと思います。
GPS系の商品も多く、レーザー距離計ともゴルフに特化した重なる技術があるため、機能面・性能面で充実しているのが特徴です。
公式サイトには当記事執筆時点で4機種が掲載されていますが、モデル名や外観からは、機能や性能の差が分からないため、興味はあるが選びにくいという方もいるようです。
本記事では、現行の最新モデル4機種について、性能・機能を比較しながら、おすすめモデルを紹介します。
▼ショットナビのレーザー距離計の全機種の機能・性能の比較表です。
機種 | nano | X1 Fit2 1000 | X1 Fit | X1 |
---|---|---|---|---|
発売年 | 2021年12月 | 2021年7月 | 2020年4月 | 2018年7月 |
Amazon 最安値* |
- | ¥21,863 | ¥21,863 | ¥14,800 |
楽天 最安値* |
¥35,937 | ¥27,280 | ¥27,280 | ¥21,780 |
測定距離 | 1093yd | 1093yd | 600yd | 500yd |
誤差範囲 | ±1yd | ±1yd | ±1yd | ±0.5m |
バイブ レーション (ジョルト) |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ピンサーチ 機能 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
連続測定 機能 |
〇 | 〇 | - | - |
スロープ 機能 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スロープ 機能 ON/OFF |
◎ 外観から ON/OFFが 識別可能 |
〇 | 〇 | 〇 |
望遠倍率 | 6 | 6 | 6 | 6 |
防水 | 生活防水 | 生活防水 | 生活防水 | 生活防水 |
電源 | 充電 | 電池(CR2) | 電池(CR2) | 電池(CR2) |
バッテリー寿命 | 3000回測定 | 1000~1500回測定 | 1000~1500回測定 | - |
サイズ | 89x50x30mm | 89x72x36mm | 89x73x37mm | 121×72×43mm |
重量 | 112g | 138g | 145g | 184g |
体積* | 133cm3 | 230cm3 | 240cm3 | 374cm3 |
*体積:縦・横・奥行を乗じた算出値で、実際の製品体積とは異なる
ショットナビ Laser Sniperの全モデルについて、機能・性能を一覧にまとめました。機能・性能、そして、サイズなど、色々な点で機種により差異があります。
次はこの表を元に、自分に合ったモデルを見い出すために、注目すべき点を解説していきます。
ショットナビ レーザー距離計の注目したい特徴は4つ
ショットナビのレーザー距離計の全機種について、上の表に機能・性能をまとめました。
機種の優劣で言いますと、上から順にnano、X1 Fit2 1000、X1 Fit、X1となっていて、新しい順に上位の機種となります。
ショットナビ Laser Sniperの購入を検討する際に、注目したい特徴は大きく4つあります。1つずつ解説していきますので、重要かどうかを判断していくと、自分に合ったモデルが見つかります。
特徴① 最大測定距離と連続測定
レーザー距離計は、最大測定距離が600ヤードクラスと1000ヤードクラスがあります。
ショットナビでは、最新2機種のnanoとX1 Fit2 1000が1000ヤード超えのスペックとなっています。
400ヤードぐらい測れれば十分とお考えの方もいると思いますが、最大測定距離が長いほど、測定はしやすくなりますので、1000ヤードクラスが断然オススメです。
さらに、1000ヤードクラスの2機種は、連続測定という便利な機能が搭載されています。
これは、一度に複数の距離を測定できる機能で、例えば、ピン、バンカーエッジ、林などの距離を一回の操作で測ることができますので、とても便利な機能です。
最新2機種のnanoとX1 Fit2 1000は、機能・性能面で優れています。
特徴② 軽量・小型のコンパクトモデル
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ショットナビのレーザー距離計は、最近の3機種はとてもコンパクトにできています。
特に、nanoは2021年10月時点で、世界最小・最軽量です。
機種 | nano | X1 Fit2 1000 | X1 Fit | X1 |
---|---|---|---|---|
発売年 | 2021年12月 | 2021年7月 | 2020年4月 | 2018年7月 |
Amazon 最安値* |
- | ¥21,863 | ¥21,863 | ¥14,800 |
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¥35,937 | ¥27,280 | ¥27,280 | ¥21,780 |
サイズ | 89x50x30mm | 89x72x36mm | 89x73x37mm | 121×72×43mm |
重量 | 112g | 138g | 145g | 184g |
体積* | 133cm3 | 230cm3 | 240cm3 | 374cm3 |
*体積:縦・横・奥行を乗じた算出値で、実際の製品体積とは異なる
一番古いX1のみ、サイズが大きく重量もあります。サイズが気にならない方、そして、価格を抑えたい方は、X1が適しています。
ただ、レーザー距離計は18ホールを回る間、持ち運び続け、そして、ゴルフクラブから持ち替えて使用しますので、コンパクトで軽いモデルの方がオススメです。
nanoはずば抜けてコンパクトですが、X1 Fit2 1000、X1 Fitも、X1のコンパクト版として発売されているだけあって、十分小型なモデルです。価格面での安さも考慮すると、X1Fit2 1000がオススメです。
特徴③ 高低差機能のON・OFFが外観から分かる・分からない!
公式競技に出られる方は、高低差機能をOffにする必要があります。
本記事で取り上げている全機種は、高低差機能が搭載されていて、かつ、On・Offを切り替えることができますので、公式競技に対応しています。
最新のnanoでは、さらにOn・Off状態が外観から分かる仕様になっていますので、第三者からも高低差機能を使っていないことが一目瞭然です。
この仕様を重視される方は、選択肢はnanoのみとなります。
特徴④ 充電式か電池式か?
ショットナビのレーザー距離計は、電源が充電式と電池式の2タイプに分かれています。
機種 | nano | X1 Fit2 1000 | X1 Fit | X1 |
---|---|---|---|---|
発売年 | 2021年12月 | 2021年7月 | 2020年4月 | 2018年7月 |
Amazon 最安値* |
- | ¥21,863 | ¥21,863 | ¥14,800 |
楽天 最安値* |
¥35,937 | ¥27,280 | ¥27,280 | ¥21,780 |
電源 | 充電 | 電池(CR2) | 電池(CR2) | 電池(CR2) |
バッテリー寿命 | 3000回測定 | 1000~1500回測定 | 1000~1500回測定 | - |
充電式はnanoのみで、その他の3機種は電池式です。
どちらもメリットがあり、GPSゴルフナビのように電力消費の激しい製品ではありませんので、拘りが無ければあまり気にされなくても良いポイントです。
ちなみに、充電式のメリットは、電池の購入・予備の持ち運びが不要な点です。電池式のメリットは、充電不要・替えの電池を備えにできる、といった点です。
ショットナビ レーザー距離計の全機種の特徴
ショットナビ レーザー距離計の全機種の特徴について、新しい順に紹介します。
ショットナビ Laser Sniper nano
あショットナビのレーザー距離計の中で、最もコンパクト・最も軽量な機種です。性能面・機能面でも最上位です。
何と言っても、世界最軽量・最小として発売されていますので、所有感も重視される方には、満足度の高い機種です。
価格面では、一つ下のX1 Fit2 1000よりも8千円ほど高く、3.5万円ぐらいです。
あと、充電式が好みの方は、対応しているのはこの機種のみとなります。
ショットナビ Laser Sniper X1 Fit2 1000
nanoよりも一つ前に発売されている機種です。機能面・性能面ではnanoとほぼ同じですが、連続測定とピンサーチ測定が統合されている点が異なります。
サイズは、nanoよりは若干大きくなりますが、それでもX1のコンパクト版となりますので、十分コンパクトです。
<nanoとの違い>
- サイズが少し大きい(それでも十分、コンパクト)
- 連続測定とピンサーチ測定が統合されている(これは逆に便利に感じる人もいると思います)
- 高低差機能のOn・Offが外観から識別できない
- 電源が充電式ではなく電池式
ショットナビ Laser Sniper X1 Fit2 1000
X1 Fit2 1000の一つ前のモデルです。サイズもほぼ同じで、外観もかなり似ています。
性能面では最大測定距離が1000ヤードクラスから600ヤードクラスに下がっていて、機能面では連続測定機能が搭載されていません。
この点に不便を感じなければ、選択しても良さそうですが、実は、当記事執筆時点では、X1 Fit2 1000とX1 Fitでは、市場販売価格がほぼ同じです。
そのため、敢えて下記機種のX1 Fitを選ぶ理由はありませんので、こちらのモデルはデザインがよっぽど気に入ってたなどの理由が無ければ、検討から外して良いです。
<X1 Fit2 1000との違い>
- 最大測定距離が1093ヤードから600ヤードにダウン
- 連続測定機能が無い
- サイズはほぼ一緒(ほんの少しだけ大きい)
ショットナビ Laser Sniper X1
X1 Fitの一つ前のモデルで、発売が2018年とやや古い機種になります。デザイン的にも最近のものと異なったテイストで、サイズも唯一、大きめとなります。
性能面では、最大測定距離が500ヤードと、他の機種と比べると劣りますが、その分、価格面では最も安く、当記事執筆時点ではアマゾンで1.5万円以下で出品されています。
機能的には、ピンサーチ、高低差計測といったゴルフならではの機能が搭載されていますので、価格重視の方に適しています。
<X1 Fitとの違い>
- 最大測定距離が600ヤードから500ヤードにダウン
- サイズが大きめ
まとめ
ショットナビのレーザー距離計について、最新現行機種の機能・性能の違い、選ぶ際のポイントとおすすめモデルを取り上げました。
最新のnanoは、世界最小・最軽量として発売されていて、機能・性能面でも上位機種になりますので、3万円超えの価格面が問題ない方は、nanoがオススメです。
少し価格を抑えたい方は、機能・性能でほぼ遜色ないX1 Fit2 1000、価格を大きく抑えたい方は最も古いX1という選択になります。
知名度やスペック面に加えて、ブランドも重視される方は、ニコン、ブッシュネルの2メーカーから検討されると良いでしょう。