ショットナビは、レーザー距離計、腕時計型・PDA型・音声型のGPSゴルフナビを発売していて、ゴルフの距離計の分野で幅広く製品を手掛けています。
レーザー距離計は、Laser Sniperというシリーズで展開されていて、色々なタイプのものがあります。
本記事では、公式サイトに掲載されている全3機種について、機能や特徴を比較しながらオススメのモデルを紹介します。
ショットナビ レーザー距離計 全3種の機能・性能比較
全機種の概要
機種 | 小売価格 | 発売時期 | 特徴 |
---|---|---|---|
ELUA | 19,800円 | 2023年5月 | サブディスプレイを搭載。 充電式。 最大測定距離1,312ヤード。0.2秒の高速測定。 |
nano | 39,930円 | 2021年12月 | 世界最小・最軽量の超コンパクトタイプ。 充電式。 最大測定距離1,093ヤード。0.3秒の高速測定。 |
X1 Fit2 1000 |
27,280円 | 2021年7月 | X1 Fitの後継機種。 電池式。 最大測定距離1,093ヤード。 |
▼ここから下は、現在、取り扱いの無いモデル | |||
X1 Fit | 27,280円 | 2020年4月 | X1の後継機種。 電池式。 最大測定距離600ヤード。 |
X1 | 21,780円 | 2018年7月 | 電池式。 最大測定距離500ヤード。 |
ショットナビのLaser Sniperシリーズのレーザー距離計は、現在、公式サイトで掲載されているのが3機種です。
2021年12月に発売のnanoが、価格面では最上位です。
ただ、機能・性能面で見ると、2023年5月に発売のELUAの方が優れていますので、実質的にはこちら最上位です。
全機種の機能・性能の詳細比較表
機種 | ELUA | nano | X1 Fit2 1000 |
X1 Fit | X1 |
---|---|---|---|---|---|
発売年 | 2023年5月 | 2021年12月 | 2021年7月 | 2020年4月 | 2018年7月 |
Amazon 最安値* |
¥19,800 | ¥22,000 | ¥14,960 | ¥21,863 | ¥14,800 |
楽天 最安値* |
¥19,800 | ¥22,000 | ¥15,980 | ¥27,280 | ¥21,780 |
測定距離 | 1,312yd | 1,093yd | 1,093yd | 600yd | 500yd |
誤差範囲 | ±1yd | ±1yd | ±1yd | ±1yd | ±0.5m |
バイブ レーション (ジョルト) |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ピンサーチ 機能 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
連続測定 機能 |
〇 | 〇 | 〇 | - | - |
スロープ 機能 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スロープ 機能 OFF表示 |
〇 | 〇 | - | - | - |
サブ ディスプレイ |
〇 | - | - | - | - |
望遠倍率 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 |
防水 | 生活防水 | 生活防水 | 生活防水 | 生活防水 | 生活防水 |
電源 | 充電 | 充電 | 電池(CR2) | 電池(CR2) | 電池(CR2) |
バッテリー寿命 | 39,000回測定 | 3,000回測定 | 1,000~1,500回測定 | 1,000~1,500回測定 | - |
サイズ | 95.5×61×36mm | 89x50x30mm | 89x72x36mm | 89x73x37mm | 121×72×43mm |
重量 | 145g | 112g | 138g | 145g | 184g |
体積* | 210cm3 | 133cm3 | 230cm3 | 240cm3 | 374cm3 |
*体積:縦・横・奥行を乗じた算出値で、実際の製品体積とは異なる
ショットナビ Laser Sniperの全モデルについて、機能・性能を一覧にまとめました。
この表から分かる通り、最新機種ほど機能・性能が優れていますが、サイズや電源(充電式・電池式)といった違いもあります。
次はこの表を元に、自分に合ったモデルを見い出すために、注目すべき点を解説していきます。
ショットナビ レーザー距離計で迷ったらコレ!
お時間の無い方に、先にオススメだけ知りたい方の為に、先に結論を書いてしまいますと、ショットナビ Laser Sniperで最もオススメのモデルは「ELUA」です。
「ELUA」が出る前は、世界最小・最軽量として登場した「nano」が最もオススメでしたが、「ELUA」は機能・性能が上回っていながら、価格も「nano」より安く抑えられています。
さらに、「ELUA」がサブディスプレイを搭載していて、非常に使い勝手が向上していて断トツでオススメです。
最安値の出品を調べてみると、楽天、Amazonともにで19,800円となっていますので、ポイントを貯めている等、ご自分の都合が良い方で購入されると良いでしょう。
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ショットナビ レーザー距離計の注目したい特徴は4つ
ショットナビのレーザー距離計の全機種について、上の表に機能・性能をまとめました。
機種・性能の優劣で言いますと、上から順にELUA > nano > X1 Fit2 1000となっています。つまり、新しい程、上位機種となります。
ショットナビ Laser Sniperの購入を検討する際に、注目したい特徴は4つあります。
1つずつ解説していきますので、重要かどうかを判断していくと、自分に合ったモデルが見つかります。
特徴① 超絶便利なサブディスプレイ
これは「ELUA」だけの機能でして、本体外部にサブディスプレイが搭載されています。
レーザー距離計でサブディスプレイがあるモデルは、市場全体を見回しても極々一部に限られます。
「ディスプレイは必要なの?」と思われる方がいるかもしれませんが、これがリアルに便利です。
リマインダー表示
通常、レーザー距離計の測定結果はファインダー内に表示されますが、ELUAは本体外部のディスプレイにも表示されます。
しかも、リマインダー表示機能により、前回の測定結果を再度表示することができます。
「今さっき計測したばかりなのに測定結果を忘れてしまった!」
このような経験をしたことがある方、少なからずおられるのではないでしょうか?
そんな場合でも、電源・測定ボタンを短押しするだけで、外部ディスプレイに前回測定結果を再表示することができますので、再び測定し直す必要がありません。
屋外で見やすい
レーザー距離計でのディスプレイの搭載は、通常、本体側面にあります。
ところが、「ELUA」ではファインダーの下にありますので、測定して直ぐに確認しやすいのが特徴です。
ディスプレイの表示は、黒の背景に白の文字で表示されますので、ファインダー内の結果表示と逆のコントラストになっています。
日照具合いによりどちらか一方が見にくい場合に、見やすさを補完してくれます。

特徴② 軽量・小型のコンパクトモデル
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ショットナビのレーザー距離計は、最近の3機種はとてもコンパクトにできています。
その中でも、「nano」は世界最小・最軽量モデルとしてリリースされていて、特に群を抜いています。
機種 | ELUA | nano | X1 Fit2 1000 |
X1 Fit | X1 |
---|---|---|---|---|---|
発売年 | 2023年5月 | 2021年12月 | 2021年7月 | 2020年4月 | 2018年7月 |
Amazon 最安値* |
¥19,800 | ¥22,000 | ¥14,960 | ¥21,863 | ¥14,800 |
楽天 最安値* |
¥19,800 | ¥22,000 | ¥15,980 | ¥27,280 | ¥21,780 |
サイズ | 95.5×61×36mm | 89x50x30mm | 89x72x36mm | 89x73x37mm | 121×72×43mm |
重量 | 145g | 112g | 138g | 145g | 184g |
体積* | 210cm3 | 133cm3 | 230cm3 | 240cm3 | 374cm3 |
*体積:縦・横・奥行を乗じた算出値で、実際の製品体積とは異なる
レーザー距離計は18ホールを回る間、持ち運び続け、ゴルフクラブから持ち替えて使用します。
ポケットに入れたままプレーされる方、手が小さい方でホールド感を高めたい方は、超コンパクトな「nano」はとてもオススメです。

特徴③ 高低差機能のON・OFFが外観から分かる・分からない!
公式競技に出られる方は、高低差機能をOffにして、その状態が外部(第三者)からも分かるモデルがオススメです。
ショットナビのレーザー距離計は、本記事で取り上げているモデルでは全てに高低差機能が搭載されていて、Offに切り替えることができます。
ただ、Offであることが外部から分かる仕様になっているのは、「ELUA」と「nano」です。
▼nanoのOFF状態の表示
特に、「nano」の方は本体側面に分かりやすく表示されますので、この点を重視される方にオススメです。
▼ELUAのOFF状態の表示
もう一方の「ELUA」は、何故かファインダーの下にあるため、本人は分かりやすいものの、第三者にはやや分かりづらい仕様となっています。


特徴④ 充電式か電池式か?
ショットナビのレーザー距離計は、電源が充電式と電池式の2タイプに分かれています。
電源は、「ELUA」と「nano」が充電式で、「X1 Fit2 1000」は電池式です。
どちらもメリットがあり、GPSゴルフナビのように電力消費の激しい製品ではありませんので、拘りが無ければあまり気にされなくても良いポイントです。
ちなみに、充電式のメリットは、電池の購入・予備の持ち運びが不要な点で、電池式のメリットは、充電不要・替えの電池を備えておけば電池切れに対応できるという点です。
ショットナビ レーザー距離計の全機種の特徴
ショットナビ レーザー距離計の全機種の特徴について、新しい順に紹介します。
ショットナビ Laser Sniper ELUA
ファインダーの下にサブディスプレイを搭載していて、測定結果の再表示が行えるなど、使い勝手を非常に高めてくれるモデルです。
価格は「nano」よりもやや安いにも関わらず、サブディスプレイの搭載に加えて、最大測定距離、測定スピードといった性能面も「nano」よりも優れています。
外観の高級感も特徴的で、デザイン面で気になるところが無いのであれば、ショットナビのレーザー距離計では断トツの一択で「ELUA」がオススメです。

ショットナビ Laser Sniper nano
ショットナビのレーザー距離計の中で、最もコンパクト・最も軽量な機種です。性能面・機能面でも最上位です。
何と言っても、世界最軽量・最小として発売されていますので、所有感も重視される方には、満足度の高い機種です。
価格面では、一つ下のX1 Fit2 1000よりも8千円ほど高く、3.5万円ぐらいです。
あと、充電式が好みの方は、対応しているのはこの機種のみとなります。

ショットナビ Laser Sniper X1 Fit2 1000
nanoよりも一つ前に発売されている機種です。機能面・性能面ではnanoとほぼ同じですが、連続測定とピンサーチ測定が統合されている点が異なります。
サイズは、nanoよりは若干大きくなりますが、それでもX1のコンパクト版となりますので、十分コンパクトです。
<nanoとの違い>
- サイズが少し大きい(それでも十分、コンパクト)
- 連続測定とピンサーチ測定が統合されている(これは逆に便利に感じる人もいると思います)
- 高低差機能のOn・Offが外観から識別できない
- 電源が充電式ではなく電池式

ショットナビ Laser Sniper X1 Fit
X1 Fit2 1000の一つ前のモデルです。サイズもほぼ同じで、外観もかなり似ています。
性能面では最大測定距離が1000ヤードクラスから600ヤードクラスに下がっていて、機能面では連続測定機能が搭載されていません。
この点に不便を感じなければ、選択しても良さそうですが、実は、当記事執筆時点では、X1 Fit2 1000とX1 Fitでは、市場販売価格がほぼ同じです。
そのため、敢えて下記機種のX1 Fitを選ぶ理由はありませんので、こちらのモデルはデザインがよっぽど気に入ってたなどの理由が無ければ、検討から外して良いです。
<X1 Fit2 1000との違い>
- 最大測定距離が1093ヤードから600ヤードにダウン
- 連続測定機能が無い
- サイズはほぼ一緒(ほんの少しだけ大きい)


ショットナビ Laser Sniper X1
X1 Fitの一つ前のモデルで、発売が2018年とやや古い機種になります。デザイン的にも最近のものと異なったテイストで、サイズも唯一、大きめとなります。
性能面では、最大測定距離が500ヤードと、他の機種と比べると劣りますが、その分、価格面では最も安く、当記事執筆時点ではアマゾンで1.5万円以下で出品されています。
機能的には、ピンサーチ、高低差計測といったゴルフならではの機能が搭載されていますので、価格重視の方に適しています。
<X1 Fitとの違い>
- 最大測定距離が600ヤードから500ヤードにダウン
- サイズが大きめ
まとめ
ショットナビのレーザー距離計について、最新現行機種の機能・性能の違い、選ぶ際のポイントとおすすめモデルを取り上げました。
記事中で何度か述べている通り、オススメはサブディスプレイ搭載で高性能な「ELUA」です。
出来るだけ小さい・軽いものが良いという方は、世界最小・最軽量として発売されている「nano」が良いでしょう。
ショットナビは、日本で初めてのGPSゴルフナビメーカーとして2008年に登場しており、実績と知名度があります。
ゴルフはウェアや道具を楽しむ側面もありますので、もしブランド感も重視されるという方は、ニコン、ブッシュネルの2メーカーから検討されると良いでしょう。





