テーラーメイドの2022年モデルとして発売のステルス レスキューについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
ステルス レスキュー
テーラーメイドの2022年モデルは、これまでの「SIM」シリーズが終了し、新たに「ステルス」シリーズとなっています。
「ステルス」シリーズは、カーボンフェースが注目されていますが、ユーティリティには採用されておらず、マレージング鋼やステンレスのフェースとなっています。
また、ドライバーはステルスPLUS、ステルス、ステルスHDの3タイプありますが、ユーティリティは、ステルスPLUSとステルスの2機種で、ハイドローモデルはありません。
ステルスPLUSレスキューは、フェースのトゥ側が高いクジラ型とも呼ばれるアイアンライクな形状で、打ち込んでいきやすいタイプです。
ステルスレスキューは、ウッドライクな形状で、フェアウェイウッドが得意な方が扱いやすく、低重心で高さが出しやすいタイプです。
ステルス レスキューの試打・評価
ステルス レスキューをプロがトラックマンで試打・評価
4番・22°、5番・18°、シャフトは純正のKBS MAX MT85 JPのSで試打されています。
- 弾いている感じもするし、締まっている感じもする。
- SIM、SIM2、ステルスと、前に行く感じが減っている。
- スピンが入って、ボールを止めてくれる。
- キャロウェイのローグSTはキーンと弾くタイプだが、テーラーメイドのステルスはアイアンの延長としてグリーンに乗せて行くタイプ。
- 打ちやすく、抜け感も良く、実践向き。
- 高さが出るので、初代SIMのような荒っぽさはなく、落ち着いている。
- ローフェード、ハイフェード、ドローと打ち分けられる。
ステルスレスキューの4番を試打
試打クラブは4番22°で、シャフトは、TENSEIのS、KBS MAXのSです。
- ヘッドの座りが良い。
- 球の上がり伸びが凄い。グリーンでもピタッと止まる。
- 弾道の伸び・高さを求めるならカーボンシャフト、確実に狙って落としていくならスチールシャフトが良い。
- 打感は硬くない。
ステルスフェアウェイウッドとステルスレスキューを識者が詳しく解説
ステルスのフェアウェイウッドとユーティリティについて、SIM、SIM2との比較、違いなどを、5人のゴルフ識者が実際の試打で感じ取った印象などを詳しく解説されています。
ステルスはドライバーが荒々しいのに対して、フェアウェイウッドとユーティリティはテイストが違うという感想は良く聞かれます。
その理由について、ドライバーというより、アイアンに寄せているからという考察は、的を射ているように思います。
そう考えると、ドライバーは攻めていく一方で、フェアウェイ、ユーティリティ、アイアンは、より確実にグリーンを狙いやすいクラブに進化していると言えそうです。
ステルス レスキューのスペック
番手 | 3番 | 4番 | 5番 | 6番 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 19° | 22° | 25° | 28° |
ライ角 | 60° | 60.5° | 61° | 61.5° |
長さ | 40.25″ | 39.75″ | 39.25″ | 38.75″ |
ステルス レスキューのシャフト
ステルス レスキューのシャフトは、公式サイトに掲載されているものが2種類あります。
シャフト | 硬さ | バランス | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
TENSEI RED TM60 (’22) | S | D2.5 | 約342g | 約68g | 2.9 | 中 |
〃 | R | D1.5 | 約335g | 約61g | 3.1 | 中 |
KBS MAX MT85 JP | S | D1.5 | 約377g | 約109g | 1.8 | 先中 |
ステルス レスキューの発売日・発売価格
ステルス レスキューの発売日は、2022年2月18日です。
発売価格は、TENSEI RED TM60(’22)が39,600円、KBS MAX MT85 JPが36,300円です。