コブラの2022年モデル、KING LTDxシリーズ
のフェアウェイウッド3機種について、最新情報をまとめました。
KING LTDxフェアウェイウッドは3機種
コブラの2022年モデルであるLTDxシリーズは、3機種のラインナップとなっています。
ドライバーも同様に3機種に分かれていますので、同じ味付けのモデルで揃えることができます。
- <KING LTDxフェアウェイウッド>
スタンダードなフェアウェイウッドで、後方にウェイトが一つ搭載され、寛容性に優れている。 - <KING LTDx LSフェアウェイウッド>
低スピンタイプのフェアウェイウッドで、ウェイトはソール前方の左右に搭載されている。 - <KING LTDx MAXフェアウェイウッド>
ハイドローで、寛容性にも優れているフェアウェイウッド。ウェイトは後方とヒール寄りに搭載されている。
なおLTDxは、Limitedと記されているところもあるようですが、2016年のLTD(Longest Total Distance)のx(Xtreme)が由来となっています。
KING LTDxシリーズとRADSPEEDシリーズの関係
2021年のRADSPEEDシリーズでは、4機種ののラインナップになっています。
- 直進性:KING RADSPEED = KING LTDx
- 低スピン:KING RADSPEED TOUR= KING LTDx LS
- 低スピン:KING RADSPEED BIG TOUR= KING LTDx LS
- ドロー仕様:KING RADSPEED DRAW = KING LTDx MAX
低スピンモデルのみ、RADSPEEDではTOURとBIG TOURがありヘッドの大小があり、この点はLTDxシリーズのラインナップとの違いとなります。
ただ、大きく特徴が異なるわけではありませんので、上記のような継承関係になりまして、RADSPEEDからの移行を検討されている方にとっても選びやすいと思います。
KING LTDx・LTDx LS・LTDx MAXドフェアウェイウッドの違いを比較
モデル | LTDx | LTDx LS | LTDx MAX |
---|---|---|---|
番手 | 3、5、7番 | 3、5番 | 3、5、7番 |
ロフト角 | 15、18.5、22.5° | 14.5、17.5° | 15.5、18.5、22.5° |
ウェイト調整機能 | 〇(後方) | 〇(前方の左・右) | 〇(後方・ヒール) |
ロフト角調整機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
弾道バイアス | - | - | ドロー |
スピン量 | 少 | 少 | 少~中 |
打ち出し | 中 | 低 | 高 |
寛容性 | 高 | 中 | 極高 |
3機種のフェアウェイウッドは、寛容性の高いスタンダードタイプ、低スピンタイプ、ドロータイプに分かれていて、アベレージゴルファーからアスリートゴルファーに至るまで選びやすくなっています。
ドライバーと同じ区分けになっている点も、つながりが保たれていますので、扱いやすく感じられると思います。
スペック面では、低スピンのLSでは3番、5番のみですが、他の2機種は7番を加えた3種類の番手があります。
また、低スピンのLSはロフトが立っていて、弾道の高さを抑えた強い球が打ちややすくなっています。
一方、ドローモデルのMAXは3番のみ15.5°とハイロフトで球の上がりやすさを備えています。
KIND LTDxシリーズのフェアウェイウッドの共通のテクノロジー・特徴
PWR-CORテクノロジー
ヘッドの前方には、3機種で共通して横方向に長いウェイトが装着されています。
ヘッド前方の低い位置に搭載されていることにより、低スピンと強弾道が実現されています。
なお、LTDxとLTDx MAXの2機種については、ソール後方にもウェイトを1つ搭載していますので、寛容性も持たせてあります。
H.O.T フェーステクノロジー
ドライバーと同様にフェースを15個のエリアに分けてAIによる最適化設計が行われています。
これにより、フェースの幅広いエリアで高初速が実現されています。
KING LTDxシリーズのフェアウェイウッドの試打・評価
- 標準のLTDx、ロースピンのLTDx LS、つかまりが良く上がりやすいLTDx MAXの3機種ある。ウェイトの位置で特徴が分かりやすい。
- LTDxは、ウェイトが後ろに1個あって、球が上がりやすくニュートラルなつかまりのモデル。
- LTDx MAXは、ヒールと後方にウェイトがついていて、球がつかまりやすく、上がりやすいモデル。
- 全モデルで±1.5°のロフト調整機能が付いている。
- アメリカの芝は粘っこく沈みやすいので、コブラのフェアウェイウッドは球を拾いやすい。
KING LTDxフェアウェイウッドの特徴
特徴
KING LTDxフェアウェイウッドは、シリーズ3機種の中でニュートラルなモデルです。
ヘッド形状は後方が長く、ウェイトもソール後方の深い位置に搭載されています。低重心・深重心で、慣性モーメントが大きく、直進安定性に優れています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | ヘッド体積 | 長さ |
---|---|---|---|---|
3番 | 15.0° | 58.0° | 162cc | 43.25″ |
5番 | 18.5° | 58.75° | 154cc | 42.75″ |
7番 | 22.5° | 59.5° | 153cc | 42.25″ |
シャフト
シャフト | 硬さ | トルク | シャフト重慮 | 調子 |
---|---|---|---|---|
オリジナル SPEEDER NX for Cobra |
R | 4.6 | 52g | 中 |
〃 | SR | 4.5 | 54g | 中 |
〃 | S | 4.4 | 56g | 中 |
オリジナル TOUR AD for Cobra |
SR | 4.2 | 59g | 中 |
〃 | S | 4.2 | 62g | 中 |
SPEEDER NX 60 | S | 3.7 | 63.5g | 中 |
TOUR AD UB 6 | S | 3.2 | 65g | 中 |
DIAMANA PD 60 | S | 3.3 | 64.5g | 中元 |
KING LTDx LSフェアウェイウッドの特徴
特徴
KING LTDx LSフェアウェイウッドは、番手により特徴が異なります。3番はヘッド体積が169ccで、他の2機種と比べても大きな体積となっています。
一方、5番は143ccで、他の2機種と比べて小ぶりになっています。
3番は飛距離、5番は操作性と、特徴付けが異なっていますので、用途がはっきりとした番手となっています。
操作性を重視したい方は、3番をノーマルタイプ、直進安定性を重視したい方は、5番をノーマルタイプにする等、コンボで揃える方法も良さそうです。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | ヘッド体積 | 長さ |
---|---|---|---|---|
3番 | 14.5° | 57.25° | 169cc | 43.25″ |
5番 | 17.5° | 58.5° | 143cc | 42.5″ |
シャフト
シャフト | 硬さ | トルク | シャフト重慮 | 調子 |
---|---|---|---|---|
オリジナルTOUR AD for Cobra | SR | 4.2 | 59g | 中 |
〃 | S | 4.2 | 62g | 中 |
SPEEDER NX 60 | S | 3.7 | 63.5g | 中 |
TOUR AD UB 6 | S | 3.2 | 65g | 中 |
DIAMANA PD 60 | S | 3.3 | 64.5g | 中元 |
KING LTDx MAXフェアウェイウッドの特徴
特徴
KING LTDx MAXフェアウェイウッドは、ソール後方とヒール寄りにウェイトが搭載されていて、直進性、つかまり、球の上がりやすさといった、いわゆるやさしさを持たせたモデルです。
右へのミスが気になる方、球を上げたい方に適しています。
また、後方とヒールのウェイトは重量が異なりますので、入れ替えることで球のつかまり具合、上がりやすさ等を切り替えることも可能です。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | ヘッド体積 | 長さ |
---|---|---|---|---|
3番 | 15.5° | 59.0° | 162cc | 43.25″ |
5番 | 18.5° | 59.75° | 155cc | 42.75″ |
7番 | 22.5° | 60.5° | 152cc | 42.25″ |
シャフト
シャフト | 硬さ | トルク | シャフト重慮 | 調子 |
---|---|---|---|---|
オリジナル SPEEDER NX for Cobra |
R | 4.6 | 52g | 中 |
〃 | SR | 4.5 | 54g | 中 |
〃 | S | 4.4 | 56g | 中 |
KING LTDxシリーズのフェアウェイウッドの発売日・発売価格
KING LTDxシリーズのフェアウェイウッドの発売日は2022年4月上旬です。
発売価格は、標準シャフトで4万6200円(税込み)、カスタムシャフトで6万3800円(税込み)です。