コブラのKING Forged TECシリーズのアイアン3種について、最新情報をまとめました。
KING Forged TECシリーズ アイアンは3機種
コブラの2022年のKING Forged TECシリーズのアイアンは、3機種が発売となっています。
- <KING Forged TEC アイアン>
スタンダードなアイアンで、飛距離性能と寛容性と操作性を程よく併せ持ったモデル。 - <KING Forged TEC ワンレングス アイアン>
最も扱いやすいとされる7番アイアンの長さ、37インチに統一されたモデル。 - <KING Forged TEC X アイアン>
65gのタングステンが搭載され、飛距離性能と寛容性を高めたモデル。
なお、当記事執筆時点では、USモデルでは3機種が確認されていますが、日本モデルでは、ノーマルとワンレングスの2機種で、Xは公式サイトに掲載がありません。
KING Forged TECシリーズ アイアンのスタンダード・ワンレングス・Xの違いを比較
モデル | スタンダード | ワンレングス | X |
---|---|---|---|
形状 | 中空構造 | 中空構造 | 中空構造 |
ロフト角 4番・7番・PW |
21、29.5、44° | 21、29.5、44° | 19、27、42° |
飛距離 | 中 | 中 | 中~高 |
寛容性 | 中 | 中 | 中~高 |
操作性 | 中 | 中 | 低~中 |
オフセット | 適度 | 適度 | 顕著 |
KING FORGED TEC アイアンは、3機種全てで中空構造が採用されています。
スタンダードとワンレングスは、7番のロフト角が29.5°で、アスリート向けとしては相当かなりフェースが立っています。上を目指すアベレージゴルファーから中級者が扱いやすいスペックです。
ちなみに、前年のRADSPEEDアイアンでは、スタンダードとワンレングスの2機種でして、どちらもロフト角が27°でしたので、飛距離性能を少し抑え、球の上がりやすさを持たせてあります。
KIND FORGED TECのXは、ロフト角が27°でスタンダードやワンレングスと比べて、更にフェースが立っています。所謂、ディスタンス系に分類されるスペックで、球の上がりやすさや操作性よりも、飛距離性能を優先したスペックです。
KING Forged TECシリーズ アイアンの共通のテクノロジー・特徴
中空構造
ヘッドは一見、ブレードアイアンのようにも見えますが、最近、流行りの中空構造が採用されています。
薄いフェースが実現されていて、シャープなルックスでありながら、高い飛距離性能が実現されています。
軽量フォームを充填
中空の内部には、軽量フォームが充填されています。
これにより、中空が苦手としていた打感が改善されていて、柔らかな打感、そして、インパクトの感触を感じ取ることができます。
KING Forged TEC アイアン(スタンダード)の特徴
特徴
KING Forged TEC アイアンは、シリーズ3機種の中でスタンダードに位置づけられるモデルです。
中空構造のへッド内部には、タングステンウェイトと軽量フォームが搭載され、弾道の安定性とフィーリングの良さが実現されています。
前年のRADSPEEDのスタンダードモデルと比べると、7番のロフト角が27°から29.5°にフェースが寝かせてあって、よりアイアンらしい高さのある弾道になっています。
中級者がコアユーザーとなりますが、アベレージゴルファーで、アイアンでしっかり高さと操作を活かして狙いたい方、反対に、上級者で飛距離をクラブに頼りたい方に適しています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | オフセット | 長さ |
---|---|---|---|---|
4 | 21.0° | 61.5° | 3.8 | 38.50″ |
5 | 23.0° | 62.0° | 3.6 | 38.00″ |
6 | 26.0° | 62.5° | 3.3 | 37.50″ |
7 | 29.5° | 63.0° | 3 | 37.00″ |
8 | 34.0° | 63.5° | 2.6 | 36.50″ |
9 | 39.0° | 64.0° | 2.2 | 36.00″ |
PW | 44.0° | 64.5° | 1.8 | 35.75″ |
GW | 49.0° | 64.5° | 1.4 | 35.50″ |
シャフト
- NSプロ MODUS3ツアー105 S
- NSプロ MODUS3ツアー105 R
KING Forged TEC ワンレングス アイアンの特徴
特徴
KING Forged TEC ワンレングス アイアンは、コブラならではのコンセプト性の高いモデルです。
名前の通り全番手で長さを37インチのワンレングスに統一していて、7番アイアンの振りやすさで全番手をスイングすることができます。
ただし、長さは同じでも、ライ角は0.5°ずつフローしていますので、長さは変わらないものの、スイングプレーンは角度の違いの分だけ影響してくると考えた方が良いでしょう。
いずれにしても、37インチで楽に振れますので、上の番手で長さを活かした飛距離の替わりに、振りやすさ・扱いやすさを優先させたい方は、一度、試してみてもらいたいコンセプトモデルです。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | オフセット | 長さ |
---|---|---|---|---|
4 | 21.0° | 64.5° | 4.4 | 37.00″ |
5 | 23.0° | 64.0° | 4 | 37.00″ |
6 | 26.0° | 63.5° | 3.5 | 37.00″ |
7 | 29.5° | 63.0° | 3 | 37.00″ |
8 | 34.0° | 62.5° | 2.6 | 37.00″ |
9 | 39.0° | 62.0° | 2.2 | 37.00″ |
PW | 44.0° | 61.5° | 1.8 | 37.00″ |
GW | 49.0° | 61.5° | 1.4 | 37.00″ |
シャフト
- 4、5番:Nプロ 850GH
- 6~8番:Nプロ 950GH
- 9番~:Nプロ 1050GH
KING Forged TEC X アイアンの特徴
特徴
KING Forged TEC Xアイアンは、当記事執筆時点では日本の公式サイトには掲載がありません。USモデルでの購入は可能です。
スタンダード、ワンレングスと同じ中空ですが、バックフェースはややキャビティ形状になっていて、更にロフトを立ててありますので、より飛距離性能と寛容性を高めた、やさしさを備えたモデルとなります。
7番のロフト角が27°に設定されていますので、グリーンをしっかり狙いたい方というより、アイアンに飛距離と直進性を求める方に適しています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | オフセット | 長さ |
---|---|---|---|---|
4 | 19.0° | 62.0° | 4.2 | 38.75″ |
5 | 21.0° | 62.5° | 3.8 | 38.25″ |
6 | 24.0° | 63.0° | 3.4 | 37.75″ |
7 | 27.0° | 63.5° | 3 | 37.25″ |
8 | 31.5° | 64.0° | 2.6 | 36.75″ |
9 | 36.5° | 64.5° | 2.2 | 36.25″ |
PW | 42.0° | 65.0° | 1.8 | 36.00″ |
GW | 48.0° | 65.0° | 1.5 | 35.75″ |
シャフト
- スチール:KBS Tour Lite S
- スチール:KBS Tour Lite R
- カーボン:KBS TGI 85 S
- カーボン:KBS TGI 75 R