初心者向けのアイアンで、球が上がりやすい2022年モデルをランキング形式で紹介します。
対象となるアイアンは、各メーカーで現行モデルとしてホームページやカタログに掲載しているものとなります。そのため、発売が2022年より前のものも含まれることがあります。
第1位 キャロウェイ ローグST MAX OSアイアン
特徴
キャロウェイのローグSTシリーズの全4機種の中で、大きなヘッドサイズ(オーバーサイズ)が特徴のアイアンです。
通常、オーバーサイズアイアンはロフトが立っていて、高さよりも飛距離を重視したモデルになりますが、ローグST MAX OSアイアンは、スタンダードモデルよりもロフトを寝かせてあって、よりアイアンらしく楽に扱えるモデルです。
さらに、ウェッジが珍しい4本組になっていて、ロフト間隔が広くならないようセッティングが設計されている点も、初心者が扱いやすいポイントです。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | クラブ長さ |
---|---|---|---|
5 | 22.5 | 61.5 | 38.25 |
6 | 25.5 | 62 | 37.625 |
7 | 28.5 | 62.5 | 37 |
8 | 32 | 63 | 36.5 |
9 | 36.5 | 63.5 | 36 |
PW | 41 | 64 | 35.75 |
AW | 46 | 64 | 35.5 |
GW | 51 | 64 | 35.25 |
SW | 56 | 64 | 35 |
ここがポイント!
- ワイドフェース、ワイドソールでやさしさ満載
- ウェッジが4種類あって、短い距離も打ちやすい

第2位 テーラーメイド ステルスアイア
テーラーメイドのステルスシリーズは、これまでの2機種のラインナップから、1機種に変わりました。
ぶっ飛び系がなくなり、球が上がりやすいモデルのみとなっています。
形状も大きく変わり、アスリート向けのPシリーズに寄せたデザインで、ルックスの良さが際立った点も人気の要因の一つです。
テクノロジー面では、トゥ側の金属を取り除いた新たな軽量化手法が採用されていて、10gの余剰重量がソール側に配置されることで、球の上がりやすさ・ミスに対する強さが増しています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | オフセット* | バンス角 | 長さ |
---|---|---|---|---|---|
5 | 21.0° | 62.0° | 5.0mm | 3.5° | 38.50″ |
6 | 24.0° | 62.5° | 4.6mm | 5.0° | 37.875″ |
7 | 28.0° | 63.0° | 4.1mm | 5.6° | 37.25″ |
8 | 32.0° | 63.5° | 3.4mm | 6.3° | 36.75″ |
9 | 37.0° | 64.0° | 2.9mm | 6.8° | 36.25″ |
PW | 43.0° | 64.5° | 2.6mm | 7.8° | 35.75″ |
AW | 49.0° | 64.5° | 2.0mm | 9.0° | 35.50″ |
SW | 54.0° | 64.5° | 1.5mm | 12.5° | 35.25″ |
ここがポイント!
- ルックスがアスリートモデルに似ていて、デザインが秀逸
- ヘッド下方への重量配分が進み、ロフト以上に球が上がりやすい

第3位 ゼクシオX アイアン 2022
前回シリーズで新たに誕生したゼクシオXシリーズの2代目モデルです。
ゼクシオでは軽すぎる、柔すぎるという方向けに、ゼクシオを少しだけハードにしたモデルです。
7番のロフト角は29°で、アベレージゴルファー向けのモデルとしては、フェースが寝ている部類となります。
自分でしっかり飛距離が出せるものの、球が上がらない点が課題と言う方に適しています。
なお、クラブの軽さも求めたい方は、レギュラーモデルのゼクシオ12アイアンがオススメです。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バンス角 | FP | 長さ |
---|---|---|---|---|---|
4 | 21 | 60.5 | 7 | 2.2 | 38.5 |
5 | 23 | 61 | 7 | 2.4 | 38.0 |
6 | 26 | 61.5 | 8 | 2.7 | 37.5 |
7 | 29 | 62 | 8 | 3 | 37.0 |
8 | 33 | 62.5 | 9 | 3.4 | 36.5 |
9 | 38 | 63 | 9 | 3.6 | 36.0 |
PW | 43 | 63.5 | 10 | 4.1 | 35.5 |
AW | 49 | 63.5 | 11 | 4.3 | 35.5 |
SW | 56 | 63.5 | 12 | 4.8 | 35.5 |
ここがポイント!
- 適度な重量感があり、振り応えがある
- ゼクシオでありながら、シャープで精悍なデザイン

第4位 グローブライド オノフ AKA アイアン 2022
グローブライドのONOFFシリーズから発売のアベレージゴルファー向けのAKAのアイアンです。ちなみに、KUROがアスリートゴルファー向けです。
AKAアイアンは、ヘッド内部にONOFF独自のパワートレンチと呼ばれるリブ構造が採用されていて、実打点となるフェースの下方~中央ぐらいまでのインパクトで大きな反発を生み出しやすくなっています。
アイアンは芝の上から打つため、どうしてもトップ気味になりやすい方の場合、打点ミスによる飛距離ロスが抑えられる場面が増えそうです。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バンス角 | FP | 長さ (S、SR) |
長さ (R2) |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 22 | 61.5 | 1 | 1.7 | 38.25 | 37.75 |
6 | 25 | 62 | 1.5 | 1.9 | 37.75 | 37.25 |
7 | 28 | 62.5 | 2 | 2.1 | 37.25 | 36.75 |
8 | 32 | 63 | 3 | 2.7 | 36.75 | 36.25 |
9 | 37 | 63.25 | 4 | 3.5 | 36.25 | 35.75 |
P | 43 | 63.5 | 5 | 3.5 | 35.75 | 35.25 |
A | 49 | 63.5 | 7 | 4.8 | 35.25 | 34.75 |
S | 56 | 63.5 | 11 | 5.1 | 35.25 | 34.75 |
ここがポイント!
- フェース下方~中央が肉厚に設計されていて、アイアンの実打点エリアの反発性能が高い
- グリップエンドのウェイトをオプション変更することで、振り心地を調整できる

第5位 スリクソン ZX4 アイアン
ダンロップのアスリート向けブランドであるスリクソンのモデルです。
従来は、5、7、9のモデルがリリースされていましたが、ZXシリーズでは、当初5と7の2機種だったところ、これまでにない4のモデル、ZX4アイアンが追加されました。
数字が小さい程、やさしいモデルとなりますので、ZX4アイアンは、スリクソンの中で最もやさしいモデルとなります。
構造面でも、これまでにない中空構造が採用されていて、飛距離性能と球の上がりやすさを持たせてあります。
7番のロフト角は、ゼクシオ12(レギュラーモデル)の28°とゼクシオXの29°のちょうど中間で、28.5°に設定されています。
シャフトもカーボンとスチールが用意されていますので、アベレージゴルファーが十分扱えます。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バンス角 (フェース) |
バンス角 (バック) |
FP | Diamana ZX |
NS 950neo |
NS ZELOS8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 21 | 60.5 | 10 | -10 | 2.2 | 38.625 | 38.5 | 38.5 |
5 | 23 | 61 | 10 | -9.5 | 2.5 | 38.125 | 38 | 38 |
6 | 25.5 | 61.5 | 10 | -9.5 | 2.7 | 37.625 | 37.5 | 37.5 |
7 | 28.5 | 62 | 10 | -9.5 | 3 | 37.125 | 37 | 37 |
8 | 33 | 62.5 | 10 | -9.5 | 3.3 | 36.625 | 36.5 | 36.5 |
9 | 38 | 63 | 10 | -9.5 | 3.5 | 36.125 | 36.0 | 36.0 |
PW | 43 | 63.5 | 10 | -9.5 | 4 | 35.625 | 35.5 | 35.5 |
AW | 49 | 63.5 | 10 | -9.5 | 4.6 | 35.625 | 35.5 | 35.5 |
SW | 56 | 63.5 | 9 | 9 | 5.3 | 35.625 | 35.5 | 35.5 |
ここがポイント!
- スリクソンブランドのモデルで、所有感がある
- 中空構造で飛距離性能と球の上がりやすさが両立している

まとめ
初心者向けで、球が上がりやすいアイアンについて、2022年モデルを対象として、おすすめモデルをランキング形式で紹介しました。
長らくストロングロフトの飛距離一辺倒のアイアンが増えていましたが、最近では、よりアイアンらしい弾道でグリーンを狙える高弾道のモデルが増えています。
飛距離性能と球の上がりやすさは、トレードオフの関係にありますので、何処まで上がりやすさを求めるかで、モデルの選び方も変わってくると思います。
一つの目安として、7番にどれぐらいのロフト角を持たせたいかで検討されると、選びやすくなると思います。