キャロウェイのローグSTシリーズに、プロトタイプのフェアウェイウッド3機種が限定販売モデルとしてラインナップ追加されました。
ツアープロ仕様のローグST LSツアー、ローグST ◆◆◆、ローグST ◆◆◆Tの3機種のフェアウェイウッドについて、モデルの種類、スペックなど、最新情報をまとめました。
目次
ROGUE STのプロトタイプのフェアウェイウッドは3機種!
ローグSTのフェアウェイウッドは、シリーズの発売開始の時点では4機種がリリースされています。
今回、ツアープロが使用するプロトタイプの3機種が、CE(キャロウェイ エクスクルーシブ)モデルとして発売されました。
≫ キャロウェイの製品名に付けられた「CE」は、どんな意味があるか?
これでローグSTシリーズは、フェアウェイウッドだけで全7機種となります。この他にもAPEX UW、ビッグバーサもありますので、他社には無い充実っぷりです。
▼ローグSTのプロトタイプ フェアウェイウッド3機種
こちらの映像は、新たに追加されたプロトタイプのフェアウェイウッド3機種です。
<ローグST LSツアー フェアウェイウッド>
- ローグST LSフェアウェイウッドに可変スリーブを搭載したバージョン
- プロトタイプ3機種の中で、最も低スピン
- 弾道調整機能を駆使したい方向け
<ローグST ◆◆◆ フェアウェイウッド>
- プロトタイプ3機種の中で、最もシャロー
- プロトタイプ3機種の中で、最もヘッド体積が小さい
- ツアーモデルでありながら、球を拾いやすい
<ローグST ◆◆◆T フェアウェイウッド>
- プロトタイプ3機種の中で、最もディープ
- プロトタイプ3機種の中で、最もソールがラウンドしている
- プロトタイプ3機種の中で、最も寛容性が低い
- あらゆるライに対応しやすい
ROGUE ST プロトタイプ フェアウェイ3機種のヘッド形状の違いを比較
プロトタイプのフェアウェイウッド3機種について、クラウン、フェースなど、ヘッド形状の違いをまとめました。
クラウン
3機種とも、ヒール寄りがすっきりしています。
トップラインからのヘッドのつながりは、◆◆◆と◆◆◆Tが逃げ顔になっていて、左へのミスが出にくい印象を与えてくれます。
横からのヘッド形状
左のLSツアーは、ヘッド後方が丸みを帯びている形状になっています。重心を深くし過ぎないヘッド形状で、低スピン性能に優れています。
中央の◆◆◆は、ヘッドが後方に伸びていて、奥行きが長く取られています。最もシャローなヘッド形状で、座りが良く、球の拾いやすさがあります。
右の◆◆◆Tは、ヘッドに膨らみを持たせてあって、ディープな形状になっています。
フェース形状
こちらは正面から見たフェースの映像を並べたものです。
右に行くにつれ、ソール形状がラウンドしているのが分かります。
右の◆◆◆Tは、ソール形状がV字型になっていますので、あらゆるライに対応しやすく、抜けの良さも優れています。
ROGUE ST プロトタイプ フェアウェイ3機種の特徴の違いを比較
プロトタイプのフェアウェイウッド3機種について、スペック、テクノロジー、弾道の違いをまとめました。
スペックの違いを比較
▼番手・ロフト角の違い
モデル | LSツアー | ◆◆◆ | ◆◆◆T |
---|---|---|---|
3+ | 13.5° | - | - |
3番 | 15° | 15° | 14° |
3HL | - | 16.5° | 16° |
5番 | 18° | 18° | 18° |
何れのモデルも番手は3種類ありますが、内容に違いがあります。
ローグST LSツアーFWは、3番、5番に加えて、ロフトが立った3+があり、ローグST ◆◆◆ FWとローグST ◆◆◆T FWは、3番、5番に加えて、3番のロフトを寝かせた3HL(ハイローンチ)があります。
▼3番ウッドのスペックの違い
番手 | LSツアー | ◆◆◆ | ◆◆◆T |
---|---|---|---|
ヘッドサイズ | 178cc | 171cc | 175cc |
ロフト角 | 15° | 15° | 14° |
ライ角 | 56° | 56° | 56° |
長さ | 43″ | 43″ | 43″ |
ローグST ◆◆◆T FWは、スタンダードなローグST ◆◆◆ FWと比べると、3番と3HLでロフトを立たせたスペックとなっています。
ヘッドのディープ形状も相まって、低く強く飛ばしたい方向けとなっています。
搭載テクノロジーの違いを比較
モデル | LSツアー | ◆◆◆ | ◆◆◆T |
---|---|---|---|
JAILBREAK | 〇 | 〇 | 〇 |
FLASH FACE SS22 | 〇 | 〇 | 〇 |
可変スリーブ | 〇 | - | - |
スクリューウェイト | 5g | 7g | 7g |
ヘッドに搭載されているテクノロジーについては、Jaillbreak ST、フラッシュフェース SS21、スクリューウェイトなど、基本的に同じものが搭載されています。
唯一大きく異なる点として、LSツアーのみ可変スリーブが搭載されていますので、ロフト角・ライ角を調整して、弾道をカスタマイズしやすくなっています。
弾道の違いを比較
モデル | LSツアー | ◆◆◆ | ◆◆◆T |
---|---|---|---|
打ち出し | 標準 | やや低い | やや低い |
スピン量 | 少ない | 標準 | 標準 |
操作性 | 高い | 高い | とても高い |
寛容性 | 標準 | やや小さい | 小さい |
MAX LSとの比較で言えば、低スピン性能を落として、操作性を上げたモデルがローグST ◆◆◆ドライバーです。
低スピンを強めたモデルがローグST ◆◆◆ LSドライバー、操作性を強めたモデルがローグST ◆◆◆ Sドライバーです。
ちなみにLSは低スピン(Low Spin)、Sは小(Small)ではないかと言われています。
ROGUE ST プロトタイプ フェアウェイ3機種の試打・評価
ROGUE ST ◆◆◆・◆◆◆T フェアウェイを打ち比べ・比較・評価
<ローグST ◆◆◆フェアウェイ>
- ローグST MAXと比べると、全くの別物。
- 左に行きそうな感じはゼロ。
- しっかり振らないと、球が上がらない。
- 上げて欲しい、つかまえて欲しい感はない。
- スピンは少ないので、前に飛んで行く。
<ローグST ◆◆◆Tフェアウェイ>
- ヘッド形状がディープで小ぶり。Tはツアー(Tour)の意味か?
- 5番は弾道の高さが出る。
- 3番は左に行きそうな感じは無い。地面から打つには、ドライバーでヘッドスピードが44m/sぐらいはないと上がらない。
ローグST LSツアー フェアウェイを試打・評価
- ソールにデザインがなく、ローグST LSよりも平べったく見える。
- ◆◆◆、◆◆◆Tよりも楽。球が上がる。
- ◆◆◆、◆◆◆Tと違って、可変スリーブなので、シャフトを変えたい人に良い。
- ヘッドスピードが50m/sぐらいある人は、◆◆◆、◆◆◆Tが良い。
ROGUE ST LSツアー フェアウェイウッドの特徴
特徴
ローグST LSツアーフェアウェイは、プロパーモデルのローグST LSにアジャスタブルホーゼルが搭載されたモデルです。
いわゆるカチャカチャがあることで、弾道をカスタマイズできる点、そして、シャフトを交換できる点、この2つが多きなメリットととなります。
他の2機種の◆◆◆や◆◆◆Tほどハードではなく、そこまで速いヘッドスピードも要求されません。
なお、プロパーのローグST LSフェアウェイと比べると、4番ウッドのみ提供がありません。
スペック
番手 | 3+ | 3 | 5 |
---|---|---|---|
ロフト角 | 13.5 | 15 | 18 |
ライ角 | 56 | 56 | 56.5 |
ヘッド体積 | 178 | 176 | 156 |
クラブ長さ | 43 | 43 | 42.5 |
ROGUE ST ◆◆◆ フェアウェイウッドの特徴
特徴
プロトタイプ3機種の中で、◆◆◆と◆◆◆Tは、トリプルダイアモンドが付いているだけあってハードなモデルとなっています。
ヘッドスピードは45m/sぐらいは欲しいところです。
逆に言えば、ヘッドスピードが速い人が扱えるフェアウェイウッドというのは、通常市販モデルでは限られている面がありますので、ハードヒッターには貴重なモデルです。
シャローなヘッド形状が特徴で、◆◆◆Tと比べると、やや球が上がりやすく、わずかに寛容性もありますが、プロトタイプモデルだけあって、歯応えのあるモデルです。
スペック
番手 | 3 | 3HL | 5 |
---|---|---|---|
ロフト角 | 15 | 16.5 | 18 |
ライ角 | 56 | 56.25 | 56.5 |
ヘッド体積 | 171 | 168 | 158 |
クラブ長さ | 43 | 43 | 42.5 |
ROGUE ST ◆◆◆T フェアウェイウッドの特徴
特徴
こちらは◆◆◆の残りの1機種、◆◆◆Tです。こちらも◆◆◆と同様にヘッドスピードは45m/sぐらいは欲しいところで、◆◆◆よりもさらにハードなモデルです。
ヘッド形状は対照的に膨らみのあるディープ形状です。打ち出しが低く、操作性に優れていますので、右に左に打ち分けたい上級者に適しています。
スペック
番手 | 3 | 3HL | 5 |
---|---|---|---|
ロフト角 | 14 | 16 | 18 |
ライ角 | 56 | 56 | 56.5 |
ヘッド体積 | 175 | 172 | 165 |
クラブ長さ | 43 | 43 | 42.5 |
ROGUE ST プロトタイプ フェアウェイ3機種の発売日・発売価格
ローグSTのトリプルダイアモンド(◆◆◆)のドライバー3機種は、発売日は、2022年6月です。発売価格は、60,500円からで、シャフトの組み合わせにより変わります。