ステルスシリーズのUDIとDHYの映像が、海外サイトで確認された件を、先日、当記事で取り上げました。
それから5日後、USのテーラーメイドの公式サイトにステルスUDIとステルスDHYが掲載され、先日、日本のテーラーメイドの公式サイトにも掲載されいました。
公式情報が出ましたので、製品の特徴など詳しくまとめなおしました。
ステルスUDIとステルス DHYは、アイアン型ユーティリティ
こちらがテーラーメイドの日本の公式サイトに掲載されているステルスの新たなユーティリティです。
左がステルスUDI、右がステルスDHYです。
既にステルスシリーズには、ステルスPLUSレスキュー、ステルスレスキューがありますが、そちらはウッド型なのに対して、今回追加されたステルスUDIとステルスDHYはアイアン型になります。
ちなみに、現行では、ステルス意外に、P790 UDI、SIM UDI、SIM DHYがあります。
名称や形状からして、SIM UDIとSIM DHYの後継モデルと考えて良いでしょう。

UDIとDHYの違い
ステルスシリーズで同じクラブ種類でのモデル違いは、PLUSの有無で表されています。
それが、アイアン型ユーティリティに関しては、ステルスUDIとステルスDHYという名前の分け方になっています。
UDIとDHYには意味がありまして、UDIはUltra Driving Ironの略で、DHYはDriving Hybridの略です。
弾道の特徴としては、DHYの方が高く上がり、UDIの方が低く強い弾道が出やすくなっています。
ステルス UDIとステルス DHYの違い
ウェイト配置の違い
この2機種は、ぱっとみ非常に似通って見えますが、色々な角度からみると大きな違いがあります。
1つ目はウェイトの位置です。
ステルスUDIの方はバックフェースにあり、寛容性を持たせてあります。ソール幅は薄めでシャープに仕上がっていて、球の上がりやすさよりも、前に強く飛ばせる設計になっています。
ステルスDHYの方はソール面にある珍しいウェイト配置です。より低い位置に重心を持たせる意図が伝わってきます。ソール幅も極端に厚く、球を浮かせる設計になっています。
ソール形状の違い
ソール幅は、ステルスDHYの方が極端に厚めになっています。この後で映像を紹介しますが、構えた時にトップラインの後ろにソールがはっきり視認できるぐらいしっかりしています。
この形状からも、ステルスUDIは飛距離とコントロール、ステルスDHYは高さを出すモデルであることが分かります。
ネック形状の違い
こちらはネック形状を比較した映像です。UDIの方がストレート感があり、フェースをさし出したなりの弾道が出やすい形状になっています。
先程も取り上げましたが、ステルスDHYの方は、トップラインの後ろにソールが見えるぐらい、ソールが厚めになっています。
これは、ロフトが立っている分、余計に見えやすくなるのですが、中にはこの見え方を苦手とするゴルファーもいますので、検討される場合は、予め承知されておくと良いでしょう。
スペックの違い
番手 | UDI | DHY | ||
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 長さ | ロフト角 | 長さ | |
2 | 18° | 40″ | - | - |
3 | 20° | 39.5″ | 19° | 40″ |
4 | 23° | 39″ | 22° | 39.5″ |
5 | - | - | 25° | 39″ |
UDIの方は2~4番でロフト角は18~23°まで、DHYの方は3~5番でロフト角は19~25°までカバーしています。
アイアン型ユーティリティが扱いやすいという方は、DHYの5番まで使って、アイアンは6番・7番から持ち始めるというセッティングもできそうです。

ステルス UDIの特徴
特徴
UDIは伝統的なツアーにインスパイアされた形状をしています。DHYと比べると、ソール幅は狭く、ウェイトもソールではなくバックフェースに搭載されています。
寛容性をそなえつつ、低く強い弾道で飛ばすことができます。
使用される場面としては、距離を残してしまった5番の2打目、風邪の強い中で低く強く狙いたいシーンなどです。
テクノロジー
- 鍛造の中空構造
- スピードフォームエアー
- 貫通型スピードポケット
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | バランス |
---|---|---|---|---|
2 | 18° | 60° | 40″ | D2.5 |
3 | 20° | 60.5° | 39.5″ | D2.5 |
4 | 23° | 61° | 39″ | D2.5 |
シャフト
<TENSEI SILVER TM70 HY (’22)>
硬さ | 重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|
S | 78g | 2.8 | 中 |
ステルス DHYの特徴
特徴
DHYは、ソール幅が広く、ウェイトもソールに搭載されています。
長い距離を打つクラブでありながら、ステルスUDIと比べて、球が上がりやすい設計になっています。
ソールが厚く、ダフリを恐れずに振ることができます。
テクノロジー
- 鍛造の中空構造
- スピードフォームエアー
- 貫通型スピードポケット
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | バランス |
---|---|---|---|---|
3 | 19° | 60.0° | 40″ | D2.5 |
4 | 22° | 60.5° | 39.5″ | D2.5 |
5 | 25° | 61.0° | 39″ | D2.5 |
シャフト
<TENSEI SILVER TM70 HY (’22)>
硬さ | 重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|
S | 78g | 2.8 | 中 |
まとめ
ステルスのUDIとDHYについて、ツアー会場で確認された情報から始まり、テーラーメイドの日本公式サイトに掲載されたのを受け、より正確で詳しい情報にまとめなおしました。
USサイトでは、ハイブリッドとアイアンの両方に掲載されていますが、日本サイトではアイアンとしてのみの掲載となっていますので、ロングアイアン感覚で使って欲しいという意図があるのかもしれません。
