テーラーメイドのSTEALTH ステルスグローレアイアンについて、最新情報をまとめました。
目次
ステルスグローレアイアンの特徴
ステルスグローレのアイアンは1機種
ステルスグローレのドライバーは、調整機能付きのプラスが新しく登場して2機種でしたが、アイアンは従来通り1機種です。
この後の試打動画などでも触れますが、Mグローレ、SIMグローレの後継ではあるものの、ステルスのテクノロジーを取り入れている分、ステルスアイアンの軽量・ストロングロフト版と捉えるとしっくりくると思います。
トゥラップ・テクノロジーで新キャップバックデザインを採用
ステルスアイアンで初めて採用されたトゥラップ構造が、ステルスグローレにも採用されています。
この構造を取ることにより、トゥ側の金属が取り去られ、新たな余剰重量の創出を実現しています。
生み出された余剰重量は、更なる低重心設計に貢献していて、飛距離性能・寛容性を高めています。
ステルスアイアンと比べると、かなりワイドソールになっていますので、ロフト角以上に球が上がりやすく、また、ミスに対する強さも持たせてあります。
ステルスMAX OSアイアンが発売されなくて残念に感じていたゴルファーにとっては、興味深いモデルといって良いでしょう。
ステルスアイアンより1°ストロング
モデル | 5番 | 7番 | 9番 |
---|---|---|---|
ステルスグローレ | 21° | 27° | 36° |
ステルス | 21° | 28° | 37° |
SIM2グローレ | 21° | 27° | 36° |
スペック面については、前作に当りSIMグローレアイアンと殆ど変わらず、わずかに8番のロフト角が0.5°ストロングになった程度です。
一方、ステルスアイアンと比べると、ステルスグローレアイアンの方が1°アップライトで、ロフト角も7番で1°ストロングになっています。
ドライバーは軽量・長尺が大きな特徴ですが、アイアンに関しては、ステルスアイアンと同じ長さで、標準的な長さが採用されています。
アイアン市場全体で見ると、ロフト設定はディスタンス系、クラブ重量は軽量タイプに存じます。
他メーカーのアイアンの競合モデルとしては、ダンロップのゼクシオ、キャロウェイのローグST MAX FAST、ヤマハのインプレスUD+2といった辺りが挙げられます。
グースネックでしっかり球をつかまえられる
ネックはステルスアイアン、SIMグローレアイアンと同様に、はっきりとしたグースになっています。
球をしっかりつかまえて、右に抜けず、力強い弾道で飛ばすことができますので、スライスに悩む方、アイアンで飛距離が出づらい方が扱いやすい形状です。
ステルスアイアンの試打・評価
ステルスグローレアイアンとステルスアイアンを比較・試打
7番、PWのFujikura SPEEDER NX for TM(R)シャフトでの試打です。
- 外観はステルスアイアンに似ていて、テクノロジーはもっと似ている。素材は、フェース素材がクロモリという違いがある。
- 構えてみると、ステルスアイアンとそっくり。ソールは弾き系の中で、打感はとても柔らかくて良い。打音も良い。
- ステルスグローレは、グリップが細めで、手の小さい向けかなと言う感じ。きゅっと握れる。
- ヘッド内部に振動吸収材が使われていて、その効果なのか、強い弾き感は上手く吸収されている。
- クラブが軽い。速めに振ると、シャフトが着いてこない。
- ステルスアイアンのTENSEIの方が、しっかり感、重量感がある。
- ステルスアイアンとヘッド性能は似ている。シャフト・グリップの違いが大きい。
- 純正カーボンシャフトは、HS30後半のゴルファーは恩恵を受けられる。
ステルスシリーズの全クラブを試打・評価
- SIMグローレの後継というより、ステルスアイアンのグローレ版と考えた方が良い。
- ステルスアイアンと比べると、ワイドソールでやさしい。
- 7番が27°で、ステルスアイアンより飛び系。
- 軽量クラブなので、軽く振り切れて、球が上がって飛距離が出る。
ステルスグローレアイアンのスペック・シャフト
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
5番 | 21 | 61 | 38.5 |
6番 | 24 | 61.5 | 37.875 |
7番 | 27 | 62 | 37.25 |
8番 | 31 | 62.5 | 36.75 |
9番 | 36 | 63 | 36.25 |
PW | 41 | 63.5 | 35.75 |
AW | 47 | 63.5 | 35.5 |
SW | 54 | 63.5 | 35.25 |
シャフト
シャフト | 硬さ | 重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|
FUJIKURA SPEEDER NX for TM | SR | 約56g | 4.1 | 先中 |
〃 | R | 約52g | 4.2 | 先中 |
NSプロ 790GH | S | 約85g | 2.8 | 先中 |
NSプロ 950GH neo | S | 98g | 1.7 | 中 |
ステルスグローレアイアンの発売日・発売価格
ステルスグローレアイアンの発売日は2022年10月7日です。発売価格は、シャフト・セットにより以下の通りとなっています。
- FUJIKURA SPEEDER NX for TM
5本セット (#6~PW):¥148,500
単品 (#5, AW, SW):¥29,700 - NSプロ 790GH、NSプロ 950GH neo
5本セット (#6~PW):¥140,250
単品 (#5, AW, SW):¥28,050
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