スリクソンのZX5 MKⅡ・ZX5 MKⅡ LSドライバーについて、最新情報をまとめました。
目次
ZX5 MKⅡ・ZX5 MKⅡ LSドライバーの特徴
ZX5 MKⅡはスタンダードとLSの2機種
スリクソンの2022年モデルとなるZX MKⅡは、ドライバーのラインナップが従来と異なっています。
Z85シリーズ、ZXシリーズではドライバーが2機種でしたが、今回のZX MKⅡでは、ZX5 MKⅡが2機種、ZX7 MKⅡが1機種で、合計3機種となっています。
事前情報では適合リストにZX7 MKⅡ LSの掲載もあったことから、全部で4機種と言われていましたが、7のLSは市販が無いようです。
モデル | ZX5 MKⅡ | ZX5 MKⅡ LS | ZX7 MKⅡ |
---|---|---|---|
弾道高さ | 高 | 中~高 | 中 |
スピン量 | 中~多 | 少~中 | 中 |
つかまり | 強 | 中 | 中~強 |
直進性 | 高 | 中~高 | 中 |
操作性 | 低~中 | 中~高 | 高 |
▼ZX7 MKⅡドライバーについては、下記に詳しくまとめてあります。
スタンダードとLSの違いはウェイトポジション
ZX5 MKⅡのスタンダードタイプとLSタイプでは、ヘッド形状の違いは見た目で分かりません。恐らく同じ形状と思われます。
大きな違いはウェイトポジションにありまして、スタンダードタイプではセンター後方に、LSタイプでは前方に搭載されています。
これによりヘッド挙動はかなり大きく異なっていて、スタンダードタイプの方は、シャローで高MOI、LSタイプは低スピンに加えてヘッドの動きやすさがあります。
スタンダードで物足りない方は、ZX7から検討されたい
従来の5と7の関係からすると、ZX7 MKⅡが一番上級者向けで、難しいモデルのように思われそうですが、実際には異なっています。
新たに追加されたZX5 MKⅡ LSは、ウェイトがネックに近いため、低スピン性能だけでなく、ヘッドの機敏さに優れています。
そのため、寛容性(逆から見ると操作性)は、以下の順となります。
ZX5 MKⅡ > ZX7 MKⅡ > ZX5 MKⅡ LS
ZX5 MKⅡで操作性・低スピン感に物足りなさを感じた方は、ZX7 MKⅡから試されることをオススメします。
フルチタンボディで撓みをアップ
ドライバー市場全体の動向として、カーボンを積極採用した軽量化の方向にあります。
PINGのG430でも一部のウッドを除いて、カーボンクラウンを採用しています。
しかし、ZX MKⅡは、従来のカーボンコンポジットからフルチタンに戻しています。
一見すると退化・デグレードのように感じられそうですが、フルチタンにすることで、高反発エリアが10%拡大しています。
この原理は、接合部(つなぎ目)が無くなることで、スムーズで大きな撓みが生み出されます。
ZX5 MKⅡ・ZX5 MKⅡ LSドライバーの試打・評価
GDO編集部がZX5 MKⅡ・ZX5 MKⅡ LSドライバーを比較試打
ZX5 MKⅡ、ZX5 MKⅡLS、ZX7 MKⅡの全3機種のドライバーを、GDO編集部の2名が試打されています。
試打クラブはロフト角10.5°で、シャフトは標準のDiamana ZX-Ⅱ 50のSです。
<試打・評価のポイント抜粋>
- 前作よりも構えやすくなっている。設置するとフェースは少し開く。
- ZX5 MKⅡ(スタンダード)はつかまる。打ち出しから球が上がってくれる。
- ZX5 MKⅡ LSは、スピンがぐっと減る。
- ヘッド挙動は、スタンダードとLSでだいぶ違う。スタンダードはヘッド挙動が安定するが、LSは重心位置がネックに近いのでミスすると怖い。
- LSはかなり低スピンなので、シャフト選択は注意が必要。
- ヘッドの直進性は、ZX5 MKⅡ、ZX7 MKⅡ、ZX5 MKⅡ LSの順
ZX5・ZX5 LS・ZX7のMKⅡドライバー3機種の試打・評価
ZX5 MKⅡ、ZX5 MKⅡ LS、ZX7 MKⅡのドライバー3タイプを試打されている動画です。
<試打・評価のポイント抜粋>
- フルチタンで音が良くなった。前より抑えられている。打感もかなり柔らかくなっている。
- ZX5 MKⅡ LSは重心が前で、スピン量が減る。カタログでもZX7 MKⅡよりもZX5 MKⅡ LSの方がスピン量が抑えられる。操作性は ZX7 MKⅡ。
- ZX5 MKⅡと比べて、ZX5 MKⅡ LSはつかまり具合いが全然違う。スピン量もLSの方が全然少ない。
- 球をつかまえられない人には、ZX5 MKⅡ LSは厳しい。結構ハード。
ZX5 MKⅡドライバーのスペック
クラブスペック
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:58.5°
- ヘッド体積:460cc
- ヘッド重量:199g
- クラブ長さ:45.25インチ
- クラブ重量:302g(S)
- バランス:D2(S)
シャフトスペック
シャフト | 硬さ | 重量 | トルク | 適応HS |
---|---|---|---|---|
Diamana ZX-Ⅱ 50 | S | 49g | 5.8° | 40~48m/s |
〃 | SR | 47g | 5.9° | 37~45m/s |
〃 | R | 45.5g | 6.0° | 33~42m/s |
ZX5 MKⅡ LSドライバーのスペック
クラブスペック
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:58.5°
- ヘッド体積:460cc
- ヘッド重量:199g
- クラブ長さ:45.25インチ
- クラブ重量:302g(S)
- バランス:D2(S)
シャフトスペック
シャフト | 硬さ | 重量 | トルク | 適応HS |
---|---|---|---|---|
Diamana ZX-Ⅱ 50 | S | 49g | 5.8° | 40~48m/s |
〃 | SR | 47g | 5.9° | 37~45m/s |
〃 | R | 45.5g | 6.0° | 33~42m/s |
ZX5 MKⅡ・ZX5 MKⅡ LSドライバーの発売日・発売価格
ZX5 MKⅡ・ZX5 MKⅡ LSドライバーの発売日は、2022年11月19日です。発売価格は、Diamana ZX-II50 カーボンシャフトで79,200円(税込み)です。