テーラーメイドのステルスグローレ+ドライバーについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
目次
ステルスグローレ+ドライバー
グローレとの融合モデルは、これまでもMグローレ、SIMグローレがありました。
今回、ステルスグローレが発売となったわけですが、これまでと違うところとして、ドライバーが初めて2機種となりました。
ノーマルなステルスグローレドライバーに加えて、新たに追加されたモデルが、調整機能付きの「ステルスグローレ+ドライバー」です。
そもそも、グローレとの融合モデルは「軽量」が大きな特徴のため、重量が嵩む可変スリーブは相性が悪いものでした。
しかし、MグローレやSIMグローレは、飛距離性能の高さが注目されていたことも事実で、想定していたヘッドスピードが遅めのゴルファー以外にも対応すべく、今回、調整機能付きが用意されたものと思われます。
ステルスグローレ+ドライバーは、280g前後の軽量のセッティングに加え、シャフトとグリップを重たいものとした300g台のセッティングも選ぶことができます。
ステルスグローレ+ドライバーの試打・評価
ステルスグローレ+ドライバーをトラックマンで計測試打・評価
石井プロにて、ロフトは9.5°と10.5°、シャフトはSPEEDER NX for TM S、DIAMANA PD60 Sの2種類で試打されています。
- ステルスグローレと比べて、ステルスグローレ+の方は思ったほどつかまらない。長さの違いによるしなり戻りの差があるのかもしれない。
- 高さが出て、スピンも入って、弾き感もある。コースで打ったら結構飛ぶ。
- カーボンフェースのステルスはスピンが入らないと言われているが、ステルスグローレはカーボンフェースでもスピンが入る。
- SIMグローレ、Mグローレより、カチャカチャ付きのステルスグローレ+は少しハード。楽ちんなクラブというより、叩ける人向けのイメージ。
- 打感・打音は弾いた爽快感があって、カーボンと知らなければ気付かない。
- ステルスでは重たい、ステルスグローレでは軽いという方に良い。
ステルスグローレ・ステルスグローレPLUSの2種類のドライバーをGDO編集部が試打・解説
試打クラブは、ロフト角10.5°、シャフトは私物のツアーAD PT-6 Sです。
- 基本はつかまえやすい。
- ミート率が良いので、反発性能が良く、ミスにも強い。
- ステルスシリーズを含めると、ステルス系は5機種ある。試打してスピン量に注目して欲しい。
ドライバー日本一に輝いた浅田裕亮氏がステルスグローレプラスドライバーを試打・評価
- ステルスよりも球が上がりやすい。
- ステルスが合わなかった方に良い。
- カラーがグレーで、ヘッドが大きく見える。
- 飛距離性能は抜群。ステルスよりも飛ぶという方も多いと思う。
- ヘッドスピードが速い方でも合わせることが出来る。
ステルスグローレ+ドライバーのスペック
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:56°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75、45.25インチ
ステルスグローレ+ドライバーのシャフト
ステルスグローレドライバーのシャフトは、公式サイトに掲載されているものが4種類あります。
シャフト | 硬さ | シャフト重量 | クラブ重量 | トルク | バランス | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
FUJIKURA SPEEDER NX for TM |
S | 約48 | 約281 | 6.7 | D3 | 先中 |
〃 | SR | 約45 | 約278 | 7 | D3 | 先中 |
〃 | R | 約43 | 約275 | 7.2 | D3 | 先中 |
Tour AD CQ-5 | S | 約56 | 約301 | 4.5 | C9 | 先中 |
SPEEDER NX GR 50 | S | 約57.5 | 約303 | 4.9 | D0 | 中 |
Diamana GT 50 | S | 約56.5 | 約303 | 4.6 | D0 | 中元 |
ステルスグローレ+ドライバーの発売日・発売価格
ステルスグローレ+ドライバーの発売日は、2022年10月7日です。
発売価格は、FUJIKURA SPEEDER NX for TMシャフトが¥101,200 (本体価格 ¥92,000)、Tour AD CQ-5、SPEEDER NX GR 50、Diamana GT 50の3種類のシャフトが¥121,000 (本体価格 ¥110,000)です。