キャロウェイの歴代ドライバーについて、キャロウェイの歴史を振り返りつつ、これまでのモデルを時系列にまとめます。
キャロウェイは1982年創業のゴルフメーカー
キャロウェイはアメリカに本社を構える世界的なゴルフメーカーです。老舗メーカーと思われている方も少なくないようですが、タイトリストやPINGと比べるとその歴史は浅く、1982年にスタートした新しめのメーカーです。
ワールドワイドに展開しているメーカーで、日本国内でもテーラーメイドと並んで非常に人気があり、両社とも毎年年始の同じタイミングにニューモデルを発売することから、何かと比較されやすい関係にあります。
ゴルフメーカーは得意分野・不得意分野があったり、NIKEのように非参入のジャンルがあるものですが、キャロウェイは、ウッド、アイアン、ウェッジ、パター(オデッセイ)、ボールに至るまで、幅広く支持されているのが大きな特徴です。
メーカーとしての転機は、1991年に発売の「ビッグバーサ」で、PGAツアーでの使用率No.1となり、その後、急成長を遂げています。
1992年、この年のシーズン終了時、「ビッグバーサ」は、PGAおよびLPGAツアー、ベン・ホーガン・ツアー(現ネイション・ワイド・ツアー)でプロの使用率No.1となる。また、この年ゴルフメーカーとしては初めて、ニューヨーク証券取引所へ上場を果たす。
*引用:wikipedia
大型ヘッドの始まりは、この「ビッグバーサ」とも言われていて、その後もヘッドの大型化は進み、今ではアマチュア向けもツアープロ向けも、ルール上限の460ccが当たり前となっています。
キャロウェイ ドライバーのモデル年表
発売年 | シリーズ | モデル |
---|---|---|
2016年 | XR16 | XR16 |
〃 | 〃 | XR16プロ |
2017年 | GBB EPIC | GBB EPICスター |
〃 | 〃 | GBB EPICサブゼロ |
〃 | 〃 | GBB EPICフォージド |
2018年 | ローグ | ローグスター |
〃 | 〃 | ローグ |
〃 | 〃 | ローグサブゼロ |
2019年 | EPIC FLASH | EPIC FLASHスター |
〃 | 〃 | EPIC FLASHサブゼロ |
〃 | 〃 | EPIC FLASH |
2020年 | MAVRIK | MAVRIK |
〃 | 〃 | MAVRIK MAX |
〃 | 〃 | MAVRIKサブゼロ |
〃 | 〃 | MAVRIK MAX FAST |
2021年 | EPIC ’21 | EPIC SPEED |
〃 | 〃 | EPIC MAX |
〃 | 〃 | EPIC MAX LS |
〃 | 〃 | EPIC MAX FAST |
2022年 | ローグST | ローグST MAX |
〃 | 〃 | ローグST MAX D |
〃 | 〃 | ローグST MAX LS |
〃 | 〃 | ローグST MAX FAST |
2023年 | パラダイム | パラダイム |
〃 | 〃 | パラダイムX |
〃 | 〃 | パラダイム◆◆◆ |
〃 | 〃 | パラダイムMAX FAST |
XR16(2016年)
XR16シリーズは、XR16、XR16プロの全2機種です。
前年のXRシリーズの後継モデル(2代目)で、空力性能が追求されたヘッドシェイプは、航空機メーカーのボーイングと共に開発されています。
XR16ドライバー
XR16シリーズのスタンダードタイプのドライバーです。
460ccのシャローヘッドは前作よりもストレッチが長くとられていて、深低重心設計+ドローバイアスでオートマチック性のあるドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:58、59°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.5インチ
- シャフト:XR
XR16プロドライバー
XR16シリーズの低スピンタイプのドライバーです。
ソール後方にはスクリューウェイトが搭載されていますが、ヘッド体積は450ccとややこぶりなディープヘッドで、操作性の高さと低スピン性能に優れています。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:450cc
- クラブ長さ:45インチ
- 標準シャフト:XR
GBB EPIC(2017年)
GBB EPICシリーズは、GBB EPICスター、GBB EPICサブゼロの2機種が発売されましたが、後からGBB EPICフォージドが追加され、全3機種です。
グレードビッグバーサ(GBB)の名も冠していますが、この後に続いて行くEPICの初代モデルです。
GBB EPICはキャロウェイのテクノロジー面で転機となったモデルで、この後にキャロウェイの主要テクノロジーとなるJAILBREAK TECHNOLOGYが初めて搭載されています。
GBB EPICスタードライバー
GBB EPICシリーズのスタンダードモデルのドライバーです。
3機種の中でこのモデルのみ、ソール後方にスライダー式のウェイト調整機能が搭載されていて、ドロー・フェードの調整が可能となっています。
サブゼロと比べると、前側ウェイト、可変スリーブが無く、クラブ重量は約10gほど軽い仕上がりで、楽に振れるドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- シャフト:Speeder EVOLUTION for GBB
GBB EPICサブゼロドライバー
GBB EPICシリーズの低スピンタイプのドライバーです。
この後4世代まで続くアスリート向け「サブゼロ」の最初のモデルで、ソール前方にウェイトが搭載され、浅重心設計により低スピンと操作性を兼ね備えているのが特徴です。
スターに搭載されているスライダーウェイトはありませんが、ネックには可変スリーブが搭載されていて、ロフト角・ライ角の調整が可能となっています。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:56.5°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45インチ
- 標準シャフト:Speeder EVOLUTION for GBB
GBB EPICフォージドドライバー
GBB EPICシリーズで、後から追加されたアジア市場向けの限定モデルです。
先に発売されている他の2機種との大きな違いとして、カーボンが使われずフルチタンで仕上がっています。そのため、心地良い爽快な打感・打音が特徴のドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:450cc
- クラブ長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:Speeder EVOLUTION for GBB
ローグ ROGUE(2018年)
ローグシリーズは、ローグスター、ローグ、ローグサブゼロの3機種です。スタンダードタイプはローグですが、日本ではスタンダードタイプをドロー仕様にしたローグスターが主要モデルとなっています。
前年のGBB EPICとは系統が異なるローグという新たなシリーズで、深重心の寛容性・安定性が特徴です。
ローグスタードライバー
ローグシリーズの主要モデルのドライバーです。
スタンダードタイプのローグドライバーを日本仕様にしたもので、ヒール寄りにウェイトが搭載されていて、ドローバイアス設計になっています。
スタンダードタイプよりも10gほど軽く、3機種の中で唯一、可変スリーブも搭載されていません。ロフト角は、9°、10.5°に加えて、高打ち出しの12°があります。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5、12°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- シャフト:FUBUKI for CW 40

ローグドライバー
ローグシリーズのスタンダードタイプのドライバーです。
日本ではローグスタードライバーがメインのモデルのため、スタンダードタイプは数量限定となっています。
スタータイプとの違いとしては、ドローウェイトがないため弾道バイアスがなく、アベレージゴルファーからアスリートに至るまで幅広いゴルファーが扱えるドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.25インチ
- 標準シャフト:Speeder EVOLUTION for CW 50

ローグサブゼロドライバー
ローグシリーズの低スピンタイプのドライバーです。
ソール前方にスクリューウェイトが搭載されていて、浅重心設計になっている点が他の2機種との大きな違いです。
低スピン・低弾道のライナー性の弾道と操作性の高さが特徴で、上級者向けのドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:56°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.25インチ
- 標準シャフト:Speeder EVOLUTION for CW 50

EPIC FLASH(2019年)
EPIC FLASHシリーズは、EPIC FLASHスター、EPIC FLASHサブゼロ、EPIC FLASH(数量限定)の3機種です。

前年はローグでしたが、前々年のEPICの後継(2代目)で、EPICの特徴であるペリメーター・ウェイト(スライダー式のウェイト)が全機種で搭載されています。
EPIC FLASHスタードライバー
EPIC FLASHシリーズのスタンダードタイプのドライバーです。
EPIC FLASHスタードライバーは、アジア市場専用に開発されたモデルで、USではスタンダードモデルのEPIC FLASHドライバーと比べると10gほど軽量化されています。
軽量モデルの為か、3機種の中でスターのみ可変スリーブが搭載されていませんが、スライダー式ウェイトは搭載されていますので、ドロー・フェードの弾道調整は可能です。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:59.5°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- シャフト:Speeder EVOLUTION for CW
- ペリメーターウェイト:約12g

EPIC FLASHサブゼロドライバー
EPIC FLASHシリーズの低スピンタイプのドライバーです。
スタンダードタイプとの違いはソール前方にスクリューウェイトが搭載されている点です。
浅重心設計で低スピンで吹けない強い弾道で飛ばせる上級者向けのドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:56°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.25インチ
- 標準シャフト:Tour AD SZ

EPIC FLASHドライバー
EPIC FLASHシリーズのUSではスタンダードタイプのドライバーです。
日本でスタンダードタイプのEPIC FLASHスタードライバーと比べて、クラブ重量が約10g重くなっています。
ネックには可変スリーブが搭載されていますので、ソール後方のスライダー式ウェイトと合わせて、弾道のカスタマイズ性能に優れています。
日本では数量限定で発売されたため、希少なドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.25インチ
- 標準シャフト:Speeder EVOLUTION for CW
マーベリック MAVRIK(2020年)
マーベリック(MAVRIK)シリーズは、MAVRIK、MAVRIK MAX、MAVRIKサブゼロ、MAVRIK MAX FASTの4機種がプロパーモデルです。

名称はローグでもEPICではありませんが、ヘッドの特徴、そして、販売サイクルからして(偶数年の発売)、市場ではローグ系モデルという認識が多いようです。
なお、メーカーはローグの後継ではなく、全く別物という見解を示しているようです。
いずれにしても、EPIC系特有のスライダー式のウェイト調整機能は無く、ローグ系特有のシャローで深重心な設計になっています。
MAVRIKドライバー
MAVRIKシリーズのスタンダードタイプのドライバーです。
このモデルのみソール後方が持ち上がったハイバックになっていて、空気抵抗を抑えたサイクロンシェイプが採用されています。
最もスピードが出やすいヘッドで、AI設計によるフェースは寛容性が高く仕上がっています。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5、12°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:Diamana 50 for Callaway

MAVRIK MAXドライバー
MAVRIKシリーズのMAX(高MOI)タイプのドライバーです。
スタンダードなMAVRIKドライバーと対照的に、ヘッド後方が低く長く伸びたシャローヘッドで深重心設計になっています。
ウェイトは、ソール後方に加えて、前方のヒール寄りにも搭載されていて、つかまりを良くしたドロー設計になっています。クラブ重量がスタンダードモデルよりも10gほど軽めに仕上がっているのも特徴です。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:Diamana 40 for Callaway

MAVRIKサブゼロ ドライバー
MAVRIKシリーズの低スピンタイプのドライバーです。
サブゼロ特有のソール前方ウェイトを搭載していて、浅重心設計により低スピンで低いライナー性の弾道が特徴です。
ヘッド体積はスタンダードタイプよりも10cc小さく、浅重心により弾道の操作性に優れています。
ヘッドスピードが速いハードヒッター、球筋を操りたい上級者に支持されているドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5
- ライ角:56°
- ヘッド体積:450cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:Tour AD SZ-5 Type II

MAVRIK MAX FASTドライバー
MAVRIKシリーズの軽量タイプのドライバーです。
MAX FASTは、MAVRIKシリーズで初めて登場したシリーズで、アジア市場専用の軽量モデルです。そのため、グローバルモデルとしては欧米に展開されていません。
クラブ重量はスタンダードタイプよりも30gほど軽いため、ヘッドスピードが遅めの方が楽に振ることができます。
ウェイトはドロー位置に搭載されていてハイドロー仕様になっていますので、MAVRIK MAXドライバーの軽量版とも言えます。
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:59.5°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:Diamana 40 for Callaway Black
- フレックス:S、SR、R
- クラブ重量:273g、271g、270g
- バランス:D0

EPIC ’21(2021年)
EPIC ’21シリーズは、EPIC SPEED、EPIC MAX、EPIC MAX LS、EPIC MAX FASTの4機種がプロパーモデルです。

EPIC系としては、2017年のGBB EPICの初代から、2019年のEPIC FLASHが2代目で、EPIC ’21は3代目となります。
従来までは、アスリート向けの低スピンタイプとして「サブゼロという」がありましたが、EPIC ’21からは「LS」となっています。
EPIC SPEEDドライバー
EPIC ’21シリーズのスタンダードタイプのドライバーです。
スタンダード意外には、EPIC系の特徴とも言えるスライダー式のウェイト調整機能(ペリメーター・ウェイト)がソール後方に搭載されていますが、SPEEDのみ搭載がありません。
その代わり、EPIC SPEEDドライバーは、ヘッド後方が持ち上がったハイバック形状で、唯一、サイクロン・エアロ・シャイプと呼ばれる空力設計が採用されています。
空力制御によりヘッドが走り、モデル名の通りSPEEDが出やすいドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:9/10.5°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:Diamana 50 for Callaway
- クラブ重量:約300g(SR)
- ウェイト:ソールのスクリューウェイト(約2g)

EPIC MAXドライバー
EPIC ’21シリーズのMAX(高MOI)タイプのドライバーです。
スタンダードなEPIC SPEEDと比べて、単に深重心の高MOIなだけでなく、クラブ重量が10gほど軽く仕上がっていて、これ以降のシリーズの「MAX」とは重量面で違いがあります。
<スペック>
- ロフト角:9/10.5/12°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:Diamana 40 for Callaway
- クラブ重量:約288g(SR)
- ウェイト:ペリメーター・ウェイト約12g

EPIC MAX LSドライバー
EPIC ’21シリーズの低スピンタイプのドライバーです。
前年のマーベリックまではサブゼロと言う低スピンタイプがありましたが、EPIC ’21からサブゼロが無くなりました。
サブゼロの象徴とも言うべきソール前方のウェイトも無くなり、文字通りMAX(高MOI)のLS(低スピン)タイプになっています。
<スペック>
- ロフト角:9/10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:TENSEI 55 for Callaway
- クラブ重量:約301g(SR)
- ウェイト:ペリメーター・ウェイト約9g

EPIC MAX FASTドライバー
EPIC ’21シリーズの軽量タイプのドライバーです。
MAX FASTは、アジア市場専用の軽量モデルで、USモデルとしての提供(ワールド展開)はありません。
クラブ重量はノーマルタイプよりも30gほど軽く、シニアやヘッドスピードが遅めのゴルファーが楽に扱えます。
<スペック>
- ロフト角:9.5/10.5/12.0°
- ライ角:59.5°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:Speeder EVOLUTION for Callaway
- クラブ重量:約270g(SR)
- ウェイト:ソールのペリメーター・ウェイト(約12g)

ローグST(2022年)
ローグSTシリーズは、スタンダードのMAX、MAX D、MAX LS、MAX FASTの4機種がプロパーモデルです。

これらの他に、◆◆◆、◆◆◆LS、◆◆◆Sも限定モデルとしてリリースされています。

なお、ローグSTは、2018年に発売されているローグシリーズの3代目で、タングステンの後方ウェイトを搭載し、安定性に優れた完成度が高いモデルと評価されています。
ローグST MAXドライバー
ローグSTシリーズのスタンダードタイプのドライバーです。
シリーズの共通の特徴として、後方にタングステンウェイトを搭載していて、寛容性が高く弾道の安定性に優れています。
スタンダードモデルとしては、ややつかまりの良さもあり、やさしいモデルと言われています。
<スペック>
- ロフト角:9/10.5/12°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:VENTUS 5 for Callaway
- フレックス:S/SR/R
- クラブ重量:約305g(SR)
- ウェイト:タングステン・スピード・カートリッジ約11g

ローグST MAX Dドライバー
ローグSTシリーズのドロータイプのドライバーです。
後方ウェイトに加えて、ヒール寄りに別重量に交換可能なスクリューウェイトを搭載していて、ヘッドの返りやすさが備わっています。
ただ、MAX Dはスライスを大きく抑えるほどのドローではなく、スタンダードモデルでも、そこそこのつかまりの良さがあることから、MAXとMAX Dの差は大きくありません。
<スペック>
- ロフト角:9/10.5/12°
- ライ角:60°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:VENTUS 5 for Callaway
- フレックス:S/SR/R
- クラブ重量:約305g(SR)
- ウェイト:タングステン・スピード・カートリッジ約11g、ソールウェイト2g

ローグST MAX LSドライバー
ローグSTシリーズの低スピンタイプのドライバーです。
USモデルではMAX LSの代わりに◆◆◆LSがプロパーモデルに位置付けられていますが、◆◆◆LSは後から日本でも数量限定で発売されています。
MAXという名前からはやさしさをイメージしそうですが、低スピンも強弾道で、ヘッドスピードが速めの方、左のひっかけミスを抑えたい方、弾道を操作したい方など、上級者向けのモデルです。
<スペック>
- ロフト角:9/10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:455cc
- クラブ長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:TENSEI 55 for Callaway
- フレックス:S/SR
- クラブ重量:約308g(S)
- ウェイト:タングステン・スピード・カートリッジ約11g

ローグST MAX FASTドライバー
ローグSTシリーズの軽量タイプのドライバーです。
MAX FASTは、アジア市場向けに提供されている軽量シリーズで、USモデルとしての提供はありません。
クラブ重量は30gほど軽く、ゼクシオのレギュラーモデルと同等クラスの重量感で、ヘッドスピードが落ちてきたが楽に振り抜けます。
<スペック>
- ロフト角:9.5/10.5/12°
- ライ角:59.5°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:SPEEDER NX 40 for Callaway
- フレックス:S/SR/R
- クラブ重量:約277g(SR)
- ウェイト:タングステン・スピード・カートリッジ約8g、ソールウェイト約2g

PARADYM パラダイム(2023年)
パラダイムシリーズは、スタンダード、X、◆◆◆、MAX FASTの4機種あります。
EPICやローグの名称が付いていませんが、位置づけとしてはEPIC系と言われていて、スタンダードモデルにはEPIC系の特徴であるペリメーター・ウェイトが搭載されています。

パラダイムドライバー
パラダイムシリーズのスタンダードモデルです。前作の低スピンタイプの使用者も対象ゴルファーとなっていて、スタンダードモデルでありながら、ややハードめです。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5、12°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:VENTUS TR 5 for Callaway
- フレックス:S/SR/R
- クラブ重量:305g(SR)

パラダイムX ドライバー
パラダイムシリーズのドロータイプのドライバーです。
ドロータイプと言っても公式サイトでは弾道バイアスが「ややドロー」と示されていて、ドスライサー向けではありません。
ヘッド後方が長く取られていて、寛容性が高く、実質的にはこちらがスタンダードモデルとも言われています。
<スペック>
- ロフト角:9、10.5、12°
- ライ角:60°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:VENTUS TR 5 for Callaway
- フレックス:S/SR/R
- クラブ重量:305g(SR)

パラダイム◆◆◆ドライバー
パラダイムシリーズの◆◆◆(トリプルダイアモンド)のドライバーです。
ここ最近、◆◆◆(トリプルダイアモンド)は限定発売でしか一般供給がありませんでしたが、パラダイムシリーズではプロパーモデルとなっています。
450ccの小振りなヘッドで、低スピン性能と操作性に優れたアスリート向けのドライバーです。
<スペック>
- ロフト角:8、9、10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:450cc
- 長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:TENSEI 55 for Callaway
- フレックス:S/SR/R
- クラブ重量:308g(S)

パラダイムMAX FASTドライバー
パラダイムシリーズのMAX FASTタイプのドライバーです。
通常モデルよりも30g近く軽量で、ドローバイアス・高弾道になっていますので、ヘッドスピードが遅めの方が、楽に扱えます。
<スペック>
- ロフト角:9.5、10.5、12°
- ライ角:59.5°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:SPEEDER NX 40 for Callaway
- フレックス:S/SR/R
- クラブ重量:278g(SR)

まとめ
キャロウェイのドライバーは、以前はスタンダードとPROの2モデルでしたが、2017年のGBB EPIC辺りからモデル数が増えていて、最近では4機種となっています。
ワールド展開のシリーズでも、アジア市場向けのMAX FASTをラインナップに追加していて、シニアからアスリートに至るまでほぼ全てのゴルファーに対応しているのも特徴です。