233HFアイアンの最新情報まとめ！試打・評価・スペック

ブリヂストンから発売の233HFアイアンについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。

233HFアイアンの特徴

233HFアイアンは、2021年に発売されている213HFアイアンの後継モデルです。

後継ではありますが、位置付けは同じものの、構造は大きく変わっていますので、この辺りを含めてニューアイアンの特徴について解説して行きます。

ちなみに前作からモデル名に付されている「HF」は、Hybrid Forgedの略で、製法を意味しています。

ハイブリッド・フォージドとは、鋳造素材に圧力をかけながらリムを伸ばして成形し、鍛造並みの強度を実現する製法。

鋳造ならではの高い造形の自由度をもち、鍛造よりも価格を抑えることができるというメリットもある。

*引用：autoc-one.jp

※左が213HFアイアン、右が233HFアイアン

まず、今作の233HFアイアンはキレイな中空構造を採用していまして、ここ数年良く見受けられるような中空でありながらすっきりとした形状をしています。

213HFアイアンからの大きな変更点として、”中空構造を採用！”と言い切りたいところですが、213HFアイアンも半キャビティ・半中空構造を採用しています。

そのため、”完全な中空になった”という表現が適当かもしれません。

しっかりとした中空になることで、中空本来の寛容性・球の上がりやすさといった特徴もありますが、それ以上に内部に様座なテクノロジーを詰め込めるところが大きなポイントとなっています。

*出典：プレスリリース

前作の213HFアイアンでもフェースの裏面に制振材としてポリマーが搭載されていました。

今作の233HFアイアンでは、上と下で異なるポリマーが用いられていて、上側は重さが1/3の発泡ポリマーとなっていて軽量化が実現されています。

▼各モデルのロフト角

モデル	221CB	222CB＋	233HF
5番	25°	24°	22°
7番	32°	31°	28°
9番	41°	41°	38°

スペックについては、この後で詳しく取り上げますが、7番のロフト角は前作と同じ28°となっています。

飛び系と言われるアイアンに入るか入らないかぐらいのロフトの立ち具合で、中級者から見れば飛距離が出ますし、飛距離を求めるアベレージゴルファーからすると大人しめです。

221CB、222CB＋といったアスリートアイアンの延長線上のやさしい方のモデルと捉えると違和感が無いと思います。

前作の213HFのキャビディでは、構えた時にブレードの後ろに（ソールが）見えてしまうという意見があり、233HFでは中空構造になってすっきりした形状になっている。
ロフト設定は7番で28°で、飛び系アイアンとしてはそこまで立っていないが、飛距離性能は高い。
お助け系ではなく、ある程度、アスリートが使うことが前提にされている。
距離はしっかり出るが、スピンもしっかり入って、弾道が調度良い。
飛び系アイアンはつかまりを高めているものが多いが、233HFアイアンはちょっとだけつかまる程度。基本的に余計なことはしない。
加齢と共にやさしくて飛ばせるアイアンを求める方向け。
右のミスを減らしたい方は、もっとやさしいアイアンの方が良い。