APEXシリーズの2024年モデルの最新情報は、下記記事をご覧ください。

キャロウェイのAPEX PROアイアンの2024年モデルについて、試打・評価・製品の特徴について取り上げます。
APEX PROアイアン 2024の特徴
APEXは2014年に初代がリリースされていて、特に本国アメリカでは爆発的な人気を誇るアイアンシリーズです。
これまでAPEXシリーズの中でPROと名の付くアイアンは、筆者の記憶の限りでは2016年、2019年、2021年に発売されています。つまり初代APEXシリーズ以外です。
今回の2024年シリーズでもPROモデルはありますので、3年ぶりの4代目モデルということになります。

3機種で唯一の中空構造+ウレタン・マイクロスフィアを搭載
今回のAPEXアイアン3機種は外観がそっくりですが、APEX PROアイアンは唯一中空構造が採用されています。
バックフェースのタングステンパーツは3機種で共通ですが、PROは中空内部にウレタン・マイクロスフィアが搭載(4番・5番)されていて、フィーリングの良さをテクノロジーでプラスしています。
フェース構造も番手により設計が分けられていて、4番・5番はAI設計によるカップフェース構造のFLASHフェースを採用し飛距離性能を持たせてあり、6~PWはツアーチューンド・フェースプレートを採用し安定性を高めてあります。
前作よりもオフセットを抑えてある
コンパクトなヘッド形状なのは、前作と変わりませんが、オフセットはさらに抑えられています。
より操作性の高さ、クセの出ない弾道を感じさせるネック形状になっていますので、上級者が構えやすくなっています。
特にロングアイアンは中空+フェースカップ構造で、やさしさと飛距離を持たせてありますので、CB・MBユーザーが上の番手だけ使うという用途もオススメです。
ロフト設定はAPEX CB・MBより立たせてある
ロフト角の設定は、APEX CB、APEX MBと比べると僅かに1°だけ立たせてあります。
立たせていると言っても、7番で33°のロフトがありますので、基本的には球を高く上げて落下角度を付けて、球を止めて狙いに行くタイプのゴルファーが使うアイアンです。
なお、ライ角、長さは3機種全てで同じスペック値となっていますので、PRO・CB・MBでコンボで組み合わても違和感が出にくいというメリットがあります。
APEX PROアイアン 2024の試打・評価
APEXアイアン 2024の3機種を比較・試打
APEXアイアン 2024年モデルの3機種を、プロゴルファー、クラブフィッター、ゴルフライターが打ち比べして比較・評価しています。
プロは、CB、MBよりもPROの方がコントロールしやすいと評価されているのが意外なところで、上級者でも扱えるモデルとのことでした。
<APEX PROアイアンの主な試打評価>
- トップブレードはちょっと厚めだが、フェースは小さい。ソールは一番暑くて丸みを帯びている。
- 打音は静か。中空の中で音を消していて、ゆっくり押し出してくれる。
- 小回りが効いて、ヘッドを戻しやすい感じがある。
- 慣性モーメントが大きいのに、操作性が良い。
- ロフトが立ってるけど、ぶっ飛ぶ感じは無く、飛び方がゆっくり。中上級者向けの中空アイアン。
キャロウェイ公式の紹介ムービー
こちらはキャロウェイが公開しているAPEXシリーズ 2024年モデルのプロダクトムービーです。
テクノロジー等の解説はありませんが、各機種のフォルムが分かります。
APEX PROアイアン 2024のスペック
クラブスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
4番 | 22 | 60.5 | 38.5 |
5番 | 25 | 61 | 38 |
6番 | 29 | 61.5 | 37.5 |
7番 | 33 | 62 | 37 |
8番 | 37 | 62.5 | 36.5 |
9番 | 41 | 63 | 36 |
PW | 45 | 63.25 | 35.75 |
シャフトスペック
<Dynamic Gold MID115>
硬さ | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|
S200 | 約420g(5I)、約434g(7I) | 116g | - | 中調子 |
<NSプロ MODUS3 ツアー105>
硬さ | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|
S200 | 約413g(5I)、約426g(7I) | 106.5g | 1.7 | 元調子 |
