ゴルフ用のレーザー距離計でブッシュネルから発売の「ピンシーカー A1スロープジョルト」について、詳しく取り上げます。
製品評価(良・悪)、主要機能、スペックをまとめましたので、「ピンシーカー A1スロープジョルト」をフェアな視点で把握できる内容となっています。
本記事で分かること
- ピンシーカー A1スロープジョルトの機能・特徴
- ピンシーカー A1スロープジョルトの製品評価
- ピンシーカー A1スロープジョルトのスペック
ピンシーカー A1スロープジョルトの概要
ブッシュネルはアメリカの光学機器メーカーで、ゴルフ用品のレーザー距離計の分野ではワールドワイドでトップクラスです。
PGAツアー選手の99%以上に利用されていることから、本格派ゴルファー向けのレーザー距離計として日本のゴルファーにも人気があります。
主な特徴・機能
- 測定距離は、5~1,300ヤード
- ピン測定可能距離は、5~350ヤード
- ピンサーチ
- 高低差機能
- ディスプレイ表示色は黒一色
- 望遠倍率 6倍
- ジョルト機能(振動通知)
- 完全防水(IPX6)
- 充電式
ピンシーカー A1スロープジョルトが適するゴルファー
- ブッシュネル製品のブランド・所有感に価値を感じられる方
- 軽量・小型が好みの方
- 公式競技に出ない、または、公式競技では使わない方
上記のニーズが概ね当てはまる方は、「ピンシーカー A1スロープジョルト」の製品評価をまとめてありますので、この先もお読み頂いて購入の際の参考にしてみてください。
≫ ブッシュネルのレーザー距離計の全モデルを徹底比較【選び方・おすすめモデルが分かる完全ガイド】
ピンシーカー A1スロープジョルトの良い点
良い点① ブッシュネルのブランド力と安心感
ブッシュネルの最大の魅力は、何といってもブランド力にあります。
PGAツアーでの使用率は驚異的な高さで、プロからの支持こそが名実ともに世界NO.1ブランドであることを裏付けています。
ゴルフ用レーザー距離計ピンシーカーはPGAツアー選手の99%以上が愛用する信頼のレーザー距離測定器として位置し・・・
ピンシーカーはPGAパートナークラブ推奨品に選出されており、プロゴルファー、キャディ、コーチ、コース設計者まで国内外のゴルフ界において絶大なる指示を得ている。
*引用:bushnellgolf.jp
ゴルフは使用感だけでなく所有感を大事にされる方も多く、そういった方にとってブッシュネルは最高クラスのブランドです。
他のブランドとしては、カメラメーカーの老舗であるニコンが人気です。ブッシュネル以外でも検討されたい方は、ニコンのモデルと比べてみると良いでしょう。
▼ニコンのレーザー距離計については、全モデルの比較を行いましたので、詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

良い点② ブッシュネルの中で最小・最軽量!
ブッシュネルはゴルフ用レーザー距離計の分野でトップブランドで、品質も優れています。
一つ難点を挙げるとすると、日本で普及しているレーザー距離計と比べると、大きさと重さが際立ちます。
しかし、A1スロープジョルトは従来モデルとは打って変わって、小型化・軽量化が思い切り実現されています。
▼最上位モデルとの比較
モデル | A1スロープジョルト | プロX3プラスジョルト |
---|---|---|
サイズ | 95×60×36mm | 120×80×45mm |
算出体積 | 205cc | 432cc |
重量 | 139g | 340g |
サイズは縦・横・厚さが全て約20%ダウン、重量に至っては約60%もダウンしています。
国内で一般的に普及している小型・軽量モデルと同じレベルが実現されています。
特に筆者が今までブッシュネルで気になっていたのは300gを超える重量です。ずっしり感は安定した測定には寄与しますが、18ホール持ち運ぶとなると躊躇してしまう重さでした。
A1スロープジョルトは半分以下の重さになっていて、市場全体で見ても軽い方に属します。小型・軽量でストレスを感じず持ち運びたい方に適しています。
良い点③ 測定性能が優秀
ブッシュネルのレーザー距離計が支持されている理由の一つとして、性能が優れている点が挙げられます。
中でも優れているのが測定距離の長さです。
通常測定では1,300ヤード、ピンサーチ測定では350ヤードの測定が可能となっていますので、殆ど全てのゴルファーがこのスペックで不足を感じることは無いでしょう。
特にピンサーチ測定に関しては、他メーカーの一般的なモデルでは最大測定距離の1/4~1/3ぐらいになると言われています。つまり、最長800ヤードの製品ではピンサーチが200~270ヤードぐらいということになります。
ちなみに、ピンサーチの最大測定距離については公表していないメーカーが殆どですが、ブッシュネルはしっかり公表しています。この辺りは製品に対する自信の表れとも言えます。
良い点④ USB Type-Cの充電式を採用
ブッシュネルのレーザー距離計は、これまで電池式を採用していましたが、A1スロープジョルトでは軽量化を目指したためか充電式が採用されています。
しかもコネクターはスマホなどで幅広く採用されているUSB Type-Cとなっていますので、この点もプラスに働く方が多いのではないかと思います。
充電式か電池式かは好みが分かれるところではありますが、充電式は電池切れを起こしても充電すれば済む点がメリットとして挙げられます。
電池式も予備電池を持ち運んでいれば良いとも言えますが、電池自体がCR2という特殊なもののため、急に購入しようとしてもコンビニや100均では入手が困難という一面があります(筆者は一度も見たことがありません)。
ピンシーカー A1スロープジョルトの気になった点
気になった点① ピンサーチのON・OFF切替はできない
A1スロープジョルトは、モデル名に「スロープ」と入っていて、高低差機能が搭載されているものの、OFFにはできないタイプとなります。
そのため、公式競技では、原則、高低差機能の利用を禁止していますので、用いることができません。
つまり、A1スロープジョルトは、プライベートでの利用に限る方、高低差機能がONのままで良い方向けとなります。
高低差機能をOFFにする必要がある方は、ツアーV6シフトジョルトがブッシュネルの中では大きくないタイプとなりますのでオススメです。

気になった点② マグネット機能は未搭載
ブッシュネルと言えば、本体にマグネットを搭載しているものをイメージさせる方が多いかと思います。
BITEマグネットが搭載されていると、カートフレームに装着できるためラウンド中の持ち運びが楽だったり、測定後に芝の上に置いた場合にアイアンヘッドに装着して拾い上げたりできるため、慣れてしまうと非常に便利です。
A1スロープジョルトでは、軽量を目指したためか、BITEマグネットは搭載されていません。なお、A1スロープジョルト以外の現行モデルには、全てで搭載されています。
ピンシーカー A1スロープジョルトの構成内容(本体・付属品)
- 本体
- 専用ケース
- 日本版取扱説明書
- 日本版保証書
- USB-Cケーブル
ピンシーカー A1スロープジョルトのスペック
計測範囲 | 5~1,300ヤード |
---|---|
ピン測定可能距離 | 5~350ヤード |
測定精度 | ±1ヤード |
倍率 | 6x |
ディスプレイ表示 | 黒1色 |
輝度調整 | - |
ピンサーチ | 〇 |
高低差計測 | 〇 |
高低差ON・OFF | - |
振動通知 | 〇 |
サイズ | 95×60×36mm |
重量 | 139g |
電源 | 充電式(USB Type-C) |
自動電源OFF | 〇(約10秒) |
防水性能 | 完全防水(IPX6) |
保証期間 | 1年 |
ピンシーカー A1スロープジョルトの発売日・最安値
ピンシーカー A1スロープジョルトの発売日は、2024年3月22日です。
メーカーからの発売価格は46,200円(税込み)で、大手ショッピングモールでの最安値も、Amazonで46,200円(税込み)でした。

