タイトリストのGT1ドライバーについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
GT1ドライバーの特徴
特徴① 軽量タイプで振りやすい!
▼新素材ポリマーで、金属的フィーリングを保ちつつ軽量化を実現
出典・参考:titleist.co.jp
タイトリストをご存知の方であれば、GT1ドライバーは名前からして軽量ドライバーであることは説明不要かと思います。
これまでTS1、TSR1、TSi1が発売されていて、「1」のシリーズは軽量ドライバーの位置づけとなっています。
GT1ドライバーについては実は総重量が公表されていませんが、従来モデルから察すると270~280gではないかと思われます。
ヘッド、シャフト、グリップの全てで軽量化されていますので、どこかが重いということはなく、バランスの良いクラブ重量になっています。
競合モデルとしては、ダンロップのゼクシオ13ドライバー、キャロウェイのELYTE MAX FASTドライバー、テーラーメイドのステルスグローレドライバーなどが挙げられます。
ちなみにグリップは29gで30gを切っています。もし交換される場合、GT2やGT3と同じものにしてしまうと、それだけで21gも重くなってしまいますので、この点は長く使う上で注意が必要です。
特徴② 弾道はハイドロー!右にそれにくい
弾道は従来の「1」のモデルと変わらず、つかまえて高く飛ばせます。
そして、GTシリーズの中で最も重心が深い位置にありますので、寛容性が高いだけでなく、スピンも最も入りやすいドライバーです。
そのため、バックスピンによる揚力が得られますので、ヘッドスピードが遅めで球がお辞儀しやすい方に適しています。
つかまりに関しては、強制的なドローではありませんが、右に行きにくくなっていますので、スライス傾向がある方が安心して振りやすいぐらいのバイアス設定です。
何よりクラブ重量が軽いため、その分、速く振れて、ヘッドも返ってきやすいため、一般的な重さのクラブよりはつかまりが良くなる方が殆どだと思います。
特徴③ 打感良し!シャフト交換で幅広いゴルファーにフィット
軽量ドライバーというと、ヘッドスピードが遅めの方、スライサーの方、シニア・初心者の方がターゲットゴルファーとしてイメージされると思います。
GT1ドライバーについては、アスリート向けのGTシリーズの中から発売されていますので、デザイン的にはGT2、GT3などと同じテイストですし、搭載されているテクノロジーも同じです。
打感もゼクシオのような爽快な金属感なものとは違って、硬さの中にも柔らかさがあり心地良いものになっています。
普段は一般的な重量のクラブを使っている方でもドライバーに苦手意識があるのであれば、シャフトを変えて重量調整して試されると、楽に振れて結果が出しやすいクラブだと思います。
GT1ドライバーの試打・評価
試打ラボしだるTVにて、プロ・クラフトマンが、GT1ドライバーを試打されています。試打クラブは、ロフト角が10.0°、シャフトが純正AIR APEEDER Next Gen S、VENTUS TR BLUE 6 Xです。
- 極度のスライサー、右プッシュしてしまう人にすすめたい。
- ヘッドは極端に左を向いているわけではなく、構えやすい。
- 打感がとても良い。従来モデルより詰まってる感じがする。
- 打った瞬間、打ち出しは高く、そこそこスピンが少ない。
GT1ドライバーのスペック
クラブスペック
- ロフト角:9.0、10.0、12.0°
- ライ角:59.0°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:後方
シャフトスペック
シャフト | フレックス | 重量 | トルク | 打ち出し |
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Fujikura AIR SPEEDER Next Gen | S | 50.5 | 7.0 | 高 |
〃 | R | 49.5 | 7.5 | 高 |
〃 | R2 | 48.5 | 8.0 | 高 |
GT1ドライバーの発売日・発売価格
GT1ドライバーの発売日は、2025年2月21日です。発売価格はFujikura AIR SPEEDER Next Genシャフトで107,800円です。