クリーブランドから発売のキャディバッグ付きゴルフセット PACKAGE SET 2022について詳しく解説します。
日本ではウェッジで知られる!クリーブランドゴルフ
クリーブランドゴルフはアメリカのゴルフ用品メーカーですが、ダンロップを手掛ける住友ゴム工業の参加に入っていることで、日本でも馴染みのあるメーカーです。
海外ではドライバーからパターに至るまで販売されていますが、日本ではウェッジとパターを中心に展開されています。
特に、ダンロップの中心ブランドであるゼクシオとスリクソンではウェッジやパターに力を入れていないため、クリーブランドのウェッジはダンロップと契約するプロの多くの選手に利用されています。
クリーブランド PACKAGE SET 2022は、クラブ10本+キャディバッグ
クリーブランドのゴルフセットは、「PACKAGE SET」の名称で発売されています。2018年にもトリコロールカラーのキャディバッグで発売されていて、今回のPACKAGE SETは、4年振りの新作となります。
前作はメンズモデルのみだったと記憶していますが、今作ではキャディバッグのカラーがブラックのメンズに加えて、ピンクのレディース発売されています。
がのは、ドライバーからパターまでのクラブ11本、そして、クラブを収納するキャディバッグがセットとなっています。
以前のモデルは2万セットも販売されたヒット商品で、今回のモデルではクラブの軽量化を進めていて、より振りやすく扱いやすいセットとなっています。
<セット内容>
- ドライバー
- フェアウェイウッド(5番)
- ハイブリッド(5番)
- アイアン(6本セット:6~9、PW、SW)
- パター
- キャディバッグ
実際にゴルフ場でプレーする際には、最大で持ち運べるゴルフクラブは14本とルールで定められています。
クリーブランドのゴルフセットは、ゴルフクラブが10本で組まれていますので、ご自分で買い足したり、家族や友人から借りるなどして、あと4本まで追加する余裕があります。
もし、追加される場合は、ロフト角の間隔が広いところを埋めるのがオススメです。
ドライバー(10.5°)と5番ウッド(18°)と5番ハイブリッド(24°)、PW(44°)とSW(56°)の間が空いていますので、例えばこの間に3番ウッド(15°)、3番ハイブリッド(20°)、AW(52°)を追加されると更に使いやすいセットにカスタマイズも可能です。
クリーブランド PACKAGE SET 2022の発売日・発売価格
クリーブランド PACKAGE SETの発売日は、2022年10月15日です。
公式サイトで掲載されている発売価格はオープンプライスとされつつも、公式サイトでは88,000で発売されていますので、実質的な定価はこの価格になると思います。
市場価格としては、楽天では54,800円、Amazonでは62,500円での出品が当記事執筆時点で確認できましたので、概ね6万円前後での購入が可能です。
大手有名ブランドのゴルフセットが約6万円で揃うというのは、とりわけ一からゴルフセットを揃える方にとって、極めて破格の安さです。クラブが主要な10本に絞られているため、自分のスタイルに合わせてクラブを買い足してセットをカスタマイズできるため、この点も画一的でなく大きな魅力です。
ちなみに、当記事執筆時点でのダンロップの最新ドライバー「ゼクシオ 12」は定価が88,000円となっていますので、クリーブランドのPACKAGE SETと同価格です。
クリーブランド ゴルフセットがオススメのゴルファータイプは!?
クリーブランド PACKAGE SETは、ドライバーの重さがゼクシオほど軽くはなく、300gを超える重量となっています。
そして、アイアンは7番でロフト角が30°で、アイアンらしい高さのある球が打ちやすいスペックとなっています。
飛距離性能を強烈に高めた偏ったモデルではありませんので、標準的なニーズの一般ゴルファーに適したモデルです。
ドライバーの重さを考えると、シニアの方にはやや重めに感じられると思いますので、20~50代ぐらいの初心者~アベレージゴルファーにオススメです。
クリーブランド ゴルフセットの各クラブの特徴
ドライバー
ロフト角は10.5°の1種類で、球が上がりやすいスぺックとなっています。ヘッド素材は、フェースもボディもチタンで、爽快な打音・打感を求める方に適しています。
クラブ長さは45インチで、一般的なものと比べると0.5~0.75インチほど短くなっています。
クラブは短いほど扱いやすく、より正確なショットが増えやすくなります。また、クラブ重量が軽くはないため、長さが短くなっている点や理に適ったクラブバランスです。
- ロフト角:10.5°
- ライ角:59.0°
- クラブ長さ:45インチ
- ヘッド体積:460cc
- ヘッド重量:195g
- フレックス:S、R
- クラブ重量:309g(S)、306g(R)
フェアウェイウッド・ユーティリティ
ドライバーの下のウッド類は、フェアウェイウッドの5番(18°)とハイブリッドの5番(24°)の2本です。
2018年のモデルではフェアウェイウッドが3番、ハイブリッドが4番でしたが、2022年モデルではアイアンのロフトが寝ていることから、フェアウェイウッドとハイブリッドも大きめのロフトとなったようです。
ドライバーも含めて、同じデザイン、同じクラブバランス(D1)に揃っていますので、同じ感覚で扱いやすいのはセットとして設計・開発されている大きなメリットです。
番手 | 5W | 5H |
ロフト角 | 18° | 24° |
ライ角 | 59.5° | 60.5° |
ヘッド重量 | 214g | 237g |
クラブ長さ | 42.5″ | 39.75″ |
ヘッド体積 | 161cc | 106cc |
アイアン
アイアンは、6~9、PW、SWの6本組です。
ヘッド素材にはステンレスが用いられていますので、キッチン用品などでもご存知の通り、錆びにくいという大きなメリットがあります。
特にアイアンは地面との接触が多く、雨の日やウェットなコンディションで使ったあとは、軟鉄素材ですと錆びやすいという注意点があります。
ゴルフの頻度が上級者ほど多くない、手入れをしっかりする程、道具への強い入れ込みがそれほど無いという方には、ステンレスは非常に適しています。
アイアンの性能としては、キャビティバックが採用されていますので、薄いフェースで弾き感があり飛距離性能が高く、外周の肉厚により打点ブレに強さを発揮してくれます。
素材は軟鉄よりも硬いため、打感は硬めの弾き系となります。
番手 | ロフト角 | ライ角 | スチール(S) | カーボン(R) |
---|---|---|---|---|
6 | 27° | 62° | 37.25″ | 37.5″ |
7 | 30° | 62.5° | 36.75″ | 37″ |
8 | 34° | 63° | 36.25″ | 36.5″ |
9 | 39° | 63.5° | 35.75″ | 36″ |
PW | 44° | 64° | 35.25″ | 35.5″ |
SW | 56° | 64.5° | 35.25″ | 35.5″ |
パター
パターはピン型のクランクネックタイプです。フェース面がやや奥まっていますので、インパクトのタイミングが遅れることで、しっかりボールを捉えやすいのが特徴です。
クランクネックは様々なパッティングタイプに対して適応性が高いと言われていますので、どのタイプのパターが良いか分からないという方にとっても、入門編として適しています。
- ロフト角:3°
- ライ角:72°
- 長さ:34″
- 重さ:506g
キャディバッグ
キャディバッグは、Clevelandのロゴが大きくあしらわれていますので、大手ブランドを手にしている所有感が満たされるデザインとなっています。
全体的な色調はブラックをベースとして、アクセントカラーにブルーが用いられています。
ブラックのメリットは、とにかく汚れが目立ちにくい点です。屋外で使用することから、泥水による汚れなどが心配という方には安心して使いやすいというメリットがあります。
まとめ
クリーブランドのPACKAGE SETの2022年モデルについて取り上げました。
セットとしては、クラブが14本まで揃ったフルセットとは異なり、コアなクラブ10本でまとめているところが大きな特徴です。
少ないことはデメリットに感じる方もおられるかもしれませんが、14本の必要なクラブというのは、ゴルファーによって内容が千差万別です。
その意味で、主要な10本をベースとしながら、自分に必要なクラブを足して行けるため、自分用にカスタマイズできるというメリットがあります。
特に、ゴルフを始めたての方の場合、最初はご家族や友人から足らないクラブを借りてみて、自分に必要なクラブを見極めたうえで買い足すというのもオススメです。
6万円前後で大手有名ブランドのゴルフセットがキャディバッグ付きで手にすることができますので、予算を抑えたい、でも、知名度・所有感は欲しいという方に適しています。