石川遼の最新クラブセッティングについて取り上げます。
石川遼の用具契約
石川遼は、最も注目されている日本の男子プロゴルファーの一人です。15歳の史上最年少で優勝、翌年にはプロ転向、その翌年には史上最年少で賞金王と、話題性だけでなく結果も出し名実共にスター選手となりました。
用具契約は、ヨネックスと5年契約を結び、契約満了の後はクラブはキャロウェイ、ボールはスリクソンとなりました。その後、ボールもキャロウェイと契約を結んでいます。
プロゴルファーの石川遼さん。
いつも感心させられるのは、勝利インタビューの際の遼さんの言葉。
お世話になった周囲の人たちや両親への感謝の言葉がとても印象的です。
実は中学生の時に担任の先生から魔法の言葉を教えて頂いてたそうです。 pic.twitter.com/HOA7nZYsJy— 貴方の未来を変える魔法の言葉 (@magic_words_) April 2, 2020
ヨネックスとの契約は、先方にて継続の意向がなかったようで、意図せずクラブの変更となったと言う推測が多いようです。
ツアープロにとっては、契約先を決めることが予算確保のためにもとても重要です。とは言え、クラブとボールを突然変えるのはプレーに影響を与えるリスクが大きすぎるのは想像に難しくありません。
数年かけてキャロウェイのクラブに慣れ、満足の行くボールが出てきたところで、ボールもキャロウェイに変えたのではないかと思われます。
石川遼のドライバー
キャロウェイ EPIC MAX LSドライバー
ドライバーは、2021年のEPICシリーズのEPIC MAX LSドライバーを採用しています。この前はMAVRIK 440でしたので、投影が異なるタイプのヘッドとなっています。
EPIC ’21からサブゼロがなくなりましたので、ツアープロや上級者の移行先は、低スピンタイプのEPIC MAX LSドライバーか、投影が小さく操作性のあるEPIC SPEEDドライバーに分かれています。
スペック
- ロフト角:8.5°
- クラブ長さ:47.5インチ
- シャフト:TourADプロトタイプ LD 6
- フレックス:TX
なお、2020年の新作MAVRIKについては、実践投入に向けて準備中という情報がキャロウェイから出されています。
石川遼のフェアウェイウッド
キャロウェイ EPIC SPEEDフェアウェイウッド(3番、7番)
3番ウッドは、長らくXR16を使っていました。石川遼のクラブセッティングの中で、少し古いモデルのためご存知の方も多いと思います。
しかし、2021年はドライバーと同様にフェアウェイウッドにもEPIC ’21を採用しています。
フェアウェイウッド3本の内、上と下の3番と7番にEPIC SPEEDフェアウェイウッドを採用しています。
スペック(3番)
- ロフト角:13.5°
- シャフト:TourAD HD 7
- フレックス:X
- 長さ:43インチ
スペック(7番)
- ロフト角:21°
- シャフト:TourAD PT 8
- フレックス:X
キャロウェイ MAVRIK サブゼロ フェアウェイウッド ツアーバージョン(5番)
新たに組み入れた5番ウッドは、前年のMAVRIKシリーズのサブゼロタイプです。
5番ウッドは飛距離を出したくないという意図があり、3番ウッドでは70g台のシャフトでしたが、5番ウッドは80g台の重めのシャフトを挿しています。
スペック
- ロフト角:19°
- 長さ:42.75インチ
- シャフト:TourAD PT 8
- フレックス:X
キャロウェイ MAVRIK・MAVRIKサブゼロ・MAVRIK MAX フェアウェイの試打・評価!マーベリック3種の違いも徹底解説
石川遼のアイアン
APEX TCBアイアン(5~9番)
以前はロングアイアンを入れつつ、APEX MBアイアンを4番から入れていました。
しかし、フェアウェイウッド中心に組み替えてからは、ロングアイアンは外し、ミドルアイアンも5番からとなっています。
石川遼のウェッジ
キャロウェイ JAWSフォージドウェッジ(48、52、56、60°)
ウェッジは2020年モデルのJAWSフォージドウェッジです。
48°~60°まで4°刻みの4本を採用しています。
スペック
- ロフト角:48、52、56、60°
- シャフト:NSプロ MODUS システム3 プロトタイプ
- フレックス:X
石川遼のパター
オデッセイ プロトタイプ 09 ix パター
パターはキャロウェイ系列のオデッセイのものを使用しています。
石川遼のボール
キャロウェイ クロムソフト X ボール
ボールはスリクソンを使用していましたが、クラブに引き続いてボールもキャロウェイと契約し、2015年頃からキャロウェイの製品を使用しています。
石川遼の2019年のクラブセッティング
キャロウェイ EPIC FLASH サブゼロ ドライバー トリプルダイヤモンド
ドライバーは、EPIC FLASH サブゼロドライバーのツアーバージョンを使用しています。
ツアーバージョンには、ダブルダイヤモンド(◆◆)とトリプルダイヤモンド(◆◆◆)の2タイプありますが、石川遼はフェードバイアスで思い切り叩けるトリプルダイヤモンド(◆◆◆)を選択しています。
スペック
- ロフト角:8.5°
- クラブ長さ:45インチ
- シャフト:ツアーAD XCプロトタイプ
なお、2020年の新作MAVRIKについては、実践投入に向けて準備中という情報がキャロウェイから出されています。
石川遼プロ、MAVRIKドライバー実戦投入!
「とにかく振りやすい。コンパクトなヘッドで捕まり感が良い。
ボールのねじれが少ないので嫌なアゲインストの風が吹いていても強いボールが打てる。
他のクラブとの流れが揃い、気持ちよく振れます」
石川プロは、MAVRIKプロトタイプ ドライバーを使用中! pic.twitter.com/1cguopFYcK— callaway_jptour (@callaway_jptour) February 28, 2020
モデルは、ウェイトが前後に搭載されたMAVRIK サブゼロ ドライバーで。ネックにシングルダイヤモンド(◆)、ロフト角9.0°という文字が確認できます。
キャロウェイ XR 16 フェアウェイウッド(3番)
石川遼のクラブで真っ先に思いつくのが、筆者としてはこのXR16フェアウェイです。
XR16は文字通り2016年のモデルですから、やや古いモデルとなります。
その後に、GBB EPIC、ROGUE、EPICFLASHがリリースされ、一時、取り入れたモデルもありましたが、最終的にはXR16に戻しています。
キャロウェイ X フォージド UT アイアン(3番)
2番アイアンも使っていますので、飛距離面から見た役割としては、3番ウッド、2番アイアン、3番ユーティリティ、という順番になるかと思います。
アイアンは2番と4番~Pでモデルを使い分けています。
キャロウェイ APEX PRO アイアン 2019(2番)
ロングアイアンは2番のみAPEX PROの2019年モデルを取り入れています。
3番はアイアン型ユーティリティですので、アイアンのセッティングは、特に拘りをもって組まれているようです。
キャロウェイ APEX MB アイアン(4番~PW)
ミドル以下はAPEX MBアイアンを使用しています。
この以前は、Xフォージドアイアン、スティールヘッドXRアイアン、APEXアイアン等を使っていましたので、マッスルバックを使い続けているのは初めてではないかと思います。
キャロウェイ X フォージド ウェッジ ニュー・ビンテージ(50°)
ウェッジは2本異なるモデルを入れています。こちらは2007年に発売の2007年にX フォージド ウェッジ ニュー・ビンテージの50°です。
かなり古いモデルを使っていますので、相当に気に入っていると思われます。こちらのストックがあるのか、余計な心配をしてしまいます。
キャロウェイ マックダディ 2 ツアーグラインド ウェッジ(58°)
こちらも2014年の少し古いモデルになります。
コントロールしやすいX FORGEDウェッジと、構えやすいX TOURウェッジを融合したヘッドです。
オデッセイ プロトタイプ 09 ix パター
パターはキャロウェイ系列のオデッセイのものを使用しています。
キャロウェイ クロムソフト X ボール
ボールはスリクソンを使用していましたが、クラブに引き続いてボールもキャロウェイと契約し、2015年頃からキャロウェイの製品を使用しています。