スリクソンのZシリーズの初代モデル、2012年に発売のZ925ドライバーについて取り上げます。
目次
初代 Zシリーズドライバーは3種類のヘッドがある
スリクソンの初代Zドライバーは、3種類のヘッドがあり、ヘッド体積が大きく異なっています。
写真左から460ccのZ525、425ccのZ725、380ccのZ925です。
- Z525ドライバー
ヘッド体積は460ccでありながら大きさを感じさせないヘッド。高弾道で飛ばせるドライバー。 - Z725ドライバー
ヘッド体積は425cc。アドレスした時に打ち出しのラインをイメージしやすく、操作性があり中弾道で飛ばせるドライバー。 - Z925ドライバー
ヘッド体積380ccの小振りでディープな形状のなヘッド。つかまり過ぎを気にせずに叩けるヘッドスピードが速い上級者向けのドライバー。
Z925ドライバーの特徴
ミート率を高めたクラブ設計
従来までのモデルと比べると、45インチのコンパクトなシャフトと重いヘッドで、ミート率がアップしやすくなっています。
そして、シャフトは手元重心になっていますので、クラブ慣性モーメントが減少し、振りやすくなっています。
ウェイトフィッティングシステム
初代Zシリーズのドライバーは、ソールのヒール型・トゥ側に2つのウェイトが搭載されています。3gが1個・7gが2個・11gが1個あり、ウェイトを入れ替えることで重心を変更し、弾道を調整することができます。
▼ウェイトを変更した様子が、実際のクラブで紹介されています。
<ウェイトの設定例>
ヒール寄りを11g、トゥ側を3gにすることで、重心距離が短く、そして、重心角が大きくなります。この重心調整例では、球のつかまりが良くなり、スライス傾向を抑えたい人に適した設定となっています。
一方、先ほどと反対のヒール寄りに3g、トゥ側に11gとすると、重心距離が長く、重心角が小さくなります。これにより、球のつかまりが抑えられます。つかまりを抑えて思い切り振り抜きたい人、弾道を操作したいに適した設定です。
なお、ウェイト調整による弾道の変化は、左右共に約8ヤードとされています。
QTSスリーブフィッティングシステム
QTSスリーブにより、シャフトの刺し込み方向を変えることで、ロフト角・ライ角・フェース角を調節することができます。
ロフト角は-1~+1°、ライ角は~+2°アップライトまで、予め定められた12ポジションの中から組み合わせを選ぶ形となります。
Z925ドライバーの試打・評価
初代ZシリーズのZ925、Z925、Z525のヘッド3種について、ツアープロが試打した感想が述べられています。
- Z925ドライバーはヘッドが小さい。
- 上級者がフェースコントロールできそうなヘッドで、しっかり叩ける。
- プロからの要望が多かったヘッド体積380ccのドライバーで数量限定モデル。
- ヘッドは小ぶりで、上級者に好まれるヘッド形状。
- 操作性も良く、インテンショナルにフック・スライスを打ちわけられます。
- 芯を捉えると落ち際まで伸びる球が出ますが、弾道は低いです。
- 芯を食った時の感触と弾道はたまらないですね。
- スピン量は、少なめ弾道も中弾道なので思っていた以上に易しいドライバーに仕上がっていると思います。
Z925ドライバーのスペック
ヘッドスペック
- ロフト角:8.5、9.5、10.5°
- ライ角:57.5°
- ヘッド体積:380cc
- クラブ長さ:45インチ
シャフト
- Miyazaki KENA Black 6 カーボンシャフト(X、S、SR)