タイトリストから発売されているVG3ドライバー 2014年モデルについて、試打・評価・製品の特徴について取り上げます。
目次
VG3ドライバー 2014年モデルの特徴
タイトリストのVG3ドライバーの2014年モデルは、シリーズ3代目に当たるモデルです。
VG3は、テーラーメイドのワールドモデルとは別に、日本市場向けに展開されているシリーズです。
2014年モデルは、他の世代のモデルとは違い、ロフト角によりヘッド形状が異なっています。
ロフト角9.5°と10.5°でヘッド形状が異なる
VG3ドライバーの2014年モデルは、ロフト角によりヘッドが異なっています。もちろん搭載されているテクノロジーは同じですが、ヘッドサイズ・ヘッド形状に違いがあり、弾道の特徴にも違いがあります。
ロフト角9.5°の方は、ヘッドサイズ450ccの小振りなヘッドで、形状はディープで洋ナシ型となっています。安定したつかまりとドローが特徴です。
ロフト角10.5°の方は、ヘッドサイズが460ccの大型ヘッドで、形状はシャローです。フェース厚が抑えられている分、重心が低くなっていますので、弾道はハイドローです。
鍛造カップフェースを搭載
フェースには、鍛造のカップ型形状のものが採用されています。
スイートエリアは従来モデルよりも約10%の拡大を実現していて、フェース全体でボール初速がアップしています。
取り外し可能なウェイトを搭載
VG3ドライバー 2014には、ソール後方のヒール寄りに6gのウェイトが搭載され、つかまりの良さ、スピン量・打ち出し角の最適化により大きな飛距離が実現されています。
ウェイトは専用レンチを用いて脱着が可能で、別売りのオプションウェイトに交換することで、バランスを調整することもできます。
カラー | 白 | 赤(標準) | 青 |
---|---|---|---|
ウェイト重量 | 4g | 6g | 8g |
バランス | -1 | 0 | 1 |
ロフト角・ライ角の調整機能を搭載
VG3ドライバー 2014年は、ワールドモデルの方の913に搭載されているシュアフィットツアー、ロフト角・ライ角の調整機能が搭載されています。VG3シリーズで初めて搭載されたモデルです。
タイトリストの調整機能は、ヘッドとスリーブの間に調整リングがある独特な機構となっています。
一般的な可変スリーブはロフト角・ライ角が連動して、個々別々に調整することができないものが多くありますが、タイトリストの場合は、独立的に調整することができるため、調整の自由度が高いというメリットがあります。
調整幅は、ロフト角・ライ角共に、独立して−1°〜+2°の範囲での段階式となっています。
VG3 ドライバー 2014の試打・評価
9.5度モデルのほうがフェースの開閉がしやすいので、10.5度モデルよりも若干操作性があると思います。よりオートマチックにロースピンハイボールの棒球を打ちたい人には10.5度がオススメ。
9.5度は気持ち操作性も意識したい人でどちらかかといえばヒッタータイプ向け。10.5度は払い打ちタイプでもしっかり球を上げてくれるモデルだと思います。
9.5度は洋なし型、10.5度は丸顔ヘッドです。
9.5度でも気持ちよく球が上がってくれますが、10.5度になると、さらに高弾道。球のつかまり度合いも10.5度のほうが高められているように感じます。どっちも好感触!
913シリーズよりも球がよくつかまって上がるから、ラクに振っていける。
どんなゴルファーに向いているのか
- オーソドックスな形状が好きな人
- 打感の良さにこだわるゴルファー
- 弾道調整機能を求める人
VG3ドライバー 2014のスペック
クラブスペック
- ロフト角:9.5°、10.5°
- ライ角:59°、59°
- ヘッド体積:450cc、460cc
- クラブ重量:292g(VG50)、302g(VG60)
- 標準シャフト:タイトリスト VG50、VG60
- フレックス:S、SR、R
ロフト角によりヘッドが異なりますので、9.5°では450cc、10.5°では460ccとヘッドサイズに違いがあります。
クラブ重量については、VG50を装着したモデルで292g、VG60を装着したモデルで302gとなっています。
シャフトラインナップ
公式サイトでは3種類のシャフトが紹介されています。
- タイトリスト VG50・VG60
- フブキJ 50・60
- ツアーAD MT 5・6