PINGから発売のGシリーズはドライバーからアイアンまであり、ウッドを中心に人気のモデルとなっています。実はこのGシリーズ、G2、G5、G400といったモデル名に加え、付記されるSFT、LS TEC、PLUS・・・といった名称があり、ネーミングが謎という声があります。本投稿では、Gシリーズのネーミングについて徹底解説します。
PINGのGシリーズ、Gドライバーは8代目で、G2ドライバーは初代!
PINGのGシリーズは、G30、G410など、Gの後ろに数字が付いています。過去のモデルでGドライバーという名称のものが発売されていますので、これが初代と思っている方も多いようですが、実はGドライバーは8代目モデルです。では初代モデルはというと、G2ドライバーです。ややこしいですね。このあたり、年代別に整理してみましょう。
Gシリーズのモデル年表、G425は11代目!?
世代 | 発売年 | モデル名 |
---|---|---|
初代 | 2004年 | G2 |
2代目 | 2005年 | G5 |
3代目 | 2007年 | G10 |
4代目 | 2009年 | G15 |
5代目 | 2011年 | G20 |
6代目 | 2013年 | G25 |
7代目 | 2015年 | G30 |
8代目 | 2016年 | G |
9代目 | 2017年 | G400 |
10代目 | 2019年 | G410 |
11代目 | 2020年 | G425 |
こうみるとモデル名の不思議さがあるものの、G425は11代目であることに驚かされます。11代目までロングセールのモデルは、ゼクシオとマジェスティプレステジオだけかと思っていましたが、PINGのGシリーズも11代目まで到達しています。
それでは、各モデルを一つずつ見ていきましょう。
G2ドライバー(初代)
こちらが初代となるG2ドライバー。冒頭でも触れましたが、初代なのに添え字が「2」というところが不思議です。ちなみに、GはGenerationの頭文字で、「次世代」という意味です。
2は次世代=第二世代という意味の2なのか、「飛距離性能」と「やさしさ」の2つを兼ね備えたモデルなので2なのか、理由は特定できませんでした。発売年が2002年であれば、年数とも考えられるのですが、G2の発売年は2004年のため謎です。そして、この後のモデルのネーミングがさらに混迷を深めていきます。
G5ドライバー(2代目)
こちらが翌年の2005年に発売のG5ドライバー。この時は「5」が発売年から来ているのかなと思いますが、次の2年後のモデルはG7とはなりませんでした。
最近のPINGといえば、タービュレーターが印象的ですが、この頃はまだ搭載されていません。初めて搭載されるのは2015年の7代目からです。
G10ドライバー(3代目)
こちらが2007年に発売の3代目となるG10ドライバーです。これまでのブルー系のカラーリングから一変して、アクセントカラーがオレンジに変わっています。このあと5代目までオレンジ・赤系統が続きます。
G15ドライバー(4代目)
2009年に発売のGシリーズ4代目となるG15ドライバーです。デザインの感じは3代目と似ていますが、デザインのラインが少し角々してきていて、ポップとシャープの中間ぐらい、ゴルフクラブの中ではおしゃれな印象を与えてくれます。
G20ドライバー(5代目)
2011年に発売のGシリーズ5代目、G20ドライバーです。デザインのラインがギザギザしていて、シャープな方向にデザインの舵を切ったようにも思えます。
添え字の数字については、何となく5ずつ上がっているのかなと感じさせますが、なおさら初代の2が謎になってきます。
G25ドライバー(6代目)
こちらが2013年に発売のGシリーズ6代目、G25ドライバーです。25の数字が見えづらいですが、PINGのPの前に、横向きに25と赤字で書かれています。フェース・クラウン・ソールがブラック一色となり、現在のPINGのドライバーを感じさせるカラーリングになっています。この頃から精悍な方向にデザインイメージが変更されたように感じられます。また、ソール後方にウェイトネジが搭載されるようになったのもこの頃からのようです。
G30ドライバー(7代目)
2015年に発売のGシリーズ7代目、G30ドライバーです。アクセントカラーに初代の青が戻ってきました。
そしてこの代になって初めて空気の流れを制御してくれるタービュレーターがクラウンに搭載されています。
Gドライバー(8代目)
2016年に発売のGシリーズ8代目です。ここでG35ドライバーとならず、Gドライバーとなり、数字がなくなりました。
タービュレーターも年々進化していきます。個人的には凹凸の滑らかなデザインがバットマンのマスクを思い出させます。
G400ドライバー(9代目)
こちらが2017年に発売のGシリーズ9代目です。G2、G5、・・・、G30、Gときて、次はどんな名前になるのかと思っていたら、G400ドライバーです。一つ前の2015年モデルは、そのまま5ずつカウントアップしていればG35ドライバーだったはずです。その流れを汲んで、G40ドライバーとなることころですが、前作でGドライバーと区切りをつけるようなネーミングとしましたので、桁を一つ上げてG400としたのかなと勝手に推測します。
ここで一つドライバーとして変化がありまして、G400は最初にスタンダード、LS TEC、SF TECの3タイプが発売されました。そして、ヘッド体積がここで初めて445ccとなります。その後暫くして、G400MAXドライバーが発売され、最大サイズの460ccモデルが登場します。
G410ドライバー(10代目)
Gシリーズドライバーの10代目となるモデルが、2019年に発売のG410ドライバーです。空力を重視するPINGに、遂に移動式のウェイトが搭載された初めてのドライバーです。正式名はG410 PLUSドライバーです。
G425ドライバー(11代目)
2020年に発売のGシリーズで11代目となるモデル、G425ドライバーです。G400 、G410の次は、G420と思われていましたが、予想外のG425でした。
G425でも移動式ウェイトは引き続き搭載されています。スタンダードタイプの正式名称は、G425 MAXドライバーです。
≫ PING G425ドライバー(MAX・LST・SFT)の最新情報まとめ
以上、PINGの歴代Gシリーズについて見てきました。新しめのモデルについては、下記関連記事をご覧ください。
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