テーラーメイドのM4ドライバーとM2ドライバー 2017について違いを取り上げます。
M4ドライバーの前作に当たるのがM2ドライバー 2017
M4ドライバーとM2ドライバーはモデル名の数字が違いますが、継承関係にあります。2017年に発売されのM2ドライバー 2017、その後継モデルが2018年に発売されたM4ドライバーとなります。
ちなみに、M2ドライバーの方は、今回取り上げている2017年モデル以外に、前年の2016年に発売されたM2ドライバー 2016(初代)があります。タイトリストのようにM1、M2の数字は当初モデルの特性を表すものと思われましたが、2018年モデルで、M3、M4とカウントアップされています。これが続くと後々どうなるんでしょうかね。
M4ドライバーで新たに搭載されたツイストフェース
出典:https://www.taylormadegolf.jp/m3m4driver_jp.html
M4ドライバーの最大の特徴は、ツイストフェースです。これまでフェースの注目点は、使用される素材、薄さ、裏面の形状、カップ形状といったあたりで、フェース曲面がフォーカスされることは殆どありませんでした。
M4ドライバーでは、フェースを捩じるという前代未聞のテクノロジーを搭載し、この年の注目を集めました。
概要を説明すると、ハイトゥ・ローヒール方向に集まる打点のバラツキを、フェースを捩じることで対応し、弾道をセンターに戻してくれるというテクノロジーです。
スピードポケットはM2、M4共に搭載されているが、M4はハンマーヘッドに進化している!
テーラーメイドと言えば、スピードポケットです。ソール前方に施された溝は、M2ドライバー、M4ドライバーの双方に搭載されています。
M2ドライバー 2017のスピードポケット
こちらがM2ドライバー 2017のスピードポケットです。スピードポケットの効果については、表現が毎回異なっているので、メーカーの記載をそのまま掲載します。
新開発スピードポケットにより前作よりも反発力が向上、高弾道低スピンで飛ばせる。
引用:https://www.taylormadegolf.jp/Driver/DW-CCB90.html
M4ドライバーのハンマーヘッド
M4ドライバーの方は、ポケットに2本のリブが掛けられていて、剛性が高められています。こちらもメーカーの説明を引用します。
搭載されたテーラーメイドの新テクノロジー「ハンマーヘッド」は、スイートエリアを拡大すると共に、反発係数最大値に近い高い反発性能を実現した。
引用:https://www.taylormadegolf.jp/m3m4driver_jp.htmlフェースの反発力を向上させるソール前部の「ハンマーヘッド」デザインが、初速アップ、スイートエリア拡大に貢献。
引用:https://www.taylormadegolf.jp/Driver/DW-LNZ77.html
どちらも反発力をアップに寄与し、さらに、M2ドライバーの方は高弾道・低スピン、M4ドライバーの方はスイートエリア拡大、ということになります。
M4ドライバーとM2ドライバーのスペック比較
モデル | M2ドライバー | M4ドライバー |
---|---|---|
ロフト角( ゜) | 9.5/10.5 | 9.5/10.5 |
ライ角( ゜) | 58 | 58 |
ヘッド体積(㎤<cc>) | 460 | 460 |
長さ | 45.75 | 45.75 |
標準シャフト | TM1-217 | FUBUKI TM5 |
クラブ重量(g) | 296(R) | 297(R) |
シャフト重量(g) | 51(R) | 52(R) |
M2ドライバーとM4ドライバーのスペックを並べてみますと、殆ど変わらないことが分かります。重量面で標準シャフトがM4になって1g重くなっていますが、クラブ重量も1gの差のままです。
M4ドライバー・M2ドライバーのフォルム比較
フェースやクラウンなど、全体的なフォルムの比較画像です。縮尺は異なります。
左がM4、右がM2です。M4でツイストフェースが搭載されたことが大きな変更点です。
左がM4、右がM2です。M2ではホワイトのところがM4ではシルバーになっています。カーボンエリアが若干広くなったように見え、境界線の形状も変わり、M4はアドレスしやすくなったという声が聞かれます。
左がM4、右がM2です。スピードポケットの溝の縦幅(間隔)がリブにより補強されたことで広がっています。
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