オノフから発売のONOFF KURO 黒 ユーティリティウィングス 2023について取り上げます。
ONOFF KURO 黒 ユーティリティウィングス 2023の特徴
ONOFFは、黒(KURO)シリーズが奇数年、赤(AKA)シリーズが偶数年にリリースされていて、アスリート向けとアベレージゴルファー向けのモデルが、毎年交互に発売されています。
ということで、2023年(奇数年)はアスリート向けの黒(KURO)が2年振りのリニューアルとなっています。
番手別に異なる重心設計を採用
▼3番・4番と5番・6番のヘッド内部設計
上の番手(3番・4番)と試打の番手(5番)で、ヘッドの内部設計を変えることで、各番手に求められる弾道に合わせた重心設計が採用されています。
3番・4番ではヘッド後方を肉厚にすることで、球の上がりやすさを持たせてあります。
一方、5番では、トゥ側とヒール側を肉厚にすることで、打点ブレに対する強さを持たせてあり、より正確なショットを繰り出しやすくなっています。
3番・4番は角溝
フェース高を高くすることで、重心位置を高めに設定されていて、最適スピン量が確保されています。
さらに、3番と4番はロフト角が25°より小さいため、アイアンの溝規制の対応から外れることから角溝が採用されていて、よりスピンが入りやすくなっています。
スピン量が伴うことで、しっかり高さを出すと共に、ランを抑える効果もありますので、グリーンで止めてピンを狙いに行きやすくなっています。
ONOFF KURO 黒 ユーティリティウィングス 2023の試打・評価
ONOFF KURO 黒 ユーティリティウィングス 2023をトラックマンで計測試打・評価
<試打クラブ>
- U4(24°):CBT:624I S、スピーダーTRハイブリッド85 S
<主な試打評価>
- 不満が無い。パラダイムと同じぐらい良い。
- ウッド系だが、打ち込んだりできそうなヘッドの高さがある。アイアンっぽくもウッドっぽくも打てる。
- 短く見えて、払うより打ち込みたくなる。
- 純正シャフトが素直で打ちやすい。暴れない。
- 打感がドライバーと共通で、乾いていつつもムチッとした感じもある。ボールを潰している感じがする。
- ソール形状は、真ん中が減っていて、打ち込んでも抜けが良い。
- つかまりは、左に行く感じはない。
ONOFF KURO ユーティリティウィングス 2023を忖度無く試打・評価
<ONOFF KUROフェアウェイの特徴>
- 縦ブレ・横ブレが極めて小さい。
- 番手間の距離フローが調度良い(10~15ヤード)。
- スピン性能が高い。
- 引かっけない。
- 小ぶりでカッコいいデザイン。
- 赤と住み分けされていて、やさしいユーティリティではない。つかまえるのは少し難しい。
- 3番・4番は各溝が採用されている。
ONOFF KUROシリーズ 2023をゴルフライターが詳しく解説
▼ユーティリティのところ(4:07頃)から再生
<ユーティリティの評価>
- かなりフェースがディープになっている。
- 構えるとオフセットが入っていて、しっかり上から入れていけるイメージが持てる。
- 良くスピンが入って、アイアンっぽい球が打ちやすい。
ONOFF KURO 黒 ユーティリティウィングス 2023のスペック
ヘッドスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | フェース角 | ヘッド体積 | 長さ |
---|---|---|---|---|---|
3番 | 21° | 59° | -1° | 120cc | 39.25″ |
4番 | 24° | 59.5° | -1° | 117cc | 38.75″ |
5番 | 27° | 60° | -1° | 116cc | 38.25″ |
シャフトスペック
標準シャフトは、ONOFF CBT:624Iです。
- フレックス:S
- 重さ:64g
- トルク:3.5°
- キックポイント:中元調子
- 適応ヘッドスピード:40~47m/s
ONOFF KURO 黒 ユーティリティウィングス 2023の発売日・発売価格
ONOFF KURO 黒 ユーティリティウィングス 2023の発売日は、2023年9月9日です。発売価格は、シャフトにより異なります。
- ONOFF CBT:624I:40,700円(税込)
- LABOSPEC SHAFT SHINARI:u70:46,200円(税込)
- LABOSPEC SHAFT SHINARI:i65、SHINARI:i80:44,000円(税込)
- REPULSION KICK:ST90、ST105:44,000円(税込)