M5、M6ドライバーに搭載されているホーゼル部分のロフト角調整機能について取り上げます。
ロフト角調整機能
M5、M6ドライバーはネックの部分にロフト角調整機能が搭載されています。この調整機能については、公式サイトで殆ど説明がありませんが、ロフト角・ライ角・フェース角を変えることができ、打ち出しの高さ、左右方向、スピン量を調節することができます。
ロフト角調整の各ポジションの設定値
引用:https://www.youtube.com/watch?v=WjzpfFbE_gM
M5、M6ドライバーを紹介するyoutubeの動画の中で、ロフト角調整機能について分かりやすい図がありましたので取り上げます。
ロフト角は±2°、ライ角も±2°、そして、フェース角は±4°の調節が可能となっています。ただし、これは12通りの予め定められた設定になりますので、3つの数値の組み合せが決まっていますので、それぞれを好きな値に変えることはできません。
例えば、フェース角を最大オープンで、ロフトを最大寝かす、ということはできません。
ロフト角調整機能のポジション設定値
ポジション 番号 |
スリーブ 表記 |
ロフト角 | ライ角 | フェース角 | スピン量 |
---|---|---|---|---|---|
1 | UPRT | ±0 | 62 | スクエア | ±0 |
2 | | | -0.75 | 61.5 | 1.5°OPEN | -150 |
3 | | | -1.5 | 60.75 | 3°OPEN | -300 |
4 | LOWER | -2 | 60 | 4°OPEN | -400 |
5 | | | -1.5 | 59.25 | 3°OPEN | -300 |
6 | | | -0.75 | 58.5 | 1.5°OPEN | -150 |
7 | STD | ±0 | 58 | スクエア | ±0 |
8 | | | 0.75 | 58.5 | 1.5°CLOSE | 150 |
9 | | | 1.5 | 59.25 | 3°CLOSE | 300 |
10 | HIGHER | 2 | 60 | 4°CLOSE | 400 |
11 | | | 1.5 | 60.75 | 3°CLOSE | 300 |
12 | | | 0.75 | 61.5 | 1.5°CLOSE | 150 |
実際のロフト角の調整方法と設定内容を解説した動画
テーラーメイドの可変スリーブの調整方法、そして、設定内容について、こちらの動画で詳しく解説されています。M4を用いた解説されていますが、同じメーカーの可変スリーブですので調整方法は同じです。
調整方法に加えて、設定数値に関する説明、試打した測定結果で弾道の変化も解説されています。
カチャカチャ式のメリット・デメリットについても動画の最後で語られています。結論から言いますと、調整機能そのものが重量を要するため、軽量化・重心設計が重要なゴルフクラブとしては、搭載そのものはデメリットに働くという話です。
実際、キャロウェイのEPICFLASH スタードライバー、ROGUEスタードライバーなどに可変スリーブが搭載されていないのは、日本のアベレージゴルファー向けに軽量化しているためだろうとゴルファーの間で言われています。
▼M5のウェイト調整機能については、別記事で詳細解説・おすすめ設定例を紹介していますので、リンクを載せておきます。
≫ M5ドライバーのウェイト調整機能、リバースTトラックについて徹底解説【調整例の基本5種+おすすめ2種】
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