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P790アイアン 2023(4代目)の最新情報まとめ

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★2023-08-14追記:試打動画を追加しました。

テーラーメイドから発売のP790アイアンの4代目、2023年モデルについて、最新情報をまとめました。

P790アイアン 2023の特徴

テーラーメイドのP790アイアンの2023年モデルは、シリーズ4作目となります。

前作のP790アイアン3代目から2年振りのリニューアルとなります。

Pシリーズのアイアンは、P770など色々なモデルでリニューアルが重ねられていますが、4代目まで到達したのはP790が初めてで、ゴルファーからの支持されている様子が伺えます。

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バックフェースはかなりシャープになった

▼P790アイアンの歴代全モデル

※左から2017年、2019年、2021年、2023年モデル

P790アイアンは、Pシリーズの中で最もブレード長が取られたモデルです。

中空内部のタングステンウェイトによる寛容さと相まって、アスリートモデルでありながらやさしく扱えることから、中級者を中心に非常に人気があります。

2017年、2019年モデルはマッスルバックに見た目を寄せてはいるものの、中空アイアンだと分かる形状でした。

※左がP7TW(タイガーウッズモデル)、右がP790(2023)

しかし、2021年モデルから更にすっきりとしたバックフェースになり、2023年モデルは、テーラーメイドアイアンの最高峰であるP7TW(タイガーウッズモデル)に近づいた形状になっています。

形状の異なるタングステンウェイトが、更なる最適重心を実現

通常、アイアンの中空内部や下部に搭載されるウェイトは、各番手にほぼ同一の形状のものが用いられます。

しかし、P790アイアンでは、上図の通り、ウェイトに統一的な形が定められておらず、番手毎に最適な形状・重量が取られています。

アイアンはネック方向に重心が偏りがちですが、ウェイトの形状を自由にするという新たな発想により、ロングアイアン・ミドルアイアン・ショートアイアンなりのニーズに合わせた重心配置が実現されています。

バックフェースの軽量化を実現

次に注目したいのは、バックフェースの裏側の形状です。

上図の通り、内側にディンプル構造(THICK-THIN バックウォールキャスティング)が採用されていて、薄肉部分を多く作り出すことに成功しています。

フルーテッドホーゼルのように、このような細かなところの重量をギリギリまで取り除くことで、先程の自由形ウェイトと同様に、番手毎のより最適な重心配置に貢献しています。

ヘッドの基本構造は前作と同じ

アイアンヘッドとしての基本構造は、前作と同様です。

軟鉄鋳造ボディにクロモリ鋼の鍛造フェースが用いられ、中空内部には制振効果のあるスピードフォームエアーと重心調整のためのタングステンウェイトが搭載されています。

そして、フェースはソール側に織り込まれたL字型のものが採用されていて、アイアンで起こりがちなフェース下部でのミスヒットに対して、飛距離ロスが出にくくなっています。

<P790アイアンの構造が生み出す特徴>

  • 中空構造により、高さ、飛距離、寛容性を持たせる
  • タングステンウェイトにより最適重心を実現
  • スピードフォームエアーによりフィーリングを向上
  • L字型フェースにより、フェース下部でのミスヒットに強い

スペックは前作と全く同じ

番手の種類、ロフト角、ライ角、長さといった主要なスペックについては、前作の2021年モデルから変更がありません。

7番アイアンでロフト角30.5°で、程よく球があがり、程よく飛距離が出せて、一定の寛容性がある中で操作性も味わえるため、中級者にとても適したアイアンです。

また、飛距離が落ちてきた上級者、スキルフルなシニアアスリートが力まずに振りやすいアイアンです。

ちなみに、USモデルではオフセットが公開されていまして、USモデルの2021年モデルと2023年モデルのスペック値を調べてみたところ、オフセットも同じ設定になっていました(7番で2.7mm)。

コリン・モリカワはロングアイアンを使用


こちらは全英オープンの会場でコリン・モリカワのアイアンとして確認された映像です。

これまでP770アイアンの4番を使用していましたが、P790アイアン 2023年モデルの3番を取り入れたとのことです。

He tested both 2 and 3 irons in the P-790, and preferred the offset and the way the 3 iron sat at address.

彼は P-790 の 2 番アイアンと 3 番アイアンの両方をテストし、アドレス時のオフセットと 3 番アイアンの座り方を好みました。

*引用:golfwrx.com

コリン・モリカワが取り入れたモデルのスペックは以下の通りです。

  • ロフト:18.5°
  • ライ角:59°
  • 長さ:39.375インチ
  • シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールドミッド115
  • スイングウェイト:D2.5

P790アイアン 2023(4代目)の試打・評価

P790アイアン 2023をトラックマンで計測試打・評価

試打クラブは、P790アイアン ’23の4番、6~9番、PWで、シャフトはNSプロMODUS3 ツアー105のSです。7番のみTaylorMade MCI 80-Sのカーボンシャフトでも試打されています。

  • ヘッドの形状、サイズ感が良い。外観も格好良い。
  • 79mmあるので安心感があるが、シャープですっきりしている感じもある。
  • 6番アイアンでも高さが出てスピンも入る。4番アイアンもスピンがしっかり入る。
  • 打感はムチッとする。
  • 上の番手(4番・5番)だけカーボンにするのもあり。

P790アイアン 2023(4代目)のスペック

クラブスペック

番手 ロフト角 ライ角 長さ
#3 19° 60.5° 39″
#4 21° 61° 38.5″
#5 23.5° 61.5° 38″
#6 26.5° 62° 37.5″
#7 30.5° 62.5° 37″
#8 35° 63° 36.5″
#9 40° 63.5° 36″
PW 45° 64° 35.75″

シャフトスペック

シャフト 硬さ 重量 トルク 調子
NSプロ
MODUS3 TOUR 105
S 106.5 1.7
NSプロ
950GH NEO
S 98 1.7
Dynamic Gold
EX Tour Issue
S200 131
MCI 80
for TaylorMade
S 82.5 2.5 中元
※上記スペックは5番の値です

P790アイアン 2023(4代目)の発売日・発売価格

P790アイアン 2023(4代目)の発売日は、2023年9月8日です。

発売価格は、シャフトにより以下の通りとなっています。

<5本セット (#6~PW)>

  • Dynamic Gold EX Tour Issue (S200):¥159,500
  • N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 (S):¥159,500
  • N.S.PRO 950GH NEO (S):¥159,500
  • MCI 80 for TaylorMade (S):¥165,000

<単品 (#4, #5)>

  • Dynamic Gold EX Tour Issue (S200):¥31,900
  • N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 (S):¥31,900
  • N.S.PRO 950GH NEO (S):¥31,900
  • MCI 80 for TaylorMade (S):¥33,000
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