キャロウェイから発売のAPEX UW 2024について、製品の特徴、試打した評価・感想を取り上げます。
APEX UW 2024の特徴
フェアウェイウッドとユーティリティの良いとこ取り
APEX UWは2022年に初代モデルが発売されていて、2024年モデルは2代目となります。
初代からコンセプトは継承されていて、フェアウィウッドの球の上がりやすさ、ユーティリティの操作性を持たせてあり、いわば両者の良いとこ取りのクラブです。
名前もユーティリティウッドとどっちつかずですが、クラブの区分上はフェアウェイウッドの一覧で掲載されていますので、フェアウェイウッドということになるようです。
ウェイトは同じく前方に7g
APEX UWの大きな特徴の一つが、ソール前方に搭載されたウェイトです。
前作とほぼ同じ位置で、重量も同じ7gのものが装着されています。
重心を浅く低くする効果がありますので、浅重心により低スピンと操作性、低重心により高弾道が実現されています。
ソールデザインは前作にパラダイムの要素をプラス
ソールデザインは、カットウェーブ・プロ・ソールデザインと呼ばれる新たな形状が採用されていて、安定した振り抜けの良さが備わっています。
▼右がパラダイムユーティリティ、左が前作のAPEX UW
もともとAPEX UWは前方に台形型の段が設けられていましたが、ここにパラダイムユーティリティで採用されたものを進化させたものが採用されています。
番手は4種類
フェアウェイウッドとユーティリティのハイブリッドなためか、番手はロフト角で呼ぶ形となっています。
番手の種類は、前作と比べて23°が追加されていて、17°、19°、21°、23°の4種類となっています。
ちなみに、この23°はアジア市場だけのスペックとなっていますので、USモデルでは提供されていません。
APEX UW 2024の試打・評価
APEX UW 2024の特徴、前作からの進化をプロが詳しく解説
<前作との違い>
- 前作の完成度は維持されたまま、正統進化している。
- 左のミスが出にくい。
- 200ヤード前後の長い距離を上から狙いに行ける。
- 前作と比べて形状の変化はほぼ無い。
- 当たった感触は、新作の方がキーンと弾き感がある。良いか悪いかはひとそれぞれ。直進性を感じやすい打感。
- 球の上がりやすさは、新作の方が高く出る。
<対象ゴルファー>
- パワーがあって、ショートウッドだと球が上がり過ぎてしまう方。
- 逆に、球の上がりやすさ・やさしさを求める方は、パラダイムのノーマルユーティリティやスーパーハイブリッドがオススメ。


APEX UW 2024のスペック
ヘッドスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | ヘッド体積 | 長さ |
---|---|---|---|---|
17° | 17° | 58.5° | 131cc | 41″ |
19° | 19° | 58.5° | 129cc | 41″ |
21° | 21° | 59° | 125cc | 40.5″ |
23° | 23° | 59.5° | 125cc | 40″ |
シャフトスペック
<TENSEI 70 for Callaway>
硬さ | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | 調子 | バランス |
---|---|---|---|---|---|
S | 約357g | 約66g | 3.9 | 中調子 | D1 |
SR | 約355g | 約64g | 3.9 | 中調子 | D1 |
R | 約355g | 約64g | 3.9 | 中調子 | D1 |
APEX UW 2024の発売日・発売価格
APEX UW 2024の発売日は、2023年9月1日です。発売価格は50,600円です。