OUTZOOPから発売のゴルフ用レーザー距離計「B1000PRO」と「B1000」の2機種について詳しく解説します。
また、2機種の違いについても詳しく解説します。
B1000PRO・B1000の概要
OUTZOOPのB1000PROとB1000は同時に発売されています。
デザイン・サイズ・重量は同じで、見た目では区別がつきません。両者の違いについてはこの後で詳しく触れますが、大まかに言えば、B1000PROはカラー2色表示、B1000は黒1色表示です。
<主な特徴・機能>
- 測定距離:3~1,094ヤード
- 測定スピード:0.04秒
- ディスプレイ表示:赤緑の2カラーOLED(B1000PRO)、黒色LCD(B1000)
- 輝度調整(B1000PROのみ)
- 高低差機能
- 高低差機能 ON・OFF切替
- 高低差機能 ON・OFF状態表示
- ピンサーチ測定
- 振動通知
- 望遠倍率:6倍(B1000PRO)、6.5倍(B1000)
- 充電式(USB Type-C)
- 生活防水(IP54)
B1000PRO・B1000がおすすめなゴルファー
先に結論をまとめてしまいますと、B1000PROとB1000がおすすめなゴルファーは、以下のニーズを持たれた方となります。
<B1000PRO>
- 予算は2万円ぐらい
- ディスプレイの見やすさ重視(2カラー表示)
- ポケットに入れたままプレーしたい(超小型)
<B1000>
- 予算は1万円ぐらい
- ディスプレイは黒1色でもかまわない
- ポケットに入れたままプレーしたい(超小型)
上記のニーズが概ね当てはまる方は、B1000PRO・B1000の製品評価、市場での最安値などをまとめてありますので、この先もお読み頂いて購入の際の参考にしてみてください。
B1000PROとB1000の違い
▼B1000PROとB1000の主な違い
モデル | B1000PRO | B1000 |
---|---|---|
ディスプレイ表示 | 赤・緑 2カラーOLED | 黒 LCD |
透過率 | 95% | 85% |
輝度調整 | 〇(4段階) | - |
倍率 | 6倍 | 6.5倍 |
メーカー価格 | 35,980円 | 23,980円 |
市場価格 | 19,980円 | 9,980円 |
2モデルの主な違いは、ディスプレイの表示仕様です。
上位モデルのB1000PROは赤・緑の2カラーのOLEDを採用していて、下位モデルのB1000は黒1色のLCDです。
価格差はメーカー価格で12,000円、市場価格で10,000円の差があります。
両者を選ぶ上では、表示色と価格の2点を抑えておけば良いでしょう。
ディスプレイ表示の違い
出典:楽天
ディスプレイ表示の違いは、カラー・輝度調整・透過率・倍率の4点です。
<カラー>
B1000PROが赤・緑の2カラーのOLEDで、B1000は黒1色のLCDが採用されています。
<輝度調整>
B1000PROにのみ搭載されていて、日照条件に左右されずに最適な見やすさを保つことができます。
<透過率>
透過率は光を通す量を表しています。
B1000PROは95%、B1000は85%となっています。若干の差こそありますが、どちらも一般的なものより極めて高いスペックで、画面が明るくクリアにみえます。
<倍率>
B1000PROが6倍、B1000が6.5倍で、この点は下位モデルのB1000の方が若干優れています。
市場価格の違い
市場価格の最安値は、B1000PROは楽天・Amazon共に18,980円、B1000はAmazonの8,980円です。両モデルの価格差は10,000円で、主な違いが表示色だと考えると、やや開きが大きい感は否めません。
とは言え、どちらも低価格で、価格差よりもそもそもの安さが際立っています。
どちらがオススメか?
先に筆者の結論を述べますと、B1000PROがオススメです。
違いの割に価格差が大きいと言いましたが、それでも上位モデルのB1000PROは最安値で2万円を切っていて、コスパで考えると非常に優れています。
B1000PROは、2カラーOLED、1094ヤード超、0.04秒、超小型という特徴を考えると、2万円で買えると言うのはとてもお買い得です。
もちろん、予算を抑えたい方、カラー表示が不要という方は、B1000にすれば1万円安くなりますので、更にお買い得です。
B1000PRO・B1000の良い点
良い点① 価格の安さは抜群
B1000PROとB1000の特徴として、性能や機能の前にまず注目したいのは価格です。
メーカー価格こそB1000PROは3万円超え、B1000は2万円超えですが、市場価格となると最安値はぐっと下がります。
当記事執筆時点では、B1000PROは2万円を切っていて、B1000に至っては1万円を切っています。
どちらもピンサーチ、高低差機能、振動通知などのゴルフ特有の便利機能は漏れなく搭載されていますし、B1000PROは2カラーOLEDを採用していて見やすさも優れています。
さらに、測定性能も優れていますので、単に安いだけでなくコスパも超優秀です。
良い点② 表示性能が高い!B1000PROは2カラーでさらに見やすい!
出典:Amazon
光の取り込み量を表す透過率が、B1000PROは95%、B1000は85%と極めて優れています。
ファインダー越しの景色がとても明るく見えますので、ターゲットマークや測定結果の文字が景色と同化しにくく、読み取りやすくなります。
光の取り込み量をパーセントで表していて、数字が100に近いほど明るく見えます。逆に透過率が低いとディスプレイ内の表示が暗いため、黒い文字は更に読み取りづらくなってしまいます。
さらに、B1000PROの方は、赤・緑の2カラーOLEDを採用していて、4段階の輝度調整も可能となっています。
出典:prtimes.jp
黒1色の表示で測定結果の読み取り辛さを感じられている方は、カラー表示のB1000PROを、是非、試して頂きたいです。
良い点③ 測定性能が優れている!
冒頭でB1000PROとB1000の価格の安さについて触れました。
低価格だからと言って、機能・性能に劣った点はなく、逆に測定性能に関しては最大距離が1,094ヤード、測定スピードが0.04秒と優れています。
ピンサーチ測定では距離性能が30~40%ぐらいに落ちると言われていますが、1000ヤード超のスペックがあれば不足に感じられる方はいないでしょう。
そして、測定スピードの0.04秒は、筆者が知る限り当記事執筆時点で最速です。スピードが速いと手ブレが抑えられますので、スムーズでストレスがなく楽に測定することができます。

0.04秒は業過最速スピード!
良い点④ カードサイズ並みの小ささで、持ち運びも楽!
出典:Amazon
B1000PRO、B1000はサイズ・重量が同じで、カード並みの小ささが実現されています。
重量も128gと軽いため、ラウンド中の持ち運びのストレスが軽減されます。
サイズ | 92.4×57.9×34.4mm |
---|---|
重量 | 128g |
ゴルフウェアのポケットに入れてラウンドしたい方にとっても、超スリム設計のため適していますし、形状もラウンド面が多いため、出し入れもスムーズに行いやすいです。
出典:prtimes
超コンパクトタイプのレーザー距離計は、本体の前側と後ろ側の形状が同じで、触っただけでは前後の区別が付かないものが多いですが、B1000PRO、B1000は前後で形状が異なっています。
後方が窪んでいますので、測定の際にグリップしやすく安定感のある形状になっているのもプラスポイントです。
B1000PRO・B1000の気になった点
B1000PROとB1000で、機能・性能・価格の面で弱点は見当たりませんが、強いて挙げるとするとデザイン面は好みが分かれるかもしれません。
最近では本体にメタルやレザーといった高級感のある素材を用いたものが増えていますので、それらと比べると、ホワイトをベースにした良くあるタイプのデザインです。ちなみに、カラーバリエーションもありません。
本体に「OUTZOOP」と記されていますが、知名度やブランド力の面では弱いと言わざるを得ませんので、所有感を大事にされる方には満足度が低いかもしれません。
その意味では、同時発売されているNJ± PROがサイズ・重量ともに少し大きく持たせてありますのでオススメです。
B1000PRO・B1000の使用者による口コミ
*1:Amazon、*2:楽天、*3:楽天の口コミを特徴別にまとめました。
測定性能
- 【B1000PRO】特に測位が非常に早く、一流メーカの同種の機器と比べても遜色ありませんし、
バイブで知らせてくれるので測位タイミングが分かりやすいのも良いです。(*1) - 【B1000】瞬時に計測出来て非常に便利です。精度も問題ありません。(*1)
表示性能
- 【B1000PRO】OLEDということで、見やすさは抜群。(*1)
- 【B1000PRO】表示が消えるまで20秒と長く、どのように打つか考える時間があるのも良いです。(*1)
- 【B1000PRO】画面内の情報は多めではあるものの、高低差を加味した距離が大きく表示されるので直感的に分かりやすいです。(*1)
デザイン
- 【B1000】ラウンドで使用してきましたが、持っていたものよりも断然小さく軽いので、ポケットに入れてプレーしても全く気になりませんでした。(*3)
- 【B1000PRO】本体は手に乗るコンパクトさで、タバコに近いサイズ感です。重さはスマホよりやや軽い感じ。専用ケース付属で、ベルトやストラップ通す穴があります。持ち運びは楽です。(*1)
- 【B1000】ハードタイプのポーチ付きなので使わない時の落下予防、防御もできる。ポーチに入れた状態でもサイズ的にはメガネ入れより小さい位なのでラウンド中も携帯性が高い。(*3)
B1000PRO・B1000の構成内容(本体・付属品)
出典:prtimes.jp
- 本体
- ストラップ
- 布ケース
- カラビナ
- 充電ケーブル(USB-A to USB-C)
- レンズクリーニングクロス
- 取扱説明書
B1000PRO・B1000のスペック
モデル | B1000PRO | B1000 |
---|---|---|
計測範囲 | 3~1,094ヤード | |
測定スピード | 0.04秒 | |
ディスプレイ表示色 | 赤・緑(OLED) | 黒(LCD) |
輝度調整 | 〇(4段階) | - |
透過率 | 95% | 85% |
倍率 | 6倍 | 6.5倍 |
ピンサーチ | 〇 | |
高低差機能 | 〇 | |
高低差ON・OFF切替 | 〇 | |
高低差ON・OFF状態表示 | 〇(使用中にランプ点灯) | |
振動通知 | 〇 | |
3点間距離 | - | |
手ブレ補正 | - | |
マグネット | - | |
サイズ | 92.4×57.9×34.4mm | |
重量 | 約128g | |
電源 | 充電式(USB Type-C) | |
充電時間 | 2 | |
バッテリー稼働 | 20,000回 | |
電源自動OFF | 〇(20秒) | |
防水性能 | IP54 |
B1000PRO・B1000の取扱説明書・マニュアル
B1000PRO・B1000の取扱説明書は、製品に付属しています。WEBに公開されているものはありません。
B1000PRO・B1000の発売日・発売価格
B1000PRO・B1000の発売は2024年7月17日です。
発売価格はB1000PROが35,980円、B1000が23,980円です。市場での最安値は、当記事執筆時点でB1000PROがAmazonと楽天で18,980円、B1000がAmazonで9,980円です(クーポン・値引等適用後)。
※クーポン・値引等適用後の価格