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SPEEDER NX VIOLETの特徴を徹底解説!試打・評価・スペック|初代BLUEとの違い

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Fujikuraから発売のSPEEDER NX VIOLETシャフトについて、抑えておきたい3つのポイント、試打・評価、スペック・発売情報などを詳しく取り上げます。

前作に当たる初代SPEEDER NX BLUEとの違い、識者の評価なども取り上げていますので、SPEEDER NX VIOLETの特徴や位置付けが分かる内容となっています

SPEEDER NX VIOLETの特徴

ポイント① BLUEの後継だが、GREEN寄り

SPEEDER NXの4作目となるVIOLETは、1作目のBLUEの後継です。

VENTUSやDIAMANAと同様に、3ラインナップなのが明確で、ユーザーとしては選びやすくなっています。

ちなみに、同社のアスリート向けのVENTUSはハードさを強弱で表すと、RED < BLUE < BLACK ですが、SPEEDER NXは、BLACK < BLUE < GREENとなっていて、BLACKの位置付けが真逆な点には注意が必要です。

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そして、BLUEの後継となるVIOLETですが、その特徴を継承していますが、進化・強化された点があり、簡単に言えば少しだけGREEN(つまりハードな方)に近づいています。

<BLUEとの違い>

  • 弾道:やや低く低スピンで強い
  • 挙動:ダウンスイング後半で先が走る
  • 振り感:先中に張りがある

そのため、現在、BLUEを使っていてもう少し球を強くしたい方、逆にGREENを使っていてもう少しシャフトに仕事をして欲しい方に適しています。

ポイント② カーボンシートの積層が1つ増えているのが最大のポイント!スピードアップ効果!

VIOLETとBLUEの違いを先に述べてしまいましたが、テクニカル的な話というか、メカニズムにも触れておきます。

カーボンシャフトはスチールシャフトとは作り方が全く異なり、カーボンシートを積み重ねて行きます。

Fujikuraでは巻き付けの角度に変化を付けることで、弾道に違いが生まれることに着目しているのが大きな特徴です。

*出典:fujikurashaft.jp

従来までは、0°、45°、90°の3層でしたが、VIOLETでは0°と45°の間に別の角度を追加しています。

この新たな層の角度を決めるに当たっては、角度を細かく変えながらヒューマン・ロボットの両方で実験することで、最もスピードが最も出る角度を見出されているとのことです。

 

 

新層の角度は公開されていない、つまり企業秘密!

それぐらい重要なんだ!

ポイント③ BLUEよりも剛性がアップ

もう一つ、注目したい点として、BLUEよりも剛性が部位的に高めてあります。

  • 先端から400~500㎜ぐらいの剛性をアップ
  • 先端と手元のねじり剛性を10%アップ

先中あたりの剛性が増すことで、最近の高慣性モーメントの大型ヘッドでもヘッドがぶれにくくなり弾道が安定します。さらに先中あたりに張りが感じられることで、しっかりとした振り心地がプラスされています。

また、ねじり剛性がアップすることで、球が強くなりますので、BLUEのもともとの高弾道との相乗効果で、高強弾道が特徴となります。

SPEEDER NX VIOLETの適合ゴルファー

SPEEDER NXの初代であるBLUEの後継ということで、クセが無い中調子系の走り系シャフトです。

適合ロゴルファーは主に以下のような方となります。

  • 先が走って、球を上げる・つかまえる効果が欲しい方
  • 走り系でありながら、先端の安定性も少し欲しい方
  • BLUEよりも球筋が低く強く、振り心地にしっかり感が欲しい方

なお、SPEEDER NXシリーズは重要クラスに80・90はありません。そもそもハードヒッターは同じFujikuraであればVENTUSを検討されると思いますが、重めのシャフトで思い切り叩きたいハードヒッターにはSPEEDER NXは対象外となります。

SPEEDER NX VIOLETの試打・解説

SPEEDER NX VIOLETをドライバーとフェアウェイウッドで試打・評価

  • ヘッドがブレる感じが無く、先端はしっかり硬め。
  • 高さが出てスピンも少な目で前に飛んでる感じがある。
  • ちょっとつかまり系の球を出しやすい。
  • 先端ではなく、中間から大きく撓んで動いてくれる。
  • 動いてくれる(しなりもどり)が球を上げてくれるのにつながるから、フェアウェイウッドにも良い。

クラブフィッターがスピーダーNX VIOLETを試打して評価・解説

  • ヘッドスピードが上がることを謳ったシャフトは沢山あるが、VIOLETは理由がしっかりしている。カーボンシートを巻き付ける角度を変えることで、弾道が変わることが分かり、スピードが上がる角度を見出して採用されている。
  • シャフトの癖は少なく、打ちやすい。
  • BLUEの振り心地の良さに、ヘッドスピードを追加したシャフト。
  • 良い事ばかりではなく、価格は5000円アップしている。

SPEEDER NX VIOLETのゴルフ識者の評価

ALBA Net編集部の評価

引用:ALBA

  • 後継の『バイオレット』は400~500ミリの剛性が上がった影響か、『NXブルー』よりも張り感がある中で、やや強い球でつかまりも増した印象。
  • 記者の持ち球はローフェードにて、通常トウヒットの当たり負けはそのまま右抜けしがちだが、自分の重量帯の【60S】では特に中弾道ドローから強めのフックが出やすく「つかまりがかなり良い」と感じる。

DOGOLF店長の評価

引用:ameblo

  • ミスヒットにも強く、特にトゥよりでヒットした時の当たり負けに強く感じました。
  • NXブルーより剛性が高くしっかり感が増した感じです。
  • 肝心の飛距離性能は、目に見えて飛ぶ!という印象はありませんでしたがアゲインストの時でも距離のロスが少なく感じました!スピン量が多くて飛距離をロスしている方だと飛距離を伸ばせる可能性大です!

SPEEDER NX VIOLETのスペック

モデル 肩さ 重量 トルク 調子 長さ Tip径 Butt径
40 R2 48 5.7 46 8.5 15
R 49.5 15.05
SR 51 15.1
S 53 15.15
50 R 54.5 4.5 15.2
SR 56 15.25
S 57.5 15.3
X 59 15.35
60 SR 65.5 3.6 15.3
S 67 15.35
X 68.5 15.4
70 S 77.5 3 15.45
X 79 15.5

SPEEDER NXは、SPEEDER EVOLUTIONの後継で、先端が走って仕事をしてくれる文字通りスピードが出る走り系のシャフトです。

3作目のBLACKのみ先中調子ですが、1作目のBLUE、2作目のGREEN、そして、4作目のVIOLETは中調子です。

BLUEと比べると、積層が1層増えているためか、シャフト重量は2.5~4.5g増しています。

SPEEDER NX VIOLETの発売日・発売価格

SPEEDER NX VIOLETの発売日は、2024年9月12日です。

発売価格は税込み49,500円(税抜き45,000円)となっていて、BLUE・GREEN・BLACKより税込みで5,500円の値上がりとなっています。

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