≫ ゼクシオ12ドライバーとゼクシオX 2022ドライバーの違いを徹底解説
ゼクシオ11代目を迎える2020年モデルとして発売のゼクシオ11ドライバーとゼクシオXドライバーについて、違いを解説します。
ゼクシオ11代目の2020年モデルは、2種類のヘッドがある
ゼクシオは発売開始から20年を迎え、今作で11代目となります。従来までと異なる点として、ドライバーが2種類発売となっています。
左がレギュラーモデルのゼクシオ11ドライバーで、右が新たに誕生したゼクシオXドライバーです。
ゼクシオ10ドライバーにはMiyazakiモデルという重めのMiyazakiシャフトを装着したバージョンがありましたが、11代目では現時点で用意がありません。恐らく、Miyazakiモデルの位置づけのモデルとして、Xドライバーを用意したものと考えられます。
ゼクシオイレブンドライバーとXドライバーの対象ゴルファー
ダンロップ社からは、ゼクシオ11とゼクシオXについて、以下のように違いが説明されています。
高弾道で気持ちよく飛ばせる「ゼクシオ イレブン」と、
もっとしっかり振り切りたいゴルファー向けの「ゼクシオ エックス」
(http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2019/sp/2019_p03.html)
また、メーカー担当者へのインタビュー動画では、ターゲットゴルファーについて年齢層でも言及されていて、ゼクシオ11ドライバーは60代以上の方を中心として最適なモデル、ゼクシオXドライバーは40~50代の新しいムーブメントとなるゴルファー向けモデルとのことです。
つまり、ゼクシオ11ドライバーは、これまでのゼクシオユーザーにそのまま使ってもらいたいモデル、ゼクシオXドライバーは、これまでのMiyazakiモデルやクラフトモデルのユーザーで、ヘッドスピードが遅くない人向けと考えられます。
ゼクシオ11ドライバーとゼクシオXドライバーの違い
ヘッド形状の違い
フェースはゼクシオ11の方が1°フック、ゼクシオXは0.5°オープンとなっています。ゼクシオ11の方はつかまりを意識した設計で、ゼクシオXの方はしっかり振り抜いても左に行き過ぎない設計になっています。
モデル | ゼクシオ11 | ゼクシオX |
---|---|---|
フェース形状 | シャロー | ディープ |
フェース厚 | 60mm | 61mm |
フェース角 | クローズ(+1°) | オープン(-0.5°) |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc |
素材 | フルチタン | カーボンコンポジット |
ヘッドのスペック値にはフェース厚などにも若干の違いがありますが、もう一つ注目したい点として素材が挙げられます。ゼクシオ11は従来通りフルチタンのドライバーですが、ゼクシオXはカーボン素材が用いられたコンポジットとなっています。
打音・打感の違い
ゼクシオ11とゼクシオXでは打音にも違いがあります。ゼクシオ11は従来通り響き渡る金属音で爽快さがあります。一方、ゼクシオXの方は残響が短く引き締まっていて、ヘッドスピードが速めの人が好む打音となっています。
打感について試打者のコメントによると、レギュラーモデルの弾き感に対して、ゼクシオXの方は吸い付く感じがあるとのことです。
シャフトの違い
ゼクシオ11の方はMP-1100カーボン、ゼクシオXの方はMiyazaki AX-1 カーボンが標準装着されています。
MP1100(ゼクシオ11)の方はトルクがSRで6.4と大きく、しなり戻りの効果が効いてボールがつかまりやすいため、スライスに悩むゴルファーが扱いやすいシャフトです。
硬さ | 調子 | 重量 | トルク |
---|---|---|---|
S | 中 | 42g | 6.4 |
SR | 中 | 40g | 6.4 |
R | 中 | 37g | 6.5 |
R2 | 中 | 37g | 6.6 |
Miyazaki AX-1(ゼクシオX)の方はトルクがSRで5.0とレギュラーシャフトよりしっかりしていますので、ゼクシオ11よりつかまり過ぎることがありません。
硬さ | 調子 | 重量 | トルク |
---|---|---|---|
S | 中 | 47g | 4.9 |
SR | 中 | 45g | 5.0 |
R | 中 | 44g | 5.1 |
また、両者のもう一つの違いとして、シャフトの長さが挙げられます。ゼクシオ10でレギュラーモデルが45.75インチ、miyazakiモデルが45.5インチだったのと同じく、ゼクシオXドライバーの方が0.25インチ短尺の45.5インチとなっています。
クラブ全体の重量もゼクシオ11ドライバーがRスペックで280g、ゼクシオXドライバーがSペックで299gとなっていますので、ゼクシオ11ドライバーは従来通り軽量で軽く振れ、ゼクシオXドライバーはクラブの重さを感じつつ、しっかりしたシャフトで振り抜くことができます。
グリップ・手元側の違い
ゼクシオ11はゼクシオ イレブン専用WEIGHT PLUSフルラバーグリップ、ゼクシオXはゼクシオ エックス専用WEIGHT PLUSフルラバーグリップが装着されています。共に記載のある「WEIGHT PLUS」とは、今作から新たに導入されたテクノロジーで、グリップエンド側に重量を配することでクラブ重心が手元寄りとなり、テイクバックのスイングとトップ位置のブレが抑えられる効果を発揮してくれます。
グリップエンド側の重量負荷にはシリコンラバーブッシュが用いられ、ゼクシオ11では10g、ゼクシオXでは6gのものが配されています。
ゼクシオ11ドライバー・ゼクシオXドライバーの発売日・発売価格
ゼクシオ11ドライバー、ゼクシオXドライバー共に、発売予定日は2019年12月7日となっています。発売価格も共に80,000円(+税)となっています。
ゼクシオ11ドライバー・ゼクシオXドライバーの試打・評価

