テーラーメイドの2020年モデル、SIMドライバーとSIM MAXドライバーは、空力を取り入れた深重心ヘッドで、注目のモデルとなっています。
2種類あるSIMシリーズのドライバーで、プロはどちらを選択したのか調べてみました。
「SIM」の2種類のドライバー
SIMシリーズのドライバーは、ウェイト調整機能が搭載されたSIMドライバー(写真左)とウェイト調整機能が無いSIM MAXドライバー(写真右)の2種類のドライバーがあります。
▼各モデルの概要と特徴比較
モデル | ヘッド体積 | フェース面積 | ウェイト調整機能 | 弾道 |
---|---|---|---|---|
SIMドライバー | 460cc | 標準 | あり | 低い |
SIM MAXドライバー | 460cc | 大きい (SIMより+8%) |
なし | 標準 |
ちなみに、USモデルではドロー仕様のSIM MAX D-TYPEドライバーがありますが、プロが選択するモデルとなると前述の2つとなります。
≫ SIM MAX D-TYPEドライバーの試打・評価・感想
SIMドライバーを選択したプロゴルファー
SIMドライバーの方がハードでアスリート向けと言われるだけあって、ウェイト調整機能を搭載されていることからも、殆どのツアープロがSIMドライバーを選択しています。
- タイガー・ウッズ(M5ドライバーから)
- ローリー・マキロイ(M5ドライバーから)
- ジェイソン・デイ(M6ドライバーから)
- ジョン・ラーム(M5ドライバーから)
- コリン・モリカワ(M5ドライバーから)
- マシュー・ウルフ(M5ドライバーから)
- マリア・ファッシ(M5ドライバーから)
- ゲーリー・ウッドランド(PING G410PLUSドライバーから)
SIM MAXドライバーを選択したプロゴルファー
SIM MAXドライバーの方がやさしいという声が多く、球が上がりやすいとも言われていますので、ツアープロでの採用はあまり多くありません。
やや意外だったのは、松山英樹プロがSIM MAXドライバーを選択したことです。これまでM3 440ドライバー、M5ツアードライバーとアスリート向けの中でも更にハードな方を使っていました。
ヘッド形状からしても、最もディープなモデルからシャローを選択した形になっています。
- 松山英樹(M5ツアーから)
- ダスティン・ジョンソン(M5、M6ドライバーから)
- ジェイソン・デイ(M6ドライバーから)
※SIMドライバーを使用という情報もあり
SIMシリーズとMシリーズの違い
SIMは、これまでのMシリーズと異なる新たなシリーズです。
とは言え、ヘッドの形状は前年のM6と酷似していて、M5・M6に搭載されていたテクノロジーはそのまま継承されています。
「M」の本来の意味である「マルチマテリアル(複合素材)」も継承されていますので、名称こそ変わりましたが、コンセプトは受け継がれています。
キャロウェイのEPICFLASHとMAVRIKのような違いは無く、連続性のあるシリーズとなっています。
▼M5ドライバーとSIMドライバーの違いは、こちらにまとめてありますのでリンクを載せておきます。
▼M6ドライバーとSIM MAXドライバーの違いは、こちらにまとめてありますのでリンクを載せておきます。
▼SIMとSIM MAXドライバーの違いについては、こちらをご覧ください。