スリクソンの初代Zドライバー(2012年モデル)に搭載されているウェイト調整機能、ウェイトフィッティングシステムについて、調整方法・設定について解説します。
目次
スリクソンの初代Zドライバーは、調整機能が2つ搭載されている
スリクソンの初代Zドライバーは2012年に発売されています。
ヘッドはZ525、Z725、Z925の3種類あり、それぞれウェイト調整機能とロフト角調整機能が搭載されています。
本記事では、ウェイト調整機能「ウェイトフィッティングシステム」について取り上げています。
≫ Z785・Z565・Z765などスリクソンZドライバーのロフト角・ライ角の調整機能(QTSスリーブ)を徹底解説!
ウェイト調整機能「ウェイトフィッティングシステム」とは?
初代Zドライバーは、3つのヘッド全てにてソールにウェイトが二つ搭載されています。
ウェイトは出荷時に7gが2個装着されていて、その他、3gと11gが1個ずつトルクレンチ内に収納されています。
▼トルクレンチは上部が開閉式で、ウェイトを収納可能です。
ウェイトは、専用レンチを使用して脱着が可能で、別重量に交換することで、重心を調整することができます。
例えば、ネックよりのヒール側のウェイトを重いものに変えると、重心距離が短く、重心角が大きくなりますので、ボールのつかまりが良くなります。
ウェイトの種類も豊富にある、但し、オプションの入手は困難!?
ウェイトは、標準で3種類ですが、オプションで様々な重量のものがあります。
重量の種類は、3g、5g、6g、7g、8g、9g、11gとなっています。
ただし、初代Zドライバーは2012年のモデルで発売から年数が経過しているため、オプションのウェイトを入手するのは難しいかもしれません。
当記事執筆時点でamazon、楽天で調べてみましたが、出品はありませんでした。
ウェイトの互換性があれば良いのですが、同じZ25のフェアウェイウッド、Z45(2014年モデル)共に、ウェイトの互換性は無いとされています。
どうしても別重量のウェイトが欲しい場合、中古のドライバーから探すという方法があります。中古のモデルに刺さっているウェイトがデフォルトと異なっている可能性があります。
ウェイトフィッティングシステムの専用レンチを使った調整方法
ソールの左右に搭載されているウェイトは、付属の専用レンチを用いて取り外し・装着が可能となっています。
ウェイトに記載されている矢印を、ソールに記載されているLOCKに合わせると、ウェイトが固定されている状態、ソールに記載されているUNLOCKに合わせると、ウェイトが取り外し可能な状態を意味します。
ウェイトの取り外し、装着には専用レンチが必要になりますので、中古クラブとして購入する場合で別重量のウェイトがある場合は、専用レンチの有無を確認されることをオススメします。
ウェイトフィッティングシステムの調整例
ウェイトは、デフォルトで左右両方に7gが装着されています。
この状態をニュートラルと考えて、標準で付いている3g(1ヶ)、11g(1ヶ)を使ったウェイト調整例を見てみましょう。
重心距離を長く、つかまりを抑えた設定
ヒール寄りのウェイトを軽い3g、トゥ側のウェイトを重い11gに変更します。
シャフト軸から遠いウェイトが重くなりますので、重心距離が長くなり、ヘッドの返りが弱くなりますので、ボールのつかまりが抑えられます。
高弾道・キャリーで飛ばしたい方におすすめの設定です。
重心距離を短く、つかまりを良くした設定
ヒール寄りのウェイトを重い11g、トゥ側のウェイトを軽い3gに変更します。
シャフト軸から近いウェイトが重くなりますので、重心距離が短くなり、ヘッドが返りやすく、ボールのつかまりが良くなります。
強弾道・ランで飛ばしたい方におすすめの設定です。
上記の2つの設定例で、11gと7gにしたり、3gを7gにすることで、調整度合の強弱を変更することもできます。
また、オプションで別重量を用意することで、7g・7gを5g・5g、3g・3gなど重量を減らして行くとスイングバランスが軽くなり、9g・9g、11g・11gなど重量を増やして行くとスイングバランスが重くなります。
まとめ
初代ZシリーズのZ25ドライバーについて、ウェイトフィッティングシステムの仕組みと調整方法・調整例を解説しました。
調整機能は、ウェイトだけでなく、ロフト角・ライ角・フェース角を調整するQTSスリーブも搭載されていて、調整の自由度はかなり高くなっています。
両方の調整を駆使して、好みの弾道に調整することができます。
▼ロフト角の調整方法については、下記記事をご覧ください。