スリクソンのZX7ドライバーとZ785ドライバーについて、違いを解説します。
目次
ZX7ドライバーとZ785ドライバーの違い
左が2020年モデルのZX7ドライバー、右が2018年モデルのZ785ドライバーです。
シリーズ名がZからZXに変わっていますので、同じモデルと思いにくい名称ですが、ZX7ドライバーはZ785ドライバーの後継モデルです。
どちらのモデルも7のシリーズになりますので、低スピン・強弾道で操作性の高いドライバーです。
Z785ドライバーはウェイトが1つ、ZX7ドライバーは2つ搭載
ウェイトの搭載位置と個数に違いがあり、Z785はソール後方のヒール寄りに1つでしたが、ZX7はソール後方のヒールとトゥの両方に1つずつ搭載されています。
Z785ドライバーの方はヒール寄りに重量負荷を掛けることで、ボールのつかまりを高めた配置となっていて、ZX7ドライバーの方は左右に重量分配することで、慣性モーメントを高めた配置となっています。
ZX7ドライバーはドロー・フェードのウェイト調整が可能
ウェイトはネジ穴の形状に違いがありますが、ヘッドへの装着の点では互換性があります。
Z785ドライバーはウェイト重量を変えることでバランスを変更できます。
ZX7ドライバーの方はウェイトが右と左に1つずつのため、重量バランスを変えることで、ドロー寄り・フェード寄りに調整することができます。購入時で左右のウェイトは4gと8gで異なっていますので、オプション購入せずとも左右の入替で重心を変えることも可能です。
ZX7はシャフトにDiamanaを採用
ダンロップのゴルフクラブは、スリクソン、ゼクシオ共に自社製のシャフトとなっていて、スリクソンのZシリーズではMiyazakiシャフトでしたが、ZXシリーズではDiamanaシャフトが採用されています。
ZX7ドライバーのDiamana ZX60
フレックス | 調子 | 重さ | トルク |
---|---|---|---|
S | 中 | 55g | 5.4 |
SR | 中 | 52.5g | 5.5 |
Z785ドライバーのMiyazaki Mahana
フレックス | 調子 | 重さ | トルク |
---|---|---|---|
S | 中 | 51g | 5 |
SR | 中 | 49.5g | 5 |
R | 中 | 48g | 5 |
ZX7ドライバーは寛容性がアップ
投影、重心深度、左右方向の慣性モーメントは従来モデルよりもアップしています。
ZX7ドライバーの方が打点のブレに対する許容性が高くなっています。
ZX7ドライバーとZ785ドライバーのスペック比較
ZX7ドライバー
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:59.0°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.25インチ
- バランス:D2
- 標準シャフト:Diamana ZX 60
- クラブ重さ:309g(S)
Z785ドライバー
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:58.0°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.25インチ
- バランス:D2
- 標準シャフト:Miyazaki Mahana
- クラブ重さ:303g(S)
ZX7ドライバーとZ785ドライバーの試打・比較
ZX7ドライバー、Z785ドライバーを計測試打
しだるTVさんによるZX7ドライバー、Z785ドライバーの打ち比べ動画です。
松山英樹プロが使うのではないか?ということで、かつて松山英樹プロが使っていたスリクソン ZR-30ドライバー、キャロウェイ グレート ビッグバーサドライバーも合わせて試打されています。
実際は動画内で石井プロが予想されていた通り、ZX7ドライバーではなくZX5ドライバーを選択されています。いずれにしてもスリクソンとしては念願成就でしょう。
ZX5・ZX7とZ585・Z785を試打比較
マーク金井氏がZX5、ZX7、Z585、Z785の4本を試打されています。
ZX5とZ585の比較では、ZX5相当にやさしくなったとする一方、ZX7とZ785の比較については、大きな違いがないの具体的には述べられておらず、シャフトの違いを実際に感じて欲しいとのことです。