テーラーメイドの人気モデルであるMシリーズ。M5ドライバーやM6ドライバーなど、ニューモデルの登場により数がカウントアップされていきますが、そもそもMはどういう意味があるのかご存知ですか?
本投稿では「M」について取り上げます。
M5、M6の「M」は、何の略か?
M1、M2から始まり、現在はM5、M6まできているテーラーメイドの人気モデル、Mシリーズ。さて、M4、M6など数字にばかり目が行きがちですが、Mにも意味が込められています。
そもそもMシリーズとは
Mシリーズは2016年に発売されてモデルで、当初はM1、M2の二種類でした。翌年はM1、M2の2017年モデルが発売されています。
そして、2018年、M1、M2がモデル名として固定かと思いきや、それぞれの後継モデルとしてM3、M4が発売されました。
タイトリストでは、917D2、TS2や917D3、TS3といった具合に、最後の2、3はモデルとしての統一性を表した数字ですが、テーラーメイドでは異なることが分かります。
それを更に表すかのように、2019年はM3、M4の2019年モデルではなく、M5、M6が発売されました。
数字は奇数が上級者・アスリート、偶数がアベレージゴルファーを表している
テーラーメイドでの数字は、M1、M3、M5が上級者向けと言われていますので、奇数が上級者やアスリートゴルファー向けのモデルで、偶数がアベレージゴルファー向けとなっています。
ではM5、M6などの「M」はどういう意味があるのか?
さて残る「M」ですが、これはMulti Materialの頭文字で、複数の素材という意味です。
「Mシリーズの『M』は、Multi Material(マルチマテリアル=複数の素材)の頭文字です。チタンやグラファイトなど多様な素材を複合している構造を強くアピールしたいことから、このネーミングがつけられました」
引用:https://lesson.golfdigest.co.jp/gear/topics/article/68697/1/
ヘッドに複数の素材が使われ、軽量化・重量配分などが行われています。実際、M6ドライバーのヘッド素材はこのようになっています。
チタン+グラファイト・コンポジット・クラウン&ソール
なんのこっちゃと思ってしまうそうですが、要するに、
クラウンとソールは、チタンとグラファイトを組み合わせて作っています
ということになります。
実際にM6ドライバーではカーボン領域を増すことでヘッドの劇的な軽量化に成功しており、ソール後方に46gもの大重量のウェイト搭載が実現されています。当然ながらこれは慣性モーメントがアップしますので、打点のバラツキへの許容度が増し、やさしさがアップします。
出典:http://www.taylormadegolf.jp/m5-m6-drivers-jp.html
まとめ
テーラー名のMシリーズのネーミングについて、数字、Mそれぞれの意味に触れ、そして、最後はM6ドライバーを例に素材・設計、そして、実現される効果に辿り着きました。
ゴルフクラブって、奥が深いですね!
タイトリストの数字も意味があるので、別の機会に触れてみたいと思います。