PING ドライバーのロフト角・ライ角の調整機能(Trajectory Tuning)を徹底解説！G430・G425・G410・G400・G30などGシリーズの互換性は！？

PINGのGシリーズ（G430、G425、G410、G400、G、G30、G25）などに搭載されているロフト角・ライ角の調整機能（Trajectory Tuning）について取り上げます。

PINGのロフト角・ライ角の調整機能について
スリーブの種類
スリーブの設定値
スリーブの互換性

PINGのロフト角・ライ角の調整機能について

PINGのロフト角・ライ角調整機能は、ドライバー・フェアウェイウッド・ハイブリッドに搭載されています。

調整機能の名称は、G400では「Trajectory Tuning（トラジェクトリー・チューニング）」、G410では「Trajectory Tuning 2.0」と呼ばれています。それ以外のモデルでは、単に「ロフト調整機能」だったり、パーツ名も「アジャスタブルホーゼル」や「トラジェクトリーチューニングホーゼル」など統一感はないようです。

スリーブの種類

出典：pingfitting.jp

PINGで調整機能が搭載されたのは、2012年に発売のPING アンサードライバーが最初となります。

ロフト角・ライ角の調整を実現するスリーブは、その後、バージョンアップが繰り返され、現在までに3タイプのスリーブがあります。

モデル	ポジション数	ロフト角(ライ角)調整値	ロフト角	ライ角
ANSWER	3	-0.5、0、0.5	○	－
i25
G25
G30	5	-1.0、-0.6、0、0.6、1.0°	○	－
G
G400
G410	8	-1.5、-1.0、0、1.0、1.5° -1.0(Flat)、0(Flat)、1.0(Flat)	○	○
G425
G430

ポジションが3つ、5つのタイプは、ロフト角のみの調整機能となります。

ポジションが8つのタイプは、ロフト角のみの調整ポジション５つに加えて、ライ角をフラットにした状態でロフト角を調整した3つのポジションがあります。

調整幅も3つ、5つ、8つのタイプで異なっています。

スリーブの設定値

ポジションが３つのタイプ

出典：clubping.jp

ポジションが３つのタイプは、以下の3種類のドライバーです。

アンサードライバー（2012年）
G25ドライバー（2013年）
i25ドライバー（2014年）

ロフト角のセッティングは、ニュートラルを含めて３種類です。

セッティング	ロフト角
●	±0°
＋	＋0.5°
－	－0.5°

≫ G25ドライバーのロフト角調整機能を徹底解説！

ポジションが５つのタイプ

ポジションが５つのタイプは、以下の3種類のドライバーです。

G30ドライバー（2014・2015年）
Gドライバー（2016年）
G400ドライバー（2017・2018年）

ロフト角のセッティングは、ニュートラルを含めて５種類です。

セッティング	ロフト角
〇	±0°
╋	＋1.0°
＋	＋0.6°
－	－0.6°
━	－1.0°

≫ G30ドライバーのロフト角調整機能を徹底解説！

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ポジションが８つのタイプ

出典：ping.com

ポジションが８つのタイプは、以下の3種類のドライバーです。

G410ドライバー（2019年）
G425ドライバー（2020年）
G430ドライバー（2023年）

このタイプでは、ロフト角に加えてライ角の調整も行えます。ロフト角・ライ角のセッティングは、ニュートラルを含めて８種類あり、内３種類はライ角がフラットになっています。

設定	ロフト角	ライ角
〇	±0	ニュートラル
＋	＋1.0	ニュートラル
╋	＋1.5	ニュートラル
F＋	＋1.0	フラット
F・	±0	フラット
F－	ー1.0	フラット
━	ー1.5	ニュートラル
－	ー1.0	ニュートラル