アマチュアでスライサーの試打ユーチューバー、Pika golfさんにて、2020年のドライバーのランキングが発表されていますので、取り上げます。
試打動画はここ数年で増えていますが、多くがプロや上級者によるもので、実際にアマチュアが扱ったらどうなるかまでは、測れない面があります。
スライサーを公言されているPika golfさんの動画は貴重で、特に、スライスが治まるのかどうかは毎回、興味深いです。
アマチュアのスライサーが選ぶ、2020年のドライバーランキング
こちらがPika golfさんにて公開されている2020年ドライバーのランキング動画です。
根底にスライスが改善されるのかという視点がありますので、スライサーの方は必見の内容です。
お時間がたっぷりある方は、動画をゆっくりご覧ください。ランキング結果と内容だけ知りたい方は、下記にまとめてあります。
試打者によるドライバーのランキング!
まず、試打者によるランキングですが、ランキングの基準についてはスライス改善だけではなく、弾道の安定性、打音なども含めた総合評価になっています。
- 1位 テーラーメイド SIM MAX-Dドライバー
- 2位 PING G425 SFTドライバー
- 3位 タイトリスト TSi2ドライバー
- 4位 ブリヂストン ツアーB Xドライバー
- 5位 PING G425 MAXドライバー
- 6位 スリクソン ZX5ドライバー
- 7位 ヤマハ インプレス UD+2ドライバー 2021
- 8位 タイトリスト TSi3ドライバー
- 9位 スリクソン ZX7ドライバー
- 10位 キャロウェイ BIG BERTHAドライバー
- 11位 テーラーメイド SIMグローレドライバー
アスリート向けモデルのドロー仕様モデルの評価が高い
スライサーが評価するドライバーということで、アマチュアのスライサー向けに発売されているモデルが高評価になることを予想していましたが、結果は意外にも異なるものとなっています。
1~5位までは、アスリートが使うシリーズのドライバー、または、そのドローバイアス版です。特に1位のテーラーメイド SIM MAX-Dドライバー、2位のPING G425 SFTドライバーは、スライスがしっかり改善されていて、弾道も安定しています。
1位はテーラーメイド SIM MAX-Dドライバー
SIM MAX-Dドライバーは、スライス改善に加え、SIMの初速感があり、1位に選ばれています。
市場での評価としては、テーラーメイドのドライバーはフェード気味なため、Dタイプでようやくニュートラルになったと評される声が多いです。
ですが、アマチュアでスライスが出る方が使うと、しっかり改善効果が得られるのかもしれません。

2位はPING G425 SFTドライバー
2位に選ばれたG425 SFTドライバーは、スライス改善だけ見れば、これが1位とのことです。
難点はフィリングで、実際、動画から聞こえてくる打音は、ポカッ、ポカッという爽快感とは反対側にいる音が聞こえてきます。
もともとG425シリーズは全般的に直進性の高さが非常に評価されています。G425 SFTドライバーは、そのドローバイアスモデルということで、スライス改善と直進性に優れています。

アベレージゴルファー向けのスライス改善モデルは低評価
予想外だったのは、アベレージゴルファーのスライサー向けに大手メーカーがリリースしているドローバイアスのドライバーです。
11位はテーラーメイド SIMグローレ ドライバー
11位のテーラーメイド SIMグローレドライバーは、市場でもスライス改善の効果について、高評価の人と低評価の人に分かれていまして、筆者としても興味深いドライバーだと感じています。
ドローバイアスも、実装方法が何種類かありますので、合う人、合わない人が出るようです。

10位はキャロウェイ BIG BERTHA ドライバー
キャロウェイから「あばよ、スライス」という大胆なキャッチコピーで売り出されたモデルです。スライス改善のドライバーは、対象となるゴルファーの特徴から、深重心のモデルが殆どです。
ですが、BIG BERTHAドライバーは、浅重心で低スピンタイプというのが特徴的なドライバーです。
ただ、Pika golfさんにとってはスライスが改善されない結果となっています。

7位はヤマハ インプレス UD+2ドライバー 2021
7位となったヤマハ インプレス UD+2ドライバー(2021)は、同モデルの3代目です。
大きな重心角が、ヘッドがスクエアになりやすい重心設計ですが、慣性モーメントを大きくするためヘッド後方を重くしている点が、合わないのかもしれません。

まとめ
アマチュアのスライサーの試打により、2020年のおすすめドライバーについて、ランキング付けさている件について取り上げました。
ドローバイアスを謳ったアベレージゴルファー向けのドライバーが3本ありましたが、いずれもTOP5に入らず、予想外の結果となりました。
スライス改善の仕組みは1つではありませんし、複合となっているモデルも多々あります。
スライスを改善したい場合、やはり手に取ってみて、打ってみて、自分に合うかを確認されることが重要なようい思います。