テーラーメイドから2017年に発売のM2ドライバー。
何世代も前のモデルでありながら、今尚、ニューモデルがM2ドライバー 2019という名称で発売されています。
M2ドライバーの2017年版と2019年版は、どのような違いがあるのか取り上げます。
目次
テーラーメイドのM2ドライバーは3種類ある
テーラーメイドのM2ドライバーは、2016年に誕生したMシリーズのドライバーの1つです。
本記事で取り上げている2種類のM2ドライバーを含め、M2ドライバーは3種類あります。
左から、2016年モデル、2017年モデル、2019年モデルです。
2016年モデルは、Mシリーズが誕生した年で、M2ドライバーの初代モデルです。そして、翌年の2017年モデルは、M2ドライバーの2代目モデルです。2017年モデルは2016年モデルの後継となりますので、外観やテクノロジーなど全く異なるモデルです。
そして、注意が必要なのが2019年モデルです。M2ドライバー 2017と外観が同じですが、テーラーメイドの公式サイトでは、M2ドライバー 2019と紹介されていて、M2ドライバー 2017とは一線を画しているようにも感じられます。
M2ドライバー 2017と2019の違い
左がM2ドライバーの2017年モデル、右が2019年モデルです。
メーカーでは、後者を「M2ドライバー 2019」と記していまして、2017年モデルではないことを表しています。
発売価格は約1/3
テーラーメイドの公式サイトでのM2ドライバー 2019の発売価格は、21,890円(税抜き199,00)となっています。
2017年モデルは税抜きで63,000円でしたので、1/3以下ということになります。
今尚、使い続けているゴルファーがいるほどゴルファーからの評価が高いM2ドライバーは、税抜き2万円以下という驚きの安さになっています。
異なるのはシャフト
見過ごせないほど破格の安さのM2ドライバー 2019。当時の2017年モデルとどこが違うのか、気になってしまう方も少なくないと思います。
ヘッドについては、同じものとなりますので、搭載されているテクノロジー、形状、デザインは同じです。
シャフトは2017年モデルは日本用のものが採用されていましたが、2019年モデルはグローバルモデルとなっています。
- マルチマテリアル
- ジオコースティックデザイン
- スピードポケット
同じヘッドで値段が1/3というのは、嬉しい限りです。
なお、M2アイアンについては、同じようにM2アイアン 2019と言うモデルが存在しますが、ヘッドやホーゼルの形状・テクノロジーに違いがありますので、シャフト以外の違いも感じられるかもしれません。
https://driver.jpn.org/8409/m2%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%81%ae2019%e3%81%a82017%e3%81%ae%e9%81%95%e3%81%84%ef%bc%81%e3%83%86%e3%82%af%e3%83%8e%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%83%83%e3%82%af/
M2ドライバー 2017と2019のスペックの違い
ヘッドスペック
M2ドライバー 2017と2019のヘッドについては、ロフト角のラインナップに違いがあります。
2017年モデルでは、9.5°、10.5°の2種類ありましたが、2019年モデルでは10.5°のみの1スペックとなっています。
- ロフト角:9.5°、10.5°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
シャフトスペック
2017年モデルの方は、シャフトが2種類ありますが、2019年モデルの方は1種類です。
モデル | シャフト | フレックス | クラブ重量 | 長さ | バランス |
---|---|---|---|---|---|
2017年 | TM1-217 | S | 298g | 45.75 | D2 |
〃 | 〃 | SR | 296g | 45.75 | D2 |
〃 | 〃 | R | 293g | 45.75 | D2 |
〃 | FUBUKIV60 | S | 308g | 45.25 | D2 |
2019年 | TM Fujikura Pro XLR8 56 | S | 306g | 45.75 | D4 |
〃 | R | 302g | 45.75 | D4 |
2019年モデルはグローバルモデルのシャフトということで、日本仕様のものよりも重さ・硬さが感じられます。
USモデルを選ぶ際は、1スペックしたのフレックスを選択する方が多いと思いますので、SR、Sを使っていた方は、Rを選択すると良いように思います。
クラブの振りやすさ、ヘッドの重みを表すバランスが、2017年モデルではD2ですが、2019年モデルではD4となっています。
最新のSIM2シリーズのドライバーでも、日本仕様スペックではD2.5~D3に収まっていますので、M2ドライバー 2019はやや重量感があることが分かります。ちなみに、SIM2シリーズのUSモデルは、D4~D5となっています。
と、ここまで標準シャフトについて説明しましたが、M2ドライバーはカチャカチャ式が採用されていますので、既にテーラーメイドのドライバーをお持ちと言う場合は、シャフト交換という選択肢も考えられます。
▼シャフトの互換性・注意点については、下記記事に詳しくまとめてあります。
まとめ
テーラーメイドのM2ドライバーの2017年モデルと2019年モデルについて、違いを取り上げました。
アイアンの方はヘッドに違いがいくつかありますが、ドライバーの方は同じとなっています。
シャフトの選択がグローバルモデルということで、日本モデルとの違いがあるものの、最近のテーラーメイドのドライバーが手持ちにある場合は、シャフト交換で解決しそうです。