ゼクシオ12(トゥエルブ)アイアンとゼクシオ11(イレブン)アイアンの違いについて取り上げます。
目次
ゼクシオ12アイアンとゼクシオ11アイアン
左がゼクシオ12アイアン、右がゼクシオ11アイアンです。ゼクシオ11アイアンはゼクシオレギュラーシリーズの2020年モデルで、その2年後に発売となっているのがゼクシオ12アイアンです。
前作・後継の関係にありますので、ターゲットゴルファーは同じで、ヘッドスピードが落ちてきた方、アベレージゴルファー向けのクラブがやや重く感じられるようになった方などが挙げられます。
クラブ重量が軽いため、楽に振れます。クラブ特性として、つかまりが良く、球が上がりやすいため、スライスや弾道の低さに悩んでいる方にもオススメです。
シャフトはゼクシオ12アイアンの方がややソフト
材質 | フレックス | ゼクシオ12 | ゼクシオ11 | ||||
調子 | 重量 | トルク | 調子 | 重量 | トルク | ||
カーボン | S | 中 | 50g | 4 | 中 | 51g | 3.7 |
〃 | SR | 中 | 49g | 4 | 中 | 50g | 3.8 |
〃 | R | 中 | 47g | 4.1 | 中 | 48g | 3.9 |
〃 | R2 | 中 | 45g | 4.1 | 中 | 46g | 4 |
スチール | S | 中 | 87g | 3 | 中 | 88g | 3 |
〃 | R | 中 | 83g | 3.3 | 中 | 84g | 3.1 |
シャフトについては、カーボン、スチール共に、ゼクシオ12アイアンの方が1g軽量化されています。
トルクも総じて大きくなっていて、ゼクシオ12アイアンの方がやや柔らかくなっています。
とはいっても、数値的にもそう大きな変化はありませんので、殆ど感じられないぐらいの違いだと思います。
ゼクシオ12アイアンとゼクシオ11アイアンの試打・比較
ゼクシオ12とゼクシオ11の両アイアンを打ち比べされています。
飛距離や打ち出し角は、映像から見た印象も大きな違いが無いように見えますし、試打者もあまり変わらないという感想を述べられています。
打感については、ゼクシオ11アイアンの方が芯を外した感触が分かりやすいとのことなので、ゼクシオ12アイアンの方がスイートエリアが拡大しているということが言えそうです。
ただし、総評としては、そこまで大きな違いがないといった感想を述べられていますので、番手構成やロフト角・ライ角に変化がないことから、ゼクシオ11アイアンユーザーの方は、ゼクシオ12アイアンへ移行する意味合いは小さいように思います。
どちらもグースネックで安心感がある
FP値は、全ての番手で同じ値となっています。
見た目にもオフセットが大きく取られていて、はっきりとしたグースネックになっています。
構えた時にも、ボールがしっかりつかまるイメージが持てますし、実際にフェースが遅れて出てきますので、つかまりの良い強い弾道が出やすくなっています。
基本スペックは同じ
ゼクシオアイアンは、ここ数世代で少しづつストロングロフト化が進んできました。
しかし、ゼクシオ11アイアンとゼクシオ12アイアンではロフト角だけでなく、ロフト角、ライ角、バンス角、FP、長さにも変化はありません。
ここ数世代のゼクシオアイアンのロフト角は、ゼクシオ9から徐々にロフトが立ってきています。
モデル | 7番のロフト角 |
---|---|
ゼクシオ8 | 30° |
ゼクシオ9 | 30° |
ゼクシオ10 | 29° |
ゼクシオ11 | 28° |
ゼクシオ12 | 28° |
ロフトが立ってくることで、上方向よりも前方向へのエネルギー配分が高まりますので、飛距離性能のアップにつながります。
飛距離を伸ばしたいという方は、ゼクシオ10以前のモデルを使っている場合、ゼクシオ12ではロフトがストロングになっていますので、飛距離アップ効果が得られると思います。
まとめ
ゼクシオ12アイアンとゼクシオ11アイアンの違いについて、スペックや形状、実際に試打した情報からまとめました。
ゼクシオアイアンは、9~11代目まででストロングロフトに、10~11代目でカウンターバランスに変化していますので、こういった世代間では違いが感じやすいと思います。
11代目と12代目では、あまり大きな変化がありませんので、1世代での買い替えニーズとしては、あまり高くないように思います。
そう考えると、ゼクシオ11アイアンの方でマークダウン、中古の程度が良いものを探すと、かなりコスパの良い買い物となりそうです。
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