キャロウェイから発売のCBウェッジ 2023について、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
CBウェッジ 2023の特徴
マックダディCBウェッジの後継モデル
CBウェッジは、2020年に発売のマックダディCBウェッジの後継モデルです。
3年振りのリニューアルモデルで、名前にも付けられているキャビティバック(CB)は、今回も採用されていて、ウェッジの中では珍しく寛容性・やさしさが特徴のモデルとなっています。
フルスコアラインと面取りソールで多彩なショットに対応
前作同様、スコアラインはフルフェースで施されています。
そしてソールはキャビティ形状の効果もあってワイドソールになっていますが、今回のCBウェッジではリーディングエッジを面取りしてあって、より芝の上を滑りやすい形状になっています。
グラインドはフルソールの1種類ですが、フルフェーススコアラインと独特なワイドソール形状により、多彩なショットに対応しやすくなっています。
ウェッジでは初となるウレタン・マイクロスフィアを搭載
ヘッド素材は、前作では17-4ステンレススチールでしたが、今作ではより高強度で柔らかい431ステンレススチールを採用しています。
そして、アイアンではお馴染みの衝撃吸収性のあるウレタン・マイクロスフィアを、単品ウェッジとして初めて搭載しています。
これらの相乗効果により、ステンレス素材ながらもフィーリングの向上が図られています。
トゥの高さは抑えてある
同じフル溝でも、JAWS RAWウェッジと比べると、フェース面の形状には分かりやすい違いがあります。
JAWS RAWウェッジの方はハイトゥ形状になっていますが、CBウェッジはトゥの高さは抑えてあります。
ハイトゥの場合は、フェースを開いた場合に球を捉えやすい、重心高が高くなるといったメリットを感じられる方がいる一方、極端に尖った形状に違和感を感じられる方もいます。
ウェッジは特に繊細なショットが要求され、フィーリングが重視されますので、どちらの形状が良いかは、好みも重要になりそうです。
CBウェッジ 2023の試打・評価
CBウェッジとマックダディCBウェッジを比較・試打・評価
- ソールが厚いせいなのか、ヘッドの抜けが良くてやさしい。
- グリップは通常より1インチぐらい長く、寸胴で右手部分が太くなっているので、右手を使わないようにしているのかなと思う。
- 前作と比べると、ソールとグリップが違うが、そんなに大きな違いはなく、違和感なく打てる。CBウェッジの方が抜けが良く、やさしく打てる。
- ソールがしっかりあるので安心感がある。ダフっても滑ってくれる。
CBウェッジをプロがトラックマンで計測試打・評価
- ソールをボテッとあてて、やさしく打てるラインナップ。
- グリップが長い。
- 中にウレタン・マイクロスフィアが入っている。打感は良い。
- 色々な打ち方をしても、ソールが逃がしてくれて、打ちやすい。
- スピンを効かせるために速く振りたい人には向かないかも。
- 怖がらないで地面に向かって当てることができれば、クラブが仕事してくれるのを体感できる。
CBウェッジ 2023のスペック
クラブスペック
ロフト角 | バンス | 長さ | ライ角 |
---|---|---|---|
48 | 10 | 35.75 | 64 |
50 | 12 | 35.5 | 64 |
52 | 12 | 35.5 | 64 |
54 | 14 | 35.25 | 64 |
56 | 14 | 35.25 | 64 |
58 | 12 | 35 | 64 |
60 | 12 | 35 | 64 |
前作のマックダディCBウェッジは46°~60°まで8種類の番手がありましたが、今作のCBウェッジは48°からで1本少ない7種類となっています。
シャフト
標準シャフトは、N.S.PRO 950GH neo(S)とN.S.PRO Zelos 7(S)の2種類です。
CBウェッジ 2023の発売日・発売価格
RTX DEEP FORGEDウェッジの発売日は、2023年7月14日です。
シャフトはNSプロ 950GH neoとNSプロ Zelos 7の2種類あり、価格は1本27,500円です。